Wilma's Diary

2005年いきなり始まった認知症介護生活。その時々の思いを忘れないために,自分のために書き留めています。

◇◆◇ お知らせ ◇◆◇

2012年11月11日午前10時
義母は,息子である私の夫に見守られて
天国に旅立ちました。


老いの重荷は神の賜物
古びた心に、これで最後のみがきをかける
まことのふるさとへ行くために
おのれをこの世につなぐくさりを
少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事

今年も咲いたよ

2009-05-28 10:55:34 | misc
ほとんど手入れもしていないのに,今年もちゃんと咲いてくれました。我が家の唯一の花の咲く鉢植え。 昔実家にいた頃,まだ「ガーデニング」なんてことばが存在しなかった頃,いろんな種や苗を取り寄せたりして,「花屋で売っているけど,実際に咲いているところをみたことのない花」を咲かせることに挑戦してました。また,結婚してからも,野菜作りもしたし,ハーブを育てたりしてたけど,こっちへきてから,それどころではなくなって・・・で,植木鉢やコンテナがいくつかだけ。やり出すと,結構凝り性なので,多分これからも増やさないつもり。なので,一年に一度のお出ましの我が家のお花です。

コミュニケーション不足?

2009-05-27 11:49:14 | Wilmaの思い~介護

今日から3泊のショート。昨日は,朝行ったので,夜はパス。オットに駅で夕食を渡すパターン。そしてオットは義母宅お泊まり。義母のお泊まりの荷物の用意だけして,朝の支度,朝食を済ませたら出勤。ほどなくお迎えに来てくださるという算段。お迎えの方は,雨戸を閉める程度で,連れて行っていただくだけなので,水曜日の送り出しはノータッチでもモンダイないはず・・・と思いきや・・・

義母が到着したであろう10時頃,ケアマネさんから電話。荷物の中に薬が入っていなかったと。「取りに行きましょうか」と言って下さったけれど,そこまでしていただいては申し訳ない。私が持って行けない事情があれば別だけど,今日は午後ボランティアに出かけるだけ。ボランティアの事務所と実家&ホームは「ついで」といえるほどの距離ではないけれど,私の家から私が出かけるということからすれば,十分「ついで」とも言えるので,「出かけるついでがあるので,夕方までにお持ちします」と返事した。

実は今朝8時頃出勤前のオットから電話があった。
「おかぁちゃんの荷物はどうしたらええの?」と。
多分来るだろうなと思っていたら案の定・・・
昨夜夕食を渡したときには別件で伝えることがあったというのもあるけれど,
敢えて何も言わなかった。
「すでに何度もやってきたことだから,それくらいわかってるでしょ!」というつもりで。
だけど,やっぱり,だった。
「スカートとスリップがホームにあるはずだから,
ネグリジェと上着(セーターとかTシャツ)1枚あればいい」
とだけ言った。
薬のことは,言い忘れた。
だけど,私にすれば,
「言わずもがな」
でもあったのだけど。



で,ボランティアの帰り,実家に寄って薬を取って,ホームへ行った。ちょうど夕食を食べているところで,スタッフの机には,みなさんのそれぞれの薬が並んでいた。あぁ大変だ。やはり,一包ずつの名前入りは必要だ。

夜,オットが帰ってきて,
「薬を忘れたでしょ?」とチクリと言ったら
「え?なんのこと?」

彼は,薬も着替えと同じくホームに置いてもらっていると思っていたらしい。確かに,この前,早い目に受診したので,前の薬が残っているところに新しい薬が来て,2袋になったことがあり,一袋がホームにあったことがあった。しかし,ショートから帰ってくるときには,薬も一緒に返してくださるのだ。義母の薬は夕食後だけなので(婦人科の抗生剤はもう終わった),通いの日は必要ない。また,いつも必要分だけ(3泊なら3日分というように)預けるのではなく,袋ごと預けるのだけれど,オットは,適当に分けて,ホームと家においてあると思っていたと言うのだ。

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ちょっとしたことだけれど,
家族間でのコミュニケーション不足,
理解の仕方の違い・温度差・・・
そして,ホームの側も,複数のスタッフの対応・・・
ルールとかマニュアルとかでがんじがらめになるのもいやだけど,
いろいろ難しいわ~。
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そう言えば・・・今回の婦人科受診の件,義妹には伝わっているのだろうか。
水曜日は,義妹がホームに義母を訪ねてくることになっている。
先週水曜日,初めて受診した日なのであるが,
彼女が来たとき,応対したスタッフは,そのことを義妹に伝えたのだろうか。
ケアマネ以外のスタッフは,
キーパーソンである我々以外には
伝えてはいけないのかもしれないし,
もしかしたら,彼女が尋ねてくる夜間のスタッフは,
詳しい状況は知らないのかもしれない。
だとしたら,
我々から彼女に伝えなければいけないのかもしれないけれど,
オットが連絡したとは思えない。

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う~ん。
何もかも一人で抱えている介護者や
理解の得られないきょうだいや親戚がかえってモンダイという方々からすれば,
「なにを贅沢言ってる!」
と言われそうだけど,
それなりに悩みは尽きないのでありまする~


2日連続の・・・

2009-05-26 14:19:14 | 本日の送り出し

パンツの中は,Wilmaの心は

昨夜あまり眠れなかったので,今朝はちょっと寝坊をした。それでも大急ぎで出かけ,9時20分頃到着。火曜日は,朝はお任せ,というつもりだったけれど,先週の苦い経験(結局1日縛られた)があったし,昨日の朝のこともあるので,やっぱり朝は行った方が何かと楽,と思うようになったのだ。

昨日と同じく,部屋から出ていない様子だが,
また例の臭い
昨日はホームでも夕方排便があったということだったので,
もう今日は大丈夫だろうと思っていたのだけれど・・・
だけど,目は開いていたようで,機嫌も良さそうだ。
今日はちゃんと顔<も>拭いてあげようと,タオルを用意しているうちに,
自ら起き出して着替え始めていた。
だけど,スリップはそのままだったので,
ウンチがついていたり濡れている可能性が高く,替えさせたい。
脱いであったネグリジェもほとんど汚れてはいないみたいだったけれど,
パンツの中を覗くと,やっぱり!
だけど,せっかく着替えたのを取りかえさせるのは
なんだか意欲をそぐようで
かわいそうだったので,
「今日は新しい服を買ってきたからちょっと着てみようか」と言って,脱がせ,
下着だけ取り替えた。

新しい服というのは本当で,
先日,12000円もするかわいいカットソーを買ってあげたのだ。
定額給付金もあるけど,
いつもお中元・お歳暮にギフトカードを送って下さる方がいて,
それがかなり貯まっているので,
たまにはいいかとはりこんだのだ。

だけど,ウンちゃんがついたままの義母に,
12000円を着せるわけにはいきませぬ!
そこで,とりあえず,新しい服を見せてから,
「せっかくさら(=新しい)のかわいいのを着るんやから,お尻もきれいにしとこう」
と言って,
昨日と同じように立たせた勢いでお風呂場に誘導して
(浴室に行く途中にパンを見つけて一口食べていたけど,お尻の不快感はないのかなぁ)
洗い流した。

そして,やっと12000円を着せてみると,サイズもぴったりで,
なかなか良く似合う。
白地に,小さなわんちゃんのイラストが無数に描かれた
襟付きのポロシャツ風のカットソー。
鏡を見せて「どう?気に入った?」と聞くと,
「こんなものは,人がほめてくれたらそれでいいんや。
どうせ自分では見えんのやから」

ヘリクツを返すが,
まんざらでもなさそう。


義母にコーヒーを入れてパンを食べさせている間に,洗濯物をまとめてお通いバッグに放り込む。っと,ピンポーンが鳴った。

昨日より少し遅いけれど,早い目のお迎え。今日も残りのパンをホームで食べさせることにして,さっそくお出かけモードに。連絡ノートに排便のことと洗濯物リストだけ大急ぎで書いてお渡しする。先週灯りかけた黄信号は青信号に変わったようで,昨日,今日ともに,条件反射的に出ていってくれた。

今日は,ここで夕食のスープ(カブときのこのスープ)だけ作っておこうと,材料を持ってきた。義母が出かけていって,さてとりかかろうとしたところが,肝心のカブを忘れてきたことに気づいた。せっかく,ベーコンやバター,スープの素などこまごましたものまで用意周到に準備したつもりだったのに~~。しかたないので,もうさっさと家に帰った。が,バスや電車の連絡が悪く,結局家に着いたら11時半を回っていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも, 先週のように,
昼前に「布団を干しましたから」と電話があって,
「取り入れに行かなくちゃ」と縛られた思いをするよりはすっきりしていい。
それに,昨日,今日連続でのベンベン処理も,
あまり手こずらずに出来たし,
これまでのお昼をはさんで5時間ほどの奉仕に比べれば,
よしとしなければ。

さぁ昼からは,昨夜の睡眠不足を補うべく昼寝でもしよう・・・
と思いながら,これ書いてます~~


顔<お尻

2009-05-25 13:48:41 | 本日の送り出し

パンツの中は,Wilmaの心は

今日は,一本早いバスに乗れたので,9時前に実家到着。家にそっと入ると,義母の寝ている部屋の戸は閉まったままで,台所のテーブルのパンもそのまま。昨夜から一歩も出ていない模様。よしよし・・・


そっと戸を開けて,蛍光灯をつけながら,「おはよ~」
ん?何か臭うぞ。
と,蛍光灯に照らされた床を見ると,ウンチ汚れが!
しかし,あいさつを返す義母の機嫌は悪くない。
「さぁて,起きようか」
(私自身が覚悟を決めて)
掛け布団をはがして上半身を起こして,抱きつかせて立ち上がらせる。
ネグリジェはめくれ上がっていたせいか汚れていないが,シーツが汚れている。
ここでパンツを脱がせるとえらいことになりそうだったので,
「うんちが出てるから,お風呂場できれいにしようか」
といきなり,まんま言うと,
意外なことに素直に応じた。
手を引いて風呂場までつれていき,
そこでパンツを脱がせると,
あちゃ~大量の土石流
思わず「汚いわ~」というと
「そら汚いよ~」と自分でも認める。

今日は非常に素直に動いてくれて,
「あっち向いて」「こっち向いて」と言うと
その通りにしてくれたので,
さささっと洗い流すことができた。
またまた,シャワーを差して「これは誰がつけた?」と聞くので,
「Boo(オット)ちゃんがガス屋さんに頼んでつけてくれたんよ」と言うと,
「へぇ~,Booもたまには役にたつなぁ」 オイオイ

きれいになって,風呂場から出てバスタオルで拭いていると,まだ臭う。
?と思っていると
義母も「なんや臭いなぁ」と言う。
何でかな?ときょろきょろ見回していたら,
なんと,義母の手が汚れていたのだった。
爪の中までウンチが・・・
とりあえず,パンツと下着を着せて,
今度は手を洗う。爪の中は,掃除用の古歯ブラシで洗い,
最後は,キレイキレイの泡の消毒液で消毒。

以上で完了!

私は,洗濯に取りかかり,義母は朝ご飯。

まだ9時半。

今日は早く来てよかったと思いながら連絡ノートの記入をしようと開けた途端,
ピンポーン。いつになく早いお迎え。私は,お風呂場で洗濯を続け,お迎えの2人に義母は任せる。まだパンが半分くらい残っていたので,朝の薬もあるので,続きはホームに行ってから食べさて頂くことに。「洗濯物を持っていきましょうか」と言って下さったけど,ウンチ汚れのはもう下洗いを始めたところだったし,一度に全部洗えそうだったので,丁重にお断り。義母を「運び出し」てもらっている間に,連絡ノートに記入し,6月の予定(希望)表とともにお渡しして,行ってらっしゃい私は洗濯物を干してから,途中買い物をして,家に帰った。


    ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

同じベンベンでも2月17日に比べて,
今日はなんと楽に始末出来たことか!
じっと動かずに,余計なことはしていなかったので,
被害が最小限に食い止められたというのもあるけれど,
本人の機嫌がよくある意味しっかりしていて,
お風呂場まで難なく誘導でき,
素直に指示に応じてくれたのが大きい。
そしてやっぱりシャワー。
こんなんだったら,
<喜んで>とまでは言えずとも,
そんなに苦にはならない。

家に帰る途中,ふと気づいた。
今日はバスタオルしか洗ってないなあと。
いつも朝は,
タオルを絞ってビニール袋に入れ,レンジでチンして蒸しタオルを作り,
義母の顔を拭いてあげるのだけれど,
今日は,いきなりベンベンの方に意識が集中し,
顔のことはすっかり忘れていた。

まぁ,お顔よりお尻の方が大事だものね!


婦人科2回目受診

2009-05-22 19:42:04 | 義母

今日の夕方,婦人科の2度目の受診ということになり,保険証を持って直接現地へ出向いた。約束の時間ギリギリに到着したが,本人達はまだ来ていない。駅前の医療モールの中にあるクリニックであるが,明るくとてもきれいだ。スリッパもいちいち消毒されるみたいで,自動販売機みたいな機械からボタンを押して取り出すようになっている。しばらくすると,No.2が車椅子に義母を乗せてやってきた。前回の領収証や診察券,受診記録を私に渡してすぐに,車を駐車場に置きに行かれた。診察券と保険証を受付に出すと,すぐに呼ばれて診察室へ。

本人は自分が今どこにいるのか全く理解していない。パンツを脱がせて,診察台に座らせる。診察台がかなり高く上げられ,(足を広げられて)恐がったり,暴れたりしないかとヒヤヒヤしたが,おとなしくしていた。医師が管のついた注射器様のもので,膿を吸引し,生理食塩水で洗浄。最後にイソジンで消毒。3分とかからない処置であったが,「痛い!」「そんなところかき回したら痛い!」と2,3度声をあげ,足をちょっとばたつかせた程度で,無事終了。一応最初は,例のカーテンも引いてあったけれど,途中で開けられてしまった。少々の恐怖感は抱いたかもしれないけれど,羞恥心めいたものはなかったような・・・それ以前に,何のために,何をされているのか全然理解していないという感じ。そして,診察室を出て車椅子に乗せられた頃には,すべて忘れていたような印象を受けた。

医師からの説明によると,老化により子宮が栄養失調状態(ホルモン不足)になり,抵抗力が低下し,ちょっとのことで,炎症を起こし膿がたまったということらしい。普通の人でも痛みなどの自覚症状はほとんどなく,おりものがあったり臭いで気づく程度だそうだ。私も,最近,シーツの汚れが,尿の汚れだけでなく,茶色く輪ジミになっているのは気づいていたけれど,便のせいかなぁくらいにしか思っていなかった。また臭いには気づかなかった。だけど,ホームでのこまめなケアにより,サインを見落とさずに受診の運びとなり大事に至らずに済んで本当によかった。もし,万が一,自分たちだけで面倒を見ていて,こういう事態になったとしても,以前の中耳炎とは違って,ちょっとデリケートなことだから,どうすればよいか悩んだだろうな。自分のことでも婦人科って敷居が高いのに,ましてや認知症の義母を受診させるなんて,どこの婦人科に行けばいいかなんて皆目見当もつかない。今回は,ホームの母体が薬局であるところから,この婦人科を紹介してもらったらしく,一般の診療時間の前に診て下さるなど,うまい具合に対応していただけたのも本当にありがたかった。

しかし,この産婦人科,分娩はやっていないものの,それ相応の年齢の人をターゲットにしているというか,少なくとも,80歳を越えたバアさん(しかも認知症)がくることは想定していないらしく,バリアフリーになっていない。一昨日はTさんとケアマネさんが連れて来て下さったのだが,そのときには車椅子ごと入らないでと言われたみたいだ。ところが,そのことが今日の付き添いNO.2に伝わっていなくて,彼女は来るなり,車椅子ごと待合室に乗り入れてしまった。あとで,ケアマネが連絡を取った際に,おしかりを受けたとのこと。そう言えば,スリッパがあんな抗菌仕様になっているのだから,外から車椅子が入ってくるなど言語道断なわけだ!

一昨日頂いた薬は,抗生剤5日分とホルモン剤2週間分。一昨日から比べると,ほとんど膿も出ていなくてきれいになっているとのことで,抗生剤をきちんと飲めばもう大丈夫とのこと。次回は,ホルモン剤がなくなる頃,状態をチェックしましょうということになった。

私が医師の説明を聞いたり精算している間,車椅子の義母とNO.2は外に追い出されて待っていた。帰りは,私もいっしょに車に乗ってホームに行った。ケアマネさんに今日の報告をし,次回のことなどお願いして,夕食までのしばらくの間,あまり機嫌の良くない義母の相手をしてから帰った。


今度は婦人科

2009-05-20 18:10:45 | 義母

夕方近く,拡大教科書づくりのボランティアの事務所にいるとき,ケアマネさんから電話があった。

ここ何日間か,パッドや紙Pに茶色いおりもののようなものが付着しているのが気になるので,医者に連れて行こうかと思うのだが,どうでしょう?という相談。今日から3日間お泊まりで預かっていただいているので,明日でもいいけれど,かかりつけ医は明日の夜は診察がないので,やはり今夜お願いすることにする。本人は,若干元気がないようではあるけれど,特にどうということはないらしい。

しばらくして再び電話。かかりつけ医は内科循環器科なので,相談したところやはり婦人科で診てもらってくれということで,近所の産婦人科に来ているとのこと。診察が終わったらまた連絡すると言ってすぐに切れた。

またしばらくして,結果報告の電話。子宮に膿がたまっていたらしい。洗浄し,抗生剤を処方されて,様子を見ましょうということだ。ホームの方でもその産婦人科は初めての利用であったそうだが,感じの良い先生だったとのことで,子宮頸ガンの検査もしてくださったらしい。今度は体ガンのほうも調べましょうということになっているとのことで,2,3日後に再び洗浄に来るように言われたようだ。そのときまでに保険証など持って行かなくてはいけないので,次回の診察には付きそうつもり。

先日からの発熱などは,それが原因であったのか尋ねたら,やはりそうではないかと言われたとのこと。健康管理表の排便欄に,「便付着」とあったのも,便ではなく,おりもの(膿)であったと思われる。私も,ちょっと気にはなっていたけれど,排便後の始末がちゃんとできていなくて,汚れているのかなぁと軽く考えていた。臭いも気にならなかった。以前中耳炎が悪化して,膿が出てきたときは,まず,臭いが気になった。最初は何の臭いかわからなくて,自分で髪に何か古くなった整髪剤でも付けたのだろうかとかとか,シャンプーしたときのすすぎが十分でなかったのだろうかといろいろ想像したのだけれど,ある時お風呂に入れているときに耳から臭っていることがわかった。それで,耳鼻科に連れて行ったら,案の定中耳炎で膿が出ていたのだ。そのときも何度か通って洗浄してもらって,抗生剤を飲んだら,途端に良くなり,同時に頭もはっきりした感じで,耳がスッとして,抗生剤が脳にも効いたのかも~なんて言っていたのだけれど,今回はそんなことになっていたなんて・・・どういう原因で,いつからそうなったというのはわからないけれど,大事に至る前に,受診させていただいて,本当にありがたい。

本人は痛みとか異常は感じなかったのだろうか。よっぽどの痛みなら訴えることもあったかもしれないけれど,ちょっとした違和感とかなら,訴えようもないのだろうなぁ・・・しょっちゅう怪我するけれど,すぐにきれいに治ってしまうすごい回復力を持っている義母。それに,いわゆる内臓(循環器や消化器)は少しの高血圧と高コレステロールはあるものの年齢のわりには全くの健康体の義母。認知症の方が病気になると本当にやっかいだという話はよく聞くが,それに関しては,「関係ない」と思っていた。しかし思わぬことが起こっていたのだ。いくら健康であっても,80歳を越えた老人,いつ何が起こるか,油断は禁物。

それにしても,婦人科の診察・治療,いやがらずに受けられたみたいだけれど,もし,このホームのお世話になっていなかったら,どうなっていたことか,と改めてそのありがたみをかみしめた。


丸投げしても解放されない

2009-05-19 17:10:18 | 本日の送り出し

丸投げはしたものの,10時半頃布団を干したとの電話があって,取り入れに行かなきゃという呪縛にかられる。今日はもともと,夜に夕食を持って車で出かけるつもりではあったけれど,布団を取り入れるなら夕方までに行かなきゃ~。

今夜のメニューは簡単にゆで鶏を使った親子丼,それに,野菜料理と,サツマイモ豚汁。で,家で午後3時くらいからお浸しなど簡単な料理を2品作り,その他の材料や,オットの着替えを用意して,車で4時頃出発した。本当なら布団は2時頃には取り入れた方がよいのはわかっているけれど,仕方がない。

4時45分頃到着し,とりあえず,布団を入れて,電気ポットにお湯を沸かし,台所をちょっと片付けて,URへ。米を水に浸して,パンなどを買いに出かけた。6時頃戻ってきて,炊飯器にスイッチを入れ,まずは豚汁を作る。そして,親子丼の煮汁を作り,タマネギを煮始めたのだけれど,丼物はやっぱり,食べる直前の方がいいよね~なんて思いつき,家に行ってから仕上げることにした。それで,タマネギに火が入ったところに,すでにゆでてある鶏肉を一口大に切った物を放り入れて暖まったところで,適当なコンテナに移す。卵もすでに割っていたので,あわてて密閉容器に入れる。三つ葉をざくざく切って,これもプラスチックへ
。炊きあがったご飯もまたプラスティックの入れ物に入れ,豚汁は,取っ手の取れるなべに移し替え,蓋をする。さらに,親子丼用のなべもバッグにつっこみ,その他パンやヨーグルトなど朝の用意もして,車に積んで,再び家へ。

そのときすでに7時を過ぎていた。さっそく,1/3ずつなべに煮汁を入れて煮立たせる。その間に,ご飯を盛り,その他のおかずをお皿に盛りつける。煮立ったところで,卵を(これまた3人分まとめて割ってきたので,1/3ずつ)入れて三つ葉を散らして蓋をし,半熟状態になったところで,ご飯にかける。これを3回。簡単なようで結構時間がかかる。そうこうするうちにオットが到着。3人分出来て,全部用意が出来て,一息ついたところで,義母が帰ってきた。若い男性スタッフが送ってきてくれた。朝持っていった洗濯物も一緒に帰ってきた。

そして夕食。心なしか義母は元気がない。食事も,あまり進まない。義母は,丼ものなど上に物が乗っている食べ物は,上のトッピングだけ先に食べてしまう。今日もいつもの通りで,ご飯だけが残ってしまい,その他のおかずもあまり手を付けずじまいで,横になってぬいぐるみと遊び始めてしまった。2,3度起こして,一口二口食べさせたけれど,食欲があまりないと見えて,すぐに横になってしまう。大好きなはずの豚汁のサツマイモも残ったまま。「おいもさんが残ってるよ」と言っても,「いもごときに「お」やら「さん」はつけんでもええ」とか言って笑う。だけど,結局それももう食べる気がなさそうで,片付けた。薬といっしょに一口くずまんじゅうを出すと,それだけは喜んで食べてくれたけれど,なんか元気がない感じ。

私が後片付けをしている間にオットが布団を敷き,お休み準備。洗い物が終わったところで,着替えに参戦。トイレに誘導するも,拒否するので,先に口をすすがせ(歯がないので歯磨きはナシ),再びトイレに連れて行く。やっとのことで入っていったが,結局トイレの窓を開けたり閉めたりしただけで,用は足さずに出てきた。仕方ないので,そのまま布団に入れ,明日からのお泊まりの荷物を用意して,私は帰ることに。いつもより30分くらい遅く,さらに,URに寄って後片付けをして家に帰ったら,11時前だった。

結局なんだかんだ言って,
3時からカウントすると8時間の拘束。
今日は食事の準備を3段階に分けてやったことが一番のロスであった。
しかし,気分的には,朝の電話の時から約12時間束縛された感じ。

こんなことなら,

朝ぱっと出かけて,
昼頃帰ってきて,
夕食は夕食で自分の家で全部作って
持っていった方が楽なのかもしれないなぁ。


朝から丸投げ

2009-05-19 16:13:25 | 小規模多機能ホーム

今週から基本のパターン。つまり,今日火曜日は通いで,夜オットが泊まり,水曜日から3泊のショート。そして,今日は久々に朝はお任せすることに。先日の2日間連続の送り出しが,イマイチだったので,腰が引けているというのも正直なところ。

でも,それとは別に,この際,もう一度家族の居ないときのお迎え時のことをきちんとお願いしたかったというのもある。 利用を始めて3か月経って,ホームのスタッフとの連携プレイ(^_^;)の再確認も必要だと思い,その第一弾として連絡ノートを通してきちんとコミュニケーションを取れるようにしたつもり。連絡ノート等を通じて私が知りたかったことは3つ。入浴の有無,排便の有無,そして,我々家族がいない時のお迎え時の様子。最初の2点は健康管理表のコピーを頂くことでわかるようになった。しかし,3点目については,ノートに記入して欲しいということはまだちゃんと伝えていなかったし,それ以前に,4月7日の日記に書いたように,朝のお迎え時のことを事細かにお願いしないと,いつまで経っても私のストレスが解消しないと思ったのだ。 それで,昨日,朝のことを事細かに書いて,送ってきて下さったスタッフにオットから渡してもらった。そしたら,すぐにケアマネさんから電話がかかってきて,さっそく明日からちゃんとするようにしますとのことだった。

お願いしたこと
寝具 
シーツが濡れていることが多いのはもちろんだけれど,
濡れた敷き布団に掛け布団が直接触れて濡れていることが多いので,
よくチェックして,濡れていたらカバーをはずして干してほしい。
その場合は,連絡下されば,適当な時間に取り入れに行きます。
(敷き布団の方は,シーツの下にペットシーツや防水シーツを敷いてあるので,
布団まで濡れることは滅多にない。)

着替え
 ネグリジェが濡れているということは,
下着も濡れているので,必ず下着は朝着替えさせてください。

雨戸 
布団干しなどで,雨戸を開ける必要があれば
開けてもらってそのままでいいですが,
そのときの状況で開けても開けなくてもどちらでもいいです。
(最初は開けて欲しいと言っていましたが。)



そして,今朝。特に用事はなかったのだけれど,家でじっとしていた。そしたら,10時半ごろケアマネさんから電話があり,「パンは食べてあったようで空き袋がありました。布団が濡れていたので干しました。」との報告とともに,やはり,スタッフは,連れ出すことに必死なようで,家の中の後始末のことまでなかなか手が回らない様子だと言われた。やっぱりなぁ。

だって,私が行くときは,9時過ぎに着いて,起こして着替えさせて朝ご飯を食べさせて・・・お迎えを待って送り出し,布団を干したり片付けたりして,おまけに洗濯までしていたら,2時間はゆうにかかってしまうのだ。それを,お迎えを兼ねたスタッフが(洗濯はしないで,しかも2人でやろうとしても),30分以内に出来るとは思えない。布団干しなど物を相手の仕事自体はできるとは思うけれど,義母相手のことはそう簡単にはいかないのである。

きっと火曜日は,ホーム側にとっては,魔の火曜日となり,その日うちの担当に当たったスタッフは気の毒だとは思う。私も決して,行けないわけではないので,出来るだけ協力はするつもりではあるけれど,丸ごと見てくれるという小規模多機能ホームには,その方向で動いてもらえることを期待したいので,敢えて週に1回程度は,朝の丸投げを続けてみようと思うのだ。


黄信号

2009-05-16 15:48:55 | 本日の送り出し

今月は,何かと週末に我々の都合で,泊まりをお願いすることになっていて,今日から2泊の泊まりに出かけた。そういうわけで,今週は,昨日と今日の2日朝の送り出しをした。

昨日は,平日で当然のことながら,私が一人で行った。目は開けていたけれど,昨夜からずっと布団の中に居たようで,家の中は乱れていなかった。機嫌良く起き出して,着替え,朝食もちゃんと取った。昨日から,連絡ノートや洗濯物等のやりとりについて,ホームの方とちゃんとコミュニケーションが取れるようになったので,今日は,シーツの他,タオルケットなども洗濯をお願いすることにして,バッグに入れ,義母が朝食を食べている間に,連絡ノートも記入した。そして,ピンポーン。

月曜日によくお迎えに来られるKさんと,ホームでしかお目にかかったことのないスタッフと2人でのお迎え。Kさんが荷物を車に載せて,初めての方が家に入って,義母にあいさつ。ピンポーンがなったときに,義母自ら対応するために立って玄関まで出ていかなかった上に,家では顔を合わせるのが初めての方だったので,「出かけるモード」にはならなかったようだ。それで,私が後ろに回って,脇を抱えて無理矢理立たせる。考えるスキを与えずほいほいと連れ出すことがやっとうまく行くようになってきたのだけれど,今日はちょっともたついた感じ。玄関の上がりがまちに車椅子をつけて,後ろ向きにしてお尻を下ろさせて座らせ,ソックスと靴を履かせて,車まで運び出してもらう。いやがって抵抗するわけではないけれど,こっちの気持ちがなんとなく晴れ晴れしない。玄関の中から,戸を閉めながら「お願いします」というのがやっと。


そして,今日は土曜日なので,オットと2人で出かけた。昨日と同じく,朝食も食べていなくて,布団に入っていた。昨日と違うのは,トイレに行ったらしく,床がちょっと濡れていて,トイレが流してなかった。今日もシーツやネグリジェの洗濯が必要で,お願いしようかと思ったのだけれど,土曜日なので,時間はあるから家ですることにした。朝食を済ませて,テレビを見ていたら,再びKさんがお迎え。今日は1人で来られた。私としてはオットが居るので心強いのだけれど,やっぱり昨日と同じような感じで,「出かけるモード」に切り替わらない。そこで,オットがむりやり引き上げて立たせようとしたのだけれど,足を床に着けようとせず,宙ぶらりん状態。さすがのオットも重くて悲鳴を上げている。わたしが後ろから抱えてもなかなか足をつけようとしないのだ。やっとのことで玄関まで連れて行って,車椅子に乗せ,なんとか車に乗り込ませた。オットは車の所まで出て見送ってたけど,うーん,どうも曇りがちなこの2日間。

とにかく行ってくれたので,もう帰ってもいいわけなのだけれど,洗濯物が・・・月曜日の夜まで来ないので,干したまま帰るわけにもいかず,おまけに今日は天気がイマイチ。やっぱりお願いしたらよかったと後悔。今日は私は午後出かける用事があるのだけれど,ここ数日熱はないものの風邪でのど鼻の調子が悪く,昼までに時間があったので医者に行くことにした。結構混んでいて,家に戻ると昼前だった。しかし,まだ洗濯物の乾きがイマイチ。で,先に食事に出かけ,ここへ戻ってきて取り入れ,戸締まりして帰ろうということに。果たして,午後1時頃戻ってきたら,なんとか家の中で広げておける程度には乾いていたので,戸締まりをして,私は出かけ,オットは家に帰った。


連絡ノートその後

2009-05-14 21:11:53 | 小規模多機能ホーム

3泊のお泊まりからご帰還。またまた微熱が出たりしたようで,ちょっと元気がなかったらしい(オットの報告)が,今日はおやつの時間にたこ焼きパーティーがあったとかで,美味しく食べていたとか。食欲があるならまぁいいか~。義母より私の方が今日は調子がよろしくない。日曜日からのどが痛くて,今日は夕方買い物に出かけた途端,鼻がグスグスしはじめ,ティッシュが手放せない。

さて,先日,ホームに提案した,タグ付きお通いバッグと連絡ノートであるけれど,ホームの方で早速ノートとそれを入れるファスナー付きケースを用意して下さった。ノートには,私が先日入れておいたメモとルーズリーフのノートがはり付けてあった。そして,その続きにケアマネさんからのお詫び(本当ならこちら(ホーム)の方で用意しなければいけなかったのに,遅くなり申し訳ない)とメッセージ,担当者による本日の様子,洗濯物についてのコメントが書かれていた。そして,ホームでつけている健康管理表のコピーを入れて下さった。体温・血圧等のバイタルチェックの結果,排せつ記録,食事・水分摂取,入浴等の記録がつけられているものである。これらで,ホームでの様子が手に取るようにわかるかといえばそんなことはもちろんないけれど,最低必要な情報は得られる。また,ホームにすれば,(私がウルサイ家族と思われてることはないだろうけど),こういうのを出しておけば一応の説明責任は果たしたことになるのだろうな。

家では,血圧計るのもいやがるし,体温も普通の体温計ではなかなかちゃんと計らせてもらえないけれど,薬と同じく,「他の人もやっている」効果は大きい。


初めてのパターン Wilma編

2009-05-12 16:36:44 | Wilmaの思い~介護

5月1日に同じタイトルで書いたけど,今日は,私の行動の初パターン。

1つ前の記事↓と同じ日のこと。

家から駅までは,バスで10分ほどだけど,片道230円もする。歩くと30分。自転車だと12,3分。以前は,義母のところに通うのに,かなりの割合でチャリを使っていたが,この冬はほとんど使わなかった。寒さもあるけど,要はしんどいのである。駅までチャリンコで行くと,「行きはよいよい」で,帰りはだらだら上りが多く,家のそばにだめ押しの坂があるのだ。

駅の周辺には,スーパーの他,大手デパートの支店が入ったショッピングセンターもある。そのデパートは地下がなく,1Fが食品売り場。デパ地下が1Fなのだ。野菜がスーパー並に安くて豊富。そして,一応一通りのブランドのケーキや和菓子の売り場があって,総菜売り場もまぁまぁの品揃え。でも,このデパートとスーパーと家と駅とバス乗り場と自転車置き場の位置関係の都合で,バスで行くとちょっと行きづらいので,バスに乗ることが多い最近は足が遠のき,むしろ,反対方向にあるスーパーの方をよく利用している。
そして,今日は,そのスーパーで,ブルガリアヨーグルトが128円というチラシが入っていた。しかし,安売りヨーグルトのために,230円のバスに乗っていくわけにはいかない。そこで,天気もいいし,運動不足解消も兼ねて久しぶりに自転車で出かけた。近所のスーパーに行くのと同じ感覚で,マイバッグを持って。

このバッグ,とにかく沢山はいる。
一代目は実家の母が作ってくれたのだけど,
あまりに使い勝手がよいので,
型紙を送ってもらい2代目からは自分で作り,
これは昨年作った3代目。
近所のスーパーだと,
これに財布だけ入れて行くのだけれど,
今日は一応駅まで行くので,
いつも持ち歩いている,ショルダーも持って出かけた。

自転車を置くのは,家から一番手前にあるデパートの入り口の自転車置き場。そして,歩いて2,3分の駅を通り超して,さらに少し行ったところにあるスーパーへ。とりあえず,お目当てのヨーグルトをゲットし,せっかく久しぶりに来たのだからと思い,駅から続く2Fのショッピング街を通って,デパートの2Fへ入った。2Fは化粧品とか婦人靴などの雑貨売り場。デパートとつながっているモールの専門店なんかもちょっとチェックしながら30分ほどウロウロしていたのだけれど,ふと手元のバッグに違和感を感じた。ヨーグルトが2個入ったグラニーバッグ。なんか変な感じ。今までも,義母のところからの帰りにここへ寄ることはあったし,服装だって,今日とほとんど変わらない普段着。だけど,このバッグを持ってここへ来たのは初めてだった。

昔はデパートへ行くというと,
たいそうなお出かけだった。
母親も子どももよそいきを着てたなぁ。

それに比べて,今日の私の格好たるや・・・だけど別に私だけが特別じゃない。レジ袋からネギや大根のぞかせて,ブランドもの見ている人も少なからずいる。

この違和感が場違いな持ち物や服装だけではなく,別のところにあることに気づいたのは,1Fの食品売り場に行ってからだった。今日ここで買わなければならないものは,パンとベーコンと白胡椒のホール(ブラックペパーのホールはどこのスーパーでもあるのに,白はなかなかないのだ。何でだろう?)だけなのだけど,やっぱりデパートに来ると,いろいろ美味しそうな物が並んでいて目移りしてしまう。そうこうするうちに,自分の目が,肉や魚,野菜といった,基本の素材ではなく,そのまま食べられる総菜や,ぱぱっと出来るお助け食材,そして買い置きができていざと言うときに簡単に食べられるような食材,歯がなくても食べやすいモノ,密閉容器に入れて運びやすいモノ・・・を探している自分に気づいた。

以前は,義母の家にお昼を持って行くときに,このデパートで調達していくこともよくあった。また,帰りに寄る時は,夕食のおかずの一品を買うことがよくあった。だから,条件反射的に,このデパートではそのテのものに自然と目がいくのだということに今更ながらに気づいた。この4年間に染みついた行動パターンからまだまだ抜け出せていないのだなぁとしみじみ思った。

昼食を義母と2人でということは必要なくなった今でも,週に3~4回は義母の分も含めた夕食は必要だし,週末など義母が家に居るときは昼食も用意しなければいけない。それ以前に食事そのものは2人分であろうが3人分であろうが,ずっと私は作り続けるのだから,どこへ何を買いに行こうが,基本的には大きな違いはないのだけどネ。

何なの?この解放感

2009-05-12 11:39:44 | Wilmaの思い~介護

連休が終わり,週末が過ぎ,昨日はオットの出張に合わせてのショートに義母を送り出し,ようやく落ち着いた日が送れそうになってきた。これまでも,水曜日は,私は義母とかかわらずに過ごせる日ではあったが,たいていボランティア活動(弱視の子供たちのための拡大教科書づくり)で出かけるので,家でゆっくり1日過ごすということはほとんどなかった。今週は,月曜日から3泊のショートをお願いしているので,木曜日の夕方まで,義母から解放される。

そして,今日は,本当に何も予定のない日。とはいえ,昼前に,近所の郵便局へ行った。小規模多機能ホームへの4月分の支払いに必要なお金をおろし,自分ちの固定資産税を支払うために。郵便局のそばにスーパーがあり,そこで昼ご飯も調達。暑かったので冷たいそばを買って帰った。パックからそばを出して,添付のつゆをかけて,大根おろしなどをトッピングして食べるやつ。


食べながら,ハタと気づいた。

こういうおそば,家で一人で食べるのは初めてだ。

昨年までは,義母といっしょに,義母の家でよく食べた。
電車やバスに乗って小一時間かけて出向き,
家の中のごちゃごちゃを片付けて洗濯機を回し,
時にはトイレや床掃除をしてから,
やっと昼食モードに入る。

インスタントとはいえ,トッピング材料をいちいち小袋から出すのはめんどくさい。
それが2人分となると,小袋の数も結構になる。

そばorうどん
大根おろしorとろろ
つゆ
わさび
ねぎ
天かす

そして
温泉卵うずら,はたまた天ぷらなど豪華にトッピングして,

義母となにやら訳のわからない会話を交わしつつ食べるおそば。

煩わしさ
めんどうくささ
うっとうしさ

そんなものもいっぱいトッピングされたおそばに比べ,
今日のは,

正真正銘の素そばだった。

快適だけどモノ足らない。

だけど,

余計なトッピングはやっぱり要らない。


交換ノート

2009-05-11 11:24:07 | 小規模多機能ホーム

今日から3泊のお泊まり。泊まりの時に必要なものは,寝間着と着替えワンセットと薬のみ。着替えについては,通いの日にお風呂に入れてもらうこともあるので,常にワンセット置かせてもらっている。他所の一般的なショートでは,いろいろ持ちものがあると聞くし,中には化粧道具などを持っていく人もいるらしいが,義母は基本的には何も要らない。歯はないから歯ブラシも使わない,めがねもかけていないし,靴下はきらい,もちろんお金も使うことがない・・・ホームの方でも,○○を用意してくださいとも言われない。また,紙P及びパッドはホームでの買い置きを使っていただいているので月ごとに利用料といっしょにお金を払えばよい。もし万が一何か必要になったら,届けることもできる。おまけに,家でのシーツなど,汚れ物を持ち帰って洗濯もして下さる。そんなわけで,お泊まりに出るときも,通いに行くのもほとんど同じ感覚である。

しかし,ホームの方も利用者が増えてきたのか,預けた衣類やお願いした洗濯物が行方不明になってすぐに戻ってこないことが増えてきた。あるとき,防水シーツを4枚とも洗濯に出したら,3日以上返ってこなくて困ったことがあった。また,義母が,見たこともないソックスを履いて帰ってきたことも2度あった。そんなわけで,預ける衣類と洗濯をお願いするモノをなんとかうまく行き来させることはできないかと考えた。

一番最初に泊まりに行ったときがあまりに急なことだったので,必要なモノを手当たり次第そこいらにあった紙袋に入れて行った。それがそのまま習慣化してしまい,2か月以上たち,ホームから返ってくるときも,あちらで適当な紙袋に入れて返される。そこで,まず,お通いバッグを決めることにした。ちょうどPPバンドで編んだかごバッグをもらったので,それを使うことにした。そして,そのバッグに百均で探してきたパスカードケースをつけ,預ける衣類等と洗濯をお願いする物を書いたメモを入れておく。クリーニング屋に出す時のような控えを作っておくと完ぺきかもしれないけど,そこまで必要ないだろう。

今日は,これがうまくファンクションするか試すために,お泊まりの衣類の他に,シーツの洗濯を敢えてお願いしてみた。果たして,木曜日ちゃんと返ってくるか!?

もう一つ,連絡帳を作ることにした。送迎の際にスタッフから簡単に報告を聞くことはできるけれど,上記荷物のこと以外にも,話が混線することもよくある。そして,何よりも,私が知りたいのは,いつ入浴したか,排便がいつあったか,ということと,私たち家族がいないときにお迎えに来ていただいた時の様子。あと,特に問題がなければ細かいことはどうでもいい(逆に「今日もお変わりなく穏やかにお過ごしでした」なんて書かれるとムッとする)。この3点だけでも,簡単なメモで知らせていただきたいと思う。また,お休みの日など家での様子をこちらからお知らせする手段もあった方がいい。

で,1冊のノートを行ったり来たりさせるのもいいけれど,双方向から情報を行き来出来るように,A5のルーズリーフのノート(用紙)と,システム手帳みたいにファイルに綴じられるファスナー付きのポケットを買ってきた。その袋にルーズリーフの用紙を入れて上のバッグとともに渡す。また,保険証や診察券などを預けたりするときにもこの袋を利用できる。

早速今朝,週末の家での様子を書いて袋に入れてお渡ししてみた。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このノート類を探して,文房具売り場とか,百均をうろついていたら,このごろ「交換ノート」というのがいろいろ売られていることに気づいた。そしたら,これを書いている今日(5/13水曜日)の朝のはなまるマーケットで,まさにそういう交換ノートや交換日記をいろいろ紹介していた。そういうものも利用できないかと見てはみたけど,やっぱり,昔ながらのブランクのノートが自由度があってよいなと思った。これを書きながら,そういうのって,Wordのおせっかいとかテンプレート,はたまたホームページビルダーみたいなソフトに通じるものがあるような・・・


かなりまともな朝

2009-05-08 16:36:50 | 本日の送り出し

まだ,少々咳や鼻が出るけれど,すっかり元気を取り戻した義母。

今朝は私が行くと,

玄関脇の草取りがしてあり,
新聞が取り入れてあり,
雨戸が一枚開いていて,
パンも食べてあった。

本人は,上着だけ着替え,スカートははいていなかったが(そういう時のために,下着はスリップを着せてある)。そして,お風呂場に,ウンちゃんパンツ発見。いつ脱いだんだろう?ノーパンで草取りしてたか(^_^;)。でも,トイレや部屋や布団は汚れていなかったのでまぁいいか。スカートをはく前に,シャワーでお尻を流そうと,お風呂に連れて行った。暖かいお湯で流してあげると,「気持ちがいい」といたく感激して,「これ(シャワー)はだれがつけてくれたの?」と聞く。それなりにわかってるんだ。きれいになって,タオルで拭いていると

このままでいいわ。
そしたら,よく乾いて,
ちゃんと毛が生えてくるから。

と訳わからんことをご機嫌でしゃべっている。

が,そのままにしておくわけにはいかないので,パンツとスカートをはかせる。そして,草取りしたご褒美に野菜ジュースを入れてあげたら,おいしいおいしいと言ってごくごく飲んだ。そうこうしているうちにお迎えに来てくださり,そのままGo!


もう大丈夫

2009-05-06 16:03:21 | 小規模多機能ホーム

9時からの診察開始ではあるけれど,ホームから早い目に連れて行って下さるということなので,9時ちょっと過ぎに着くように出かけた。連休明けですごく混んでいるかと思ったら意外とそうでもなく,割と早く診察していただけた。事情は事前にケアマネさんから医師に話してあったので,診察といっても,血圧を計って聴診器当てるくらいのことだけれど。すでに熱も下がっていて,ほとんど風邪の症状もなくなっていたので,結局,今後のために頓服として,ロキソニンを5錠処方してもらい,いつもの血圧とコレステロールの薬を出してもらって終わり。次回は血液検査をしてもらうことになった。

この日はホームから何人かの方が受診に来ておられたようで,ホームから車をピストン運転して,送迎・受診付き添いをしていたみたいだ。義母はホームへ戻り,私は家に帰った。

何十年と医者などかかったことのない義母が
こんなに頻繁(?)に医者に通えるようになったのは,
ほとんど奇跡だ!

薬も,
これまで夕食後のデザート(果物とかまんじゅうなど)に埋め込んで
飲ませていたのであるが,
ホームに行くようになってからは,
他の方たちも何らか薬を飲んでいるので,
自然に飲むようになったということである。
今回風邪を引いたというのは本人も自覚しているようなので,
「風邪薬だよ」といって渡すと抵抗なく飲んでくれた。

これで,通院,服薬,2つのハードルをクリアー