「恋の病」
彭澤から携帯をなぜ持っているか問い詰められる徐嘯天。困った徐嘯天は買ったと言うが、お金がないことを知っている彭澤は信じない。徐嘯天が歩いて行ってしまい、怒る彭澤を「携帯くらいいいだろ。拾ったかもしれないし」と言って暁東がなだめる。
暁東たちが顕婷を捜しはじめ、徐嘯天は陰で大衛に電話をかけようとする。後からつけて来た彭澤はそれを知り、徐嘯天とケンカに。気づいて駆けてきた暁東と可尚に大衛と連絡を取っていたと言う彭澤。徐嘯天は「彼は悪党じゃないぞ」とかばう。飯をおごり、例の女子も捜してくれると。ひとまず暁東は「顕婷を捜すのが先だ」と彭澤を落ち着かせる。
徐嘯天の肩に置いた手から、徐嘯天が大衛に逆賊の洪西東を捕らえに来たことや、王族の話をしたことを読み取る暁東。
木に監視カメラがついていることに暁東が気づく。そして、その近くには不自然な舵輪が。
可尚が普通に回しても何も起きなかったが、暁東が動かすと地下への入り口が開く。
探偵事務所にいた莫涵は、暁東たちからの連絡が待ちきれない。佑守は止めるが、弾指神通の弾を持って飛び出して行く。
暁東たちが地下へ行くと、椅子に座った大衛が待ち構えていた。
奥から「その男はイカれてるわ」と言う顕婷の声が聞こえ、駆けて行く暁東たち。しかし彭澤と徐嘯天は大衛に止められてしまう。そして可尚には莫涵から電話が。可尚は自分たちのいる場所を莫涵に教える。
暁東は縛られているロープを切りながら、顕婷になぜ誘拐されたのか聞く。「信じないだろうけど、私を恋人にしたいそうよ」と顕婷が答える。
彭澤が大衛を痛めつけ、間に入る徐嘯天。
拳銃を取り出し撃ち始めた大衛に、大衛の背後にいた可尚が「動くな銃を置け」と拳銃を向けながら言う。
大衛は銃を床に置くフリをし、取り出したボタンを押す。あちこちから棒手裏剣のようなものが何本も飛び出し、皆を襲う。
顕婷は急いで暁東に着信音を聞かせ、洪西東に変身させると「あの賊を捕まえて」と叫ぶ。
大衛は今度は別のボタンをかかげ「こここを爆破するぞ」と言い出す。みんなが手出しできなくなった時、飛んで来た弾が大衛の手に当たる。爆破スイッチを落としてしまう大衛。その弾を投げたのは莫涵だった。しかし、結局、大衛は捕まえることができず、逃げてしまう。
大衛のアジトから出ると、顕婷が着信音を止める。頭痛に襲われながらも顕婷に「ケガは?」と言って心配する暁東。
暁東と可尚は署に行くことにし、みんなは外で待っていた佑守と事務所へ戻ることに。
みんなと別れたあと、暁東は「最近、変なんだ。よく頭痛がして、知らない間にピンチから抜け出してる。俺に何が?」と可尚に言う。「分からない。でも武功の達人になり飛び回ってる」と言う可尚。暁東は莫涵が「何回もバク転しながらここへ。お師匠様(彭澤)みたいだった」と言ったことや、顕婷が素手で車を動かしたと言っていた言葉を思いだす。
「別人になるのか?」と聞くと、可尚は「どうだろう。錦衣衛や顕婷とは知り合いみたいだが、顕婷を“嫻児”と」と話す。しかも愛おしそうに見つめていたと。
彭澤は探偵事務所に戻ると徐嘯天を屋上へ連れて行く。
「もう一度だけ言う。大衛は悪党ではないとしても聖人君子でもないのだぞ。なのにお前は賊を信じて妖女に熱を上げ、大衛が捕われぬよう我らを阻止した。それが錦衣衛たる者の行いか?」と話す彭澤。徐嘯天は「大衛も言ってただろ、自分は悪党じゃないと。それに洪西東から夜明珠を取り返すことと、大衛と友になることは別物だ」と言う。そこに大衛から徐嘯天に電話が。
彭澤の忠告も聞かず、大衛と食事の約束をしてしまう徐嘯天。「行くのは許さん」と彭澤が言っても「石頭にも程があるぞ」と言って、徐嘯天は行ってしまう。
探偵事務所に帰って来た暁東は“嫻児って誰だ?”と顕婷に聞く。「こっちが聞きたいわ」と返す顕婷。「知らないのか?」と驚いた暁東は、さらに「なぜ俺は危機のたびに頭痛がして記憶がなくなるんだ」と聞く。顕婷は「洪西東になってる」と答え、“十面埋伏”を聞くと武功の達人になり、私を助けると話す。それを聞いていた莫涵も「宝石展の時もこの曲を聞いて飛んでった」と言う。
「だから危険が迫ると、いつも鳴らすの」と言いながら、着信音を聞かせる顕婷。暁東は洪西東になり、顕婷に向かって「嫻児」と言う。すぐに着信音を止め、またいつものように暁東は頭痛に襲われる。
彭澤から徐嘯天が大衛と会っていることを聞いた暁東は「徐兄貴は奴に玉佩の存在を明かしてしまったのかも。だから奴は顕婷と徐兄貴に近づいたんだろう」と話す。「彼の目的は彭さんの玉佩?」と言う顕婷。
暁東は玉佩の存在を誰が知っているか彭澤に聞く。彭澤は「都統殿、私と嘯天、洪西東だ」と答える。「奴は兄貴たちが現代人ではないと知ってたはず。徐兄貴の純粋さを利用して玉佩を奪う魂胆なのかも。顕婷のことは本気で落とすつもりなんだろう。奴の味方にするためにな」と暁東は言う。玉佩は夜明珠を捜すための物、奴の本当の狙いは夜明珠かもしれないと。
徐嘯天をレストランへ連れて行った大衛は、顕婷を誘拐した理由は徐兄貴と同じ、あの、宝石展で初めて顕婷を見た時、衝撃か走った、それから彼女のことが頭から離れないと言う。だから俺の魅力を知ってもらい、恋人になってほしいと思ったと。徐嘯天は笑い「その気持ちは俺にも理解できる。帰ったらちゃんと彼女に伝えておく」と言う。
彭澤は大衛の真の狙いが、私には解せぬことが多いと暁東に話す。暁東は俺にも疑問があると言う。「なぜ俺は洪西東に?」と。「君は奴と関係がある。私は君が洪西東だと思っている」と言う彭澤。暁東は「実のところ、俺自身も薄々は感じてた。でも確信はない」と返す。彭澤は「だったら分からぬことは心を開いて1つずつ解明していこう」と言う。
大衛は「実はもう1つ話がある。例の美女の居場所がつかめた。早ければ明日にも会える」と徐嘯天に話す。徐嘯天は満面の笑顔になって喜ぶ。
夜中の12時になって帰ってきた徐嘯天を暁東が待っていた。
暁東が大衛とどんな話をしたのか聞くと「彼はあの美女を捜してくれたのさ」と徐嘯天は答える。「彼女なら俺も捜せるぞ」と言う暁東。彼女のかしらとは知り合いだからと。徐嘯天は「なぜ、それを早く言わん」と言う。暁東は「言おうと思ったさ。でも彭兄貴は修練中の色恋を禁じてるだろ?」と話す。徐嘯天は暁東にも彼女を捜してほしいと頼む。暁東は「彼女を捜してやるから、彭兄貴に逆らうなよ」と言う。
サンドバッグを叩く暁東にお茶をもって来た顕婷が見とれる。
顕婷は「この際、読心術を借りる方法を私に…」と言いかけるが、暁東は「断わる」と言う。それでも「私が読心術を使えたら、また大衛に誘拐されても彼に触れれば心を読めるわ」と言う顕婷。暁東が「そうだな」と言い、顕婷はキスをしようとする。しかし、その唇を手で止め、暁東は「君の手を借りなくても自分で調べる」と言う。
佑守は暁東がいない間に、探偵事務所でパーティーを始めてしまう。偶然事務所に来ていた可尚は佑守を責めるが、だんだん美女たちに夢中になっていく。そんな中、莫涵が事務所に帰ってくる。
怒った莫涵は、佑守が美女たちから集めたお金を全額、募金させることに。可尚にも見損なったと言う莫涵。
暁東は楊社長に会うためエステに行く。しかし、暁東が会う前に、楊社長は大衛と会っていた。楊社長に「宝石展の主催者が、宝石を盗んだ泥棒と横に並び親しげにしているとは。宝石よりうまい話があるわけか?」と言う暁東。大衛は手を叩き「さすがだな。俺のアジトを見つけただけある」と言う。
暁東は楊社長に「ある人の居場所を教えてほしい。社長を警護していた彼女です」と尋ねる。「徐菲のことか。私の助手に何の用だ」と言う楊社長。暁東は「友人に紹介したい」と答える。「大衛も同じことを。その友人とは同一人物か?」と今度は楊社長が聞く。「恐らく」と暁東が返すと、楊社長は笑い「彼に連絡先を伝えたから聞いてみるといい」と言うと行ってしまう。
「教える気はないだろ」と言う暁東に、大衛は笑みを浮かべ「ビンゴ」と言う。「まあいい、名前が分かったから自分で調べられるさ。君と俺は縁があるようだな。これからはよろしく」と言って暁東は手を差し出す。しかし大衛は暁東の肩をポンポンと叩くとエステを出て行ってしまう。
エステから出てきた大衛を見た徐菲は、追いかけ始める。“あれは紋章の男・大衛だわ”と思う徐菲。
公園まで来た大衛は、徐嘯天に電話をかけ「彼女を見つけたぞ。名前は徐菲だ。カフェで彼女と会えるよう手配する。いいな?」と伝える。
大衛がカフェに向い、さらに追いかける徐菲。その後をつけていた暁東が「なぜ大衛をつけてる」とつぶやく。
ーつづくー
徐嘯天…泥棒が悪党じゃないなら、なぜ洪西東を追っているの?という矛盾が…( ̄▼ ̄|||)
あ、洪西東は盗んだだけじゃなくて逆賊だからなのか…。
でも、誘拐はダメだよ!!
しかも恋人にしたいからって理由だよ!!!
目を覚ましてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇヾ(・ω・`;)ノ
徐嘯天はいよいよ徐菲と会えるのかな?
だけど、まだ徐菲は承諾していないよね…。
カフスが気になるから、とりあえず徐菲は会う?
暁東がどうして洪西東になってしまうのか…。
あと顕婷はなぜ嫻児と似ているのか…。
まだまだ謎ばかり。
早く続きが見たいっ。
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