サンダー杉山blog

まあいろいろと。音楽主体かな。あと本とかアニメとか。

ソロ活動とは…

2011-10-30 19:29:50 | Weblog
ここ最近、いくつかソロ活動をこなしてきた。

ソロ活動と言っても、INGO BEETS Remixの音源制作や、リリース記念パーティーでのライブのように、あくまでも依頼を受けてやるものもあれば、MOGRAのレンタルブースでちょこちょこっとDJをやったり、ニコニコ動画に投稿したり、CD-Rをつくって領布したり、といった自主的に行うものもある。

本来、クリエーターとして理想的なスタンスっていうのは、前者の依頼を受けて作るほうじゃないかと思っている。

どんな表現方法でも、作りました!!といっておわるものではなくて、それを何らかの方法で他者に伝えなければ、頭の中だけの妄想のようなもので、共感のしようがない。

そこで、けっこう大変なのが、フォーマットに乗せてメディアに流通させる手段やら段取りだったりする。依頼を受けてやる場合は、そこがクリアになっているから、たとえば音楽制作に集中できるわけだ。

自主的に何かをやるのはどうしてかというと、やっぱり自分の中の自我(エゴ)がどうしても首をもたげてくるからだ。

とはいっても、困ってしまうことに、この自我(エゴ)というものが、僕の場合、気まぐれだったりする。

自由奔放、好き勝手やりたい!!というエゴが僕の中ではやっぱりあるのだけれど、その「好き」を整理して整合性をつけないと、どうしても形になってまとまらないものだ。そこを、むりやりまとめたとしても、出来上がったものを見ると、「なんとなくとなく違う」、という妙に客観的な自分が出てきて、陶芸家のごとく、トンカチでたたき壊してしまいたくなる。

「好き」という気持ちは「恋」のようなもので、突き詰めて考えていくと、「なんとなく」といった気分で結論付けられる。恋のように相手がいる場合、その反応によって、自分の気持ちを確信したり、あれは酸っぱい果実だった、とかいって、なかったことにしてしまって、自分の精神を安定させることができる。

自主的な個人活動というものは、「なんとなくこんなの作りたいなあ、でも、みんなとやると説明するのが面倒くさいし、反対されても気分が悪いから、一人でやろう」みたいなもので、すべてに優先して、それを押し通してやれるほど僕は強い人間ではない。

とはいっても、あるタイミングとある量でこれをやらないと、どっちつかずでいい加減な人間になってしまう気がするから、やっぱり流されて生きてても面白くないから、とか、たまに衝動が来るから、みたいな理由をつけてやるようにしている。

じっさいに、しんどいのは、ことあるたびに「どっちが好き、自分らしい、かっこいい」みたいなことを自問自答しながらやってくからで、「まあ、こんな感じで妥協しよう」という調整型のもう一人の自分が出てくるまで煮詰めるからだ。

まあ、調整君が出てくるところが気力というか、体力の限界なんだけどね。


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