朝6時
「パン!パパパパーン!!」
小学校の校庭から花火の合図が鳴りました。
今日は運動会。
少年はかけっこが大好き。
お弁当を作って家族も応援に来てくれます。
少年はこの日を楽しみにしていました。
たくさんの人がグランドに集まり、運動会が始まりました。
赤組になった少年は、白組との抜きつ抜かれつの攻防に一喜一憂していました。
参加した競技で勝つとリボンを貰えました。
1位は赤、2位は青、3位は黄色といったふうに。
全く入らない玉入れや大玉転がしなど「ただ居るだけ参加」でしたが、少年の胸にはいくつもリボンがついてニコニコ顔。
ただし、少年は自分だけの勝負「徒競走」には気合いが入っていました。
「絶対1等賞を取って赤組が優勝するんだ」
6人ずつスタートしていく中、徐々に少年の番がやってきました。
「転ばない」
「やった~!!」
見事1等賞を取って胸に赤いリボンを付けてもらい、1位の旗の後ろに並びました。
すると僕の前には白組のH君が居ました。
彼は保育園の時に僕の粘土作品をタコに変えさせた恐い子。
「H君も1等賞なんだ・・・なんか面白くない・・・」
かけっこのライバル誕生でした。
解説:見事赤組が優勝して僕は「勝ち続けないといけない症候群」になりました^^;
この季節の運動会と秋のマラソン大会が、僕の見せ場でした^^
ただ、ワクワクしたのは4年生くらいまでで、その後は憂鬱になっていきました。
騎馬戦とか棒倒しとか、あと恐い怖い応援練習が嫌で^^;
H君との長い攻防はこの頃から始まりました^^
好敵手の記憶
「パン!パパパパーン!!」
小学校の校庭から花火の合図が鳴りました。
今日は運動会。
少年はかけっこが大好き。
お弁当を作って家族も応援に来てくれます。
少年はこの日を楽しみにしていました。
たくさんの人がグランドに集まり、運動会が始まりました。
赤組になった少年は、白組との抜きつ抜かれつの攻防に一喜一憂していました。
参加した競技で勝つとリボンを貰えました。
1位は赤、2位は青、3位は黄色といったふうに。
全く入らない玉入れや大玉転がしなど「ただ居るだけ参加」でしたが、少年の胸にはいくつもリボンがついてニコニコ顔。
ただし、少年は自分だけの勝負「徒競走」には気合いが入っていました。
「絶対1等賞を取って赤組が優勝するんだ」
6人ずつスタートしていく中、徐々に少年の番がやってきました。
「転ばない」
「やった~!!」
見事1等賞を取って胸に赤いリボンを付けてもらい、1位の旗の後ろに並びました。
すると僕の前には白組のH君が居ました。
彼は保育園の時に僕の粘土作品をタコに変えさせた恐い子。
「H君も1等賞なんだ・・・なんか面白くない・・・」
かけっこのライバル誕生でした。
解説:見事赤組が優勝して僕は「勝ち続けないといけない症候群」になりました^^;
この季節の運動会と秋のマラソン大会が、僕の見せ場でした^^
ただ、ワクワクしたのは4年生くらいまでで、その後は憂鬱になっていきました。
騎馬戦とか棒倒しとか、あと恐い怖い応援練習が嫌で^^;
H君との長い攻防はこの頃から始まりました^^
好敵手の記憶