李涵(りかん)/皇帝 …周渝民/ヴィック・チョウ 皇帝/憲宗の孫
黄軽風(こうけいふう)…胡冰卿/フー・ビンチン イタチの精
胡飛鸞(こひらん)…陳瑤/チェン・ヤオ 九尾狐族の末裔
李玉溪(りぎょくけい)…陳若軒/チェン・リオシュアン 王守澄の門弟
翠凰(すいおう)…宋楠惜/スン・ナンシー 狐族/侍女
花無歓(かむかん)…韓棟/ハン・ドン 宦官/内侍少監
永道士(えいどうし)…李思澄/リー・スーチェン 道士
杜秋娘(としゅうじょう)…左小青/ズオ・シャオチン 憲宗の妃
花無歓を太和殿に呼んだ李涵は「初めて“罪人”と称したのは秋妃のためだったな。そして今度は漳王のためだ」と言う。即位した頃、窮地に立つ事態を幾度も想像した、だがそなたによって陥れられるとは夢想だにしなかった、と。花無歓はひざまずき、自分の不注意で大臣が陛下を誤解する事態になったと詫びる。
「情報を握り潰し、漳王の声望を高める。妙手だと言わざるを得ない」と言う李涵。花無歓は陛下が病に倒れたのち漳王は大臣らと救済に尽力しました、全ては陛下のためでは?と返す。大臣が朝議で陛下を批判したことについても「君主は諫言する臣下を得てこそ天下太平を実現できると言います。苦言を呈する臣下は国の宝、喜ばしいことでは?」と。
李涵は「そなたの所業より、今の嘘のほうがずっといまいましい。朕の心に残る、わずかな信頼を断ち切るな」と声を荒げる。「陛下はまだ私をお信じになるので?」と聞く花無歓。李涵は「そうだ。宦官の専横を止めることは我らの悲願のはず」と言う。花無歓が「私も宦官です」と言うと「王守澄と同じ穴の狢だと?」と返す李涵。花無歓は否定し「ただ、あの方を守りたいだけです」と言う。
李涵は皇位に執着はないが、時期尚早で退位は承諾できないと言う。花無歓は後顧の憂いを除くため私を早く殺してくださいと頼む。
「これを飲んだら我らは兄弟ではなく、ただの君臣となる」と酒の入った盃を差し出す李涵。花無歓は李涵が強く持っている盃を無理に取ると、酒を飲み干し出て行く。
そのすぐ後、福荃が雪が降っていると知らせに来る。
外を見に行った李涵が「7月に雪とは」と言う。「水害のあと、今度は雪が降る。これは不吉な兆しですよ」と言う福荃。李涵は「天まで漳王を助けるのか」と言う。
軽風たちは町へ来るが、寂れてしまっていた。そんな中、貼られていた軽風の手配書を見つける。醜く描かれている自分の絵姿に怒る軽風。「だが、似ていないほうがいい」と玉溪は言う。
行楽の季節だが、宿も閑散としていた。長安で雪が降り、皆、災いを恐れて遊びに来ないと知る軽風たち。新帝が即位して以来、干ばつや虫害、さらに水害と天災ばかり、だが皇帝は浙東国の美女にかまけてる、だから天は怒って雪を降らせたと。「新帝のせいで国が滅びる」と聞いた軽風は納得できない。
李涵のために悔し涙を流す軽風。そんな軽風に永道士は「奴が忘れられないなら戻るがいい」と言う。軽風は「私が李涵の元に戻れば、あなたは500年分の功力が全て無駄になるのよ」と返す。しかし永道士は「お前が魂の抜け殻なら功力500年分の価値さえないさ。私はお前の心が欲しい。李涵のことが気がかりなら無理して私と一緒にいなくていい」と言う。
民の怒りが陛下に危機をもたらすかも、と考えた玉溪は皇宮に戻ることに。それを聞いた飛鸞も軽風と戻る決心をする。
玉溪は飛鸞との縁談を願い出るつもりでいた。飛鸞は「私は死ぬまで、あなた1人だけのものよ」と言う。
李涵が魏州以南の地域に食糧支援を行うよう花無歓に命じていると、嬉しそうに駆けてきた福荃が「やっと戻ってきましたよ」と伝えに来る。軽風だと思い、急いで紫蘭殿に向かった李涵。しかし、そこにいたのは飛鸞だった。がっかりした李涵だったが、魅惑の実の効果で「そなたに会えてうれしい」と飛鸞を強く抱きしめる。
我に返った李涵は、軽風がどこにいるのか飛鸞に尋ねたことを忘れていた。
飛鸞が戻り濡れぎぬだったにもかかわらず軽風が牢にいると知り、自分が会いに来るのを待っていると思う李涵。飛鸞は李涵の様子が変だと感じる。
黄才人が胡婕妤を殺すなど妙だと思い、密かに調べを進め2人を見つけたと玉溪は李涵に話す。さらに「私が姉さんに腹を立てて皇宮を出たからこんなことに」と取り繕う飛鸞。李涵は軽風が飛鸞に嫉妬し、けんかを売ったと考える。
李涵は牢にいる軽風に会う。怒って背を向けている軽風に「そなたの嫉妬が招いた事態だ」と言う李涵。言い返そうとした軽風の口を飛鸞が手で塞ぐ。
李涵が「なぜ偽物の飛鸞など作ったのだ。全主事の話だと、あれは妖怪にしか作れぬ。そなたは妖怪なのか?」と聞く。玉溪は軽風の代わりに「偽物の飛鸞は永道士が作ったのかと」と説明する。
李涵は永道士とどんな仲か軽風に聞く。関係が浅いと言えば永道士に申し訳ないと感じ「永道士とはとても親しくて、皇宮を出てからずっと一緒に」と答える軽風。軽風が、陛下には妻が大勢いるのに私は男の友さえ持てないと?と言い、怒った李涵は「朕を欺き、脱獄し、暴言を吐いた。厳罰に処さねば皇帝の名が泣く。誰も軽風のために泣きつくな」と告げ牢を出て行く。「陛下は永道士に嫉妬したのだな」と玉溪が言う。
軽風は李涵の勅命により、観星楼に軟禁されることに。2人の甘い思い出に浸らせる気だと思う軽風。本当に嫉妬したんだと、軽風は嬉しくなる。
漳王の名声を擁立するため、李涵を欺き怒らせた花無歓はつらかった。その気持ちを指摘し、茶に付き合わせる秋妃。
秋妃は紫蘭殿の妃2人が戻ってきたのは李涵の皇位を盤石にするためだと話す。翠凰の話だと、黄才人は消えた玉璽と関係があるそうだと。さらに秋妃は「李涵は災害の対応が遅れ民の怒りを買った。今、漳王が玉璽を得れば天命を受けるのも同じ」と言う。
観星楼にネズミの精・小耗が差し入れを持って軽風に会いに来る。そこに飛鸞が。軽風は飛鸞に掖庭局で知り合った小耗を紹介し、小耗にも飛鸞を紹介する。
飛鸞は李涵からの木の実を持ってきていた。
小耗が出て行き、飛鸞は「魅惑の実を封印したあと、陛下への気持ちは?」と聞く。軽風は、確かに変わった、前よりもっと男前になった、と答える。
花萼楼。夜遅く秋妃に会いにきた花無歓。しかし魏州へ救済へ行った漳王のことや、漳王が大臣や民に支持され名声も高まっていることを秋妃が忘れていて驚く。秋妃は最近ぼうっとしていて自分の言ったことさえ覚えていないと話す。さらに蝶に変身し、皇宮の外で自由自在に舞う夢をよく見ると言う秋妃。
秋妃は花無歓の贈った簪のことも覚えていなかった。「私たちはいわば主従の関係。それ以上ではない。分を超えた真似は二度としないように」と言って、秋妃は簪を返す。
花無歓がいなくなった後、秋妃は侍女から翠凰がよく花萼楼に来ていると聞く。
木の実を一緒に食べながら、軽風は本物の玉璽を自分が隠していると飛鸞に小声で話す。その時、雪が降っていることに飛鸞が気づく。そして翠凰が現れる。雪を降らせていたのは翠凰の仕業だった。
玉璽を渡さなければ容赦しないと脅す翠凰。翠凰が本気だと分かった軽風は、観星楼から翠凰を落としてしまう。
足を痛めた翠凰だったが、高い観星楼から落とされても生きていた。それを見ていた秋妃。
しらをきろうとした翠凰だったが、秋妃は「私は知っているのよ。あなたが私に扮して画策しているのは無歓を支えながら私の長年の悲願を実現するためよね」と言う。さらに無歓を呼び、自分が何日も眠っていたことや、その間に無歓と話していた者が誰かを話すと言われ、翠凰は自分が驪山の狐だと白状する。
翠凰は先帝が驪山で狐狩りに興じていたこと、今の皇帝も驪山に行宮を建て孤族の地を荒らしていることを話す。私は同胞と驪山を守るために漳王を皇帝にし、秋妃様の身分を借りて行宮の建立をやめさせたいと。そして秋妃様のために漳王を皇帝にすると約束した無歓は必死で素敵だと言う翠凰。
翠凰が花無歓を好きだと分かり、秋妃は「本当に漳王を即位させられるのなら、私に化けて無歓と接触することを許すわ」と言う。秋妃が身分を貸すのは無歓に喜んでほしいからだった。無歓を大切に思っていたが、借りも返せないし何も与えられない秋妃。「でも、あなたは違う」と秋妃は言う。
ーつづくー
魅惑の実を封じても、軽風が李涵を好きなのは変わらないみたい?
何か変わったところってあるのかな?
封じた時に、李涵が倒れたことも関係ある?
翠凰が怖いヾ(・ω・`;)ノ
もう同胞のためというより、花無歓のための方が強くなっているような気がする。
仲間のために驪山を守ろうとしているのに、その仲間に危害を加えたら意味がないよね…。
秋妃が翠凰の秘密を知っちゃった( ゚艸゚;)
これで翠凰はやりやすくなると思うし、秋妃も記憶にない時は翠凰が化けていた時だと分かるから、花無歓に対処できるようになると思うけど。
でも、秘密を知られて大丈夫?って心配も。
軽風たちがイタチと狐だと気づかれたら危険だとも思うし。
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失礼ながら、間違い発見。
『翠凰が李涵を好き』
これからもよろしくお願いします。
間違いもありがとうございました!!
修正させていただきました(๑>◡<๑)
marinさんも仔仔が好きなんですね♪
私も放送が嬉しいです(*´꒳`*)
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。