冬・・・少年の住んでいた場所は雪が深い。
自分の背の高さは優に越えて積もっている。
「今日も真っ白だ!!」
降り続く白い雪を眺めているのが少年は大好きだった。
「音がとても静かだ・・・」
ある日少年は親に「年賀状をポストに入れて来て」と頼まれた。
少年の家からポストまで、大人の足で雪道を考慮しても往復15分はかかるだろうか。
少年の雪原大冒険の始まりだ!
あっちふらふら、こっちふらふらしながら、一歩一歩確実に前進して行く。
力強い足取りである。
その途中で事件は起こった。
少年の行く手から何かが聴こえてきたのである。
「この声は、まさか?・・・イヌ!?!」
しかし前を見ても敵は見当たらないし、本来『犬』に付いているはずの人間も居ない。
確実に近づく激しい唸り声・・・
「ありえない・・・」
突如として少年の目の前に現れたのは、首輪すら付いていない白くて大きなイヌだった。
保護色・・・
敵は確実に少年の行く手を阻んで威嚇している。
今にも噛みつきそうだ・・・
勝負はあっけなかった。
少年は学んでいたのだ。
「引き返そう!」
一歩一歩確実に後進して行く。
力強い足取りである。
少年は清々しかった。
解説:『犬』完結編
怪我せず戻って来ました^^;
でも何故野良犬がいたのでしょうか?
犬が苦手になってしまったダメ押し事件でした。
(その後は平気になりましたが、僕は足にまとわりつかれ易い^^;ので、完全に犬になめられているのでしょう)
年賀状はその後やっぱり親に「もう1度行って来なさい」と言われ出して来ました^^b
(頼まれたら最後まで責任もってやりなさいという教育だったのでしょうか?)
安全神話崩壊と、引き際の見極めの記憶
自分の背の高さは優に越えて積もっている。
「今日も真っ白だ!!」
降り続く白い雪を眺めているのが少年は大好きだった。
「音がとても静かだ・・・」
ある日少年は親に「年賀状をポストに入れて来て」と頼まれた。
少年の家からポストまで、大人の足で雪道を考慮しても往復15分はかかるだろうか。
少年の雪原大冒険の始まりだ!
あっちふらふら、こっちふらふらしながら、一歩一歩確実に前進して行く。
力強い足取りである。
その途中で事件は起こった。
少年の行く手から何かが聴こえてきたのである。
「この声は、まさか?・・・イヌ!?!」
しかし前を見ても敵は見当たらないし、本来『犬』に付いているはずの人間も居ない。
確実に近づく激しい唸り声・・・
「ありえない・・・」
突如として少年の目の前に現れたのは、首輪すら付いていない白くて大きなイヌだった。
保護色・・・
敵は確実に少年の行く手を阻んで威嚇している。
今にも噛みつきそうだ・・・
勝負はあっけなかった。
少年は学んでいたのだ。
「引き返そう!」
一歩一歩確実に後進して行く。
力強い足取りである。
少年は清々しかった。
解説:『犬』完結編
怪我せず戻って来ました^^;
でも何故野良犬がいたのでしょうか?
犬が苦手になってしまったダメ押し事件でした。
(その後は平気になりましたが、僕は足にまとわりつかれ易い^^;ので、完全に犬になめられているのでしょう)
年賀状はその後やっぱり親に「もう1度行って来なさい」と言われ出して来ました^^b
(頼まれたら最後まで責任もってやりなさいという教育だったのでしょうか?)
安全神話崩壊と、引き際の見極めの記憶