小唯が来て以来、君と王生の仲にひびが入ったことは確かだ、と龐勇から言われ「そう見える?
」と目を落とす佩蓉。小唯が人間でも妖怪でも君の敵にかわりはない、妖怪も人間も大差ない、妖怪より恐ろしい人間もいる、と龐勇は話す。佩蓉が「厄介かけてごめんなさい」と謝ると「俺は君を守る。安全だと確信できるまで太原にいる」と龐勇は言う。そこにガマが跳ねてくる。
ガマの足には手紙がついていた。気づいた佩蓉が読むと"都尉の成れの果てへ。小唯は恐ろしい九尾狐の化身、私にしか退治できない。早く釈放せよ"と書かれている。呆れたように笑った龐勇は「大ぼら吹きやがって。正気じゃない、無視しろ」と言う。付きまとわれて迷惑していた、いなくなって清々していると。
栩栩は小易が新しい履物を履いていることに気づく。どうしたの?と聞くが、小易は答えない。それで山道を歩いたらすぐ痛むから気を付けなさい、と栩栩が言うと「お前こそ気を付けろよ。降魔師の娘に襲われただろ?」と返す小易。栩栩はかえって家具が一新できてよかったと言う。
小易があの娘を始末すると言うが、栩栩は利用できると止める。あのみすぼらしい娘が"小唯は妖怪だ"と騒ぐほど、王生は味方になってくれると。
小易は屋根に座りながら、履物を見つめる。
夜。素素の家へ静かに入る小易。素素は何かを感じるが、気のせいだと思い仕事を続ける。その姿を見ているだけで、小易は幸せな気持ちに。
ある男が夏冰を牢から出してくれる。そして男は夏冰に手紙を置くと行ってしまう。
突然現れた夏冰に驚く龐勇。夏冰は龐勇が牢から出してくれたと思い、手紙を龐勇に見せる。その手紙には"牢を出たら太原を出ろ。お前はあの妖怪に敵わない"と書かれていた。「小唯が妖怪だと信じてくれたのね」と言う夏冰。しかし龐勇は妖怪騒ぎはうんざりしてる、付きまとわないでくれ、と返し、手紙も自分じゃないと言う。
信じてくれたわけではなく、むしろずっと牢にいてほしかったと龐勇に言われ「ほらなんか吹いてない」と夏冰は怒り行ってしまう。
王生に夏冰が逃げたという報告が。小唯が危ないと思った王生は、高に佩蓉のいる観音廟へ行き守ってくれるように頼むと屋敷に戻る。
龐勇が人でなしだと夏冰が怒っていると、ガマが跳ねてどこかへ向かい始める。ガマを追いかける夏冰。そして夏冰はある男とぶつかる。牢を出してくれた人物の顔は見えなかったが、夏冰は服装でぶつかった相手が牢から出してくれた男だと気づく。
夏冰は男のあとをつける。
観音病で手を合わせながら「菩薩様はどんな者でもお許しに?でも小唯はきっと私の愛する人をすべて殺すでしょう。それが恐ろしくてたまらないのです」と言う佩蓉。もし小唯が普通の女で夫の愛がほしいだけなら私は受け入れる、でも妖怪なら何があろうと夫を守りたいと。
男を追いかけていた夏冰は「私を出してくれたのは誰?」と男を問い詰める。勘弁してほしいとしゃべろうとしない男。夏冰は力づくで聞こうとする。
小柔にすすめられ、おみくじを引く佩蓉。そこにいた占い師は、筆跡占いをすると言い、1字を佩蓉に書かせる。その占い師は夏冰だった。佩蓉の書いた文字と手紙の字を見比べた夏冰は、付け髭を取り、自分の正体を明かす。すぐに夏冰だと分かる佩蓉。
「なぜ私を牢から?」と聞く夏冰。「小唯を妖怪だと思うから」と佩蓉は答える。あの妖狐のことは熟知してる、私の術で必ず退治してみせると夏冰は言う。佩蓉はどんなに優れた術でも敵わない、私の夫から使用人まで、誰もが小唯の味方だと話す。騒げば騒ぐほど、皆が小唯をかばうだけだと。
高たちが来たことを知り、夏冰はくじけそうな時はこれを読むようにと佩蓉におみくじを渡し、その場を立ち去る。
帰ってきた佩蓉は"悪運も極まれば尽き、やがて平安が訪れる"と書かれたおみくじを王生に見せる。
夏冰が逃げる前に、劉さんが牢に現れたそうだ、と佩蓉に話す王生。佩蓉は「そうよ」と言うと、自分が頼んだと話す。罪人の夏冰をなぜ逃がしたのか聞く王生に「私は夏冰を信じる。夏冰も信じてくれた、小唯が妖怪だとね」と佩蓉は言う。
「またか」と言う王生。そんな王生に佩蓉が「小唯しか頭にないのね」と返すと「私が小唯を想っていると?」と王生は怒ったように言う。「本当に妄想かしら?なぜ高兄さんが来たの?あなたはどこにいたの?誰と?」と言う佩蓉。王生は何も言えなくなる。
夏俣向は新しい法術を龐勇に見せる。軍には時々顔を出しているが、今は心臓えぐりの下手人を陰陽家として捜していると話す夏俣向。一連の事件が起きた時、妖怪の仕業だと思ったが王生たちは信じてくれないからと。
騒ぎは1年前から始まり、最初の被害者の心臓をえぐり、殺した下手人は楊剛だったこと、その楊剛が刑の執行前に脱獄し、以来心臓えぐりの連続殺人が起きたこと、その後、楊剛の死体が見つかったが心臓えぐりは止らなかったことを龐勇に話す夏俣向。最初の殺人は報復だったため楊剛に動機があるが、他の殺人には動機がないと龐勇は思う。
再び素素の家に入り、そっと仕事を見ていた小易。しかし、素素が自分のせいで転びそうになり、思わす支えてしまう。驚いて「誰?」と聞く素素。小易は「俺だよ」と言う。笑顔になり「ずっといてくれた?そんな気がしてたのよ」と素素は言う。嬉しい気持ちになった小易だったが、栩栩の術を感じ、急用が出来たと家を出て行く。
佩蓉は夏冰を逃がすために劉に頼んだことを栩栩に知られ、劉を心配し解雇しようとする。しかし王生が止めたため、劉は心臓をえぐられ殺されてしまう。
王生は逃げた小易を見つけ闘うが、捕まえることは出来なかった。
翌日。落ちていた加工した稲わらを見つける王生たち。他にも大きな足跡があった。
龐勇は夏俣向に案内され、洞窟にある楊剛の遺体を見に行く。遺体には血痕もなく、苦しんだ形跡もない。
龐勇が棒を投げると、悲鳴が洞窟内に響く。夏俣向は妖怪の声だと脅えて隠れるが、その声の主は夏冰だった。
下手人が妖怪だと言う夏俣向に、私も同じ考えだと話す夏冰。2人は意気投合する。
夏俣向は龐勇たちを殺された道士の家へ連れていく。龐勇は壁に爪痕のような穴を見つける。穴は3つずつで、やはり下手人は妖怪だと言う夏冰。しかし龐勇は「早まるな」と止める。
ーつづくー
ガ、ガマちゃんしゃべった!?( ̄▼ ̄|||)
それとも夏冰がガマの言葉がわかるのかな?
そういえば…ガマってどのくらい生きられるんだろう?一緒にいて長いけど…(*´艸`*)
佩蓉も言ってたけど、私もどうして王生は自分が栩栩の元へ行って、佩蓉は高に頼んだの?って思ったの(;_;)
相手は女だし、高でも大丈夫だと思うんだけど…。
愛する人には自分の元へ来てほしいよね。
劉も殺されちゃった"(ノ_・、)"
これも佩蓉はつらい。自分が頼み込んで来てもらったし(栩栩の妖術だけど、知らないから)、解雇して助けようともしたのに(;△;)
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うんうん、夏冰にしか分からないのかも~
ガマちゃん、汚いって龐勇に言われてたね(≧∇≦)
佩蓉は夏冰が自分と同じ考えで、嬉しかったよね~だから助けた…
でも、殺されちゃった( ; ; )凄く辛いとおもう( ; ; )
トカゲ君、靴可愛い~素素とどうなるのかな?
夏冰のお髭(≧∇≦)佩蓉本当に分からなかったのかな(≧∇≦)
私も、王生が佩蓉のところに行って欲しかった!
あんなに不安がっているのに!!!
龐勇が色々調べて、何か手がかりが見つかるかな~
早く~一刻も早く~です!
栩栩が怖い~
うささんも忙しいのに、ありがとうございます。
始めは冰冰が触っている姿に感心していますが、
良きパートナーだったのですね。
佩蓉の妖怪説にやっと理解者が集まって来て
孤立しないでよかったです。
でも、王生たちには信じられないのでしょうね。
冰冰の技(術?)も上がって来ているようなので、
活かされることを祈るばかりです。
お使いもするしなかなかできた相棒のよう(≧∇≦)私はやっぱり遠慮したいけど(^^;)
無意識なんだろうけど、佩蓉より栩栩を選んで・・・王生の優しさゆえか栩栩の策に嵌まりつつあるのか?
いずれにしろ王生が佩蓉を守りに行かなくて私も哀しかったです(;△;)
一方のパン勇、酒乱気味だけど事件を調べる姿は昔のままのようで頼もしいです(*^^*)
このまま彼の冷静さで栩栩の正体を明かして欲しいなぁ(*^^*)
佩蓉との仲は最近の王生を見てると複雑だけど・・・
佩蓉に味方もできたし、トカゲ君も手がかりを残してしまったし、そろそろ話しは大きく動くのかなぁ・・・
続きが楽しみです(*^^*)