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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第52話 あらすじ

2019年08月13日 20時01分37秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄
鎏英(りゅうえい)…陳钰琪(チェン・ユーチー) 魔界の王女
穂禾(すいか)…王一菲(ワン・イーフェイ) 鳥族王女



「何万年もの間、天后だった母上を屈辱するなど許せぬ」と言う旭鳳。潤玉は「先賢殿に祭られる資格はあの者にはない」と言う。旭鳳が「母上の功績を否定することも決して許さぬ」と言うと、潤玉が「功績だと?父上と共に世を欺いて何が功績だ。あの2人のせいで六界は殺戮が絶えず、天界はさらに圧力を。やむなく父上の位牌は安置したが、不本意でならぬ」と返す。

旭鳳は強い口調で「2人を批判する資格などない。よく考えてみろ、義母である母上に育てられたであろう。親を殺めて良心が痛まぬのか?私は愚かだった。受けた恩に背き、むごい仕打ちをする偽の君子と見抜けず兄と慕っていた」と言う。「2人の所業を考えてみろ。父上が巡らせた策略と、横暴な荼姚により大勢の無辜の者が殺されたのだ。お前は私が何千年もの間、耐えていたと承知のはず」と言う潤玉。旭鳳は「今となっては立派な言葉も野心を果たす口実にしか聞こえぬ」と言う。

潤玉は「お前はずっと何の不安もなく父親と母親の権力に守られながら時代の寵児として生きてきた。だが、考えたことはあるか?お前が身を置く天界はどんな状態なのか、先の水神が錦覓の相手に私を選んだ理由を。そして、なぜ私が乱臣賊子となり謀反を起こし、簡単に帝位を得られたのか。お前の母親の死について、誰一人追求しない理由をな」と言う。追求せぬよう私が策を巡らせたのではない、あの2人が悪行を重ねてきたからだ、と。

信じない旭鳳に「私は天帝だ。天界を掌握している。だが、お前には何もない。嘘をつく必要が?今や天界は安定し、錦覓も幸せに暮らしている。お前は必要もないのになぜ戻った」と言う潤玉。旭鳳は「黙れ。錦覓の話はするな」と言う。潤玉は旭鳳に近づき「お前は死んだのだ。死後のも栄誉は整えてやったのに、なぜ恥を忍んでまで命を取り戻した。往生際が悪いぞ。まあよい。私と錦覓とで、お前を一度殺したのだ。また殺せばよい」と話す。

「今日の言葉を覚えておけ。いつか後悔させてやる」と言う旭鳳。潤玉は少しずつ旭鳳から離れると「期待して待とう」と言う。互いに剣を出し首元に刃を向ける。そこに天兵たちが来て旭鳳を取り囲む。
「皆、お前と戦へ赴き、生死を共にしたかつての配下だ。今は正義のために戦っている」と言う潤玉。旭鳳は「“衣なしとは言わず、子と袍を同じくす”。よく来たな。この旭鳳は皆のことを祝う。新たな木にとまり、高みに上がる」と言う。

潤玉は「熱き戦神は天下無敵。六界中に見せつけるがよい。兄やかつての配下をどう手にかけるのか」と言うと「皆の者、旭鳳は天界へ無断で侵入した。捕えよ」と命じる。その時「やめて」と言いながら錦覓が駆けて来る。旭鳳の前に立ち、両手を広げてかばう錦覓。錦覓は旭鳳の方に向くと「私があなたを殺した。その恨みは他の者ではなく私に」と言う。「水神。命を差し出すほど天帝に深い情があるのか。だが天帝も同じように水神を想っているだろうか」と言う旭鳳。

錦覓は小声で「逃げて、早く」と旭鳳に言う。「戯劇の見すぎであろう。天帝を守りながら私の見方もするとはな。今日の演目は何だ? “七縦七檎”か?」と旭鳳が聞く。潤玉が「錦覓、戻ってこい」と言う。それでも「お願いだから逃げて」と言う錦覓。旭鳳は錦覓を人質にし、ゆっくり出口に向かって歩き出す。「錦覓を離せば命は助ける」と旭鳳に言う潤玉。錦覓が「来ないで、お願いよ」と潤玉たちに向かって叫び、潤玉や天兵たちの足が止まる。もう一度、錦覓は旭鳳に「逃げて。早く」と言う。旭鳳は「私たちの木は枯れたのだ」と言うと、錦覓を離して出て行く。

「逃すな」と潤玉が言い、天兵たちが旭鳳を追いかける。錦覓は必死で止めるが誰も聞いてくれない。潤玉に「私を離せば命は助けるのよね。約束は守って」と錦覓が言う。しかし「指図は受けぬ。いい加減にするのだ。私の心にも限度がある」と言う潤玉。錦覓は「鳳凰を殺したら、私も一緒に死ぬ」と言って翊聖玄氷で作った刃を出す。「ふざけるな」と言い、潤玉が行きそうになる。錦覓は刃で自分の肩を刺し「私に近づいたら命を経つわよ。約束は守って」と言う。


旭鳳に何もしない天兵たちに「天帝の命だ、奴を殺せ」と言う太巳仙人。それでも兵たちは何もしようとせず、太巳仙人は弓を奪って自ら旭鳳に矢を放つ。その矢を手でつかんで止め「太巳仙人、今の命があるのは殿下のおかげでは?」と言う破軍星君。兵たちはそれぞれ旭鳳に助けられたことがあり、旭鳳に道を開ける。旭鳳は見送ってくれる皆に「両親を弔いに来たのだが、皆に助けてもらった。感謝する。だが皆と私では進む道は異なるようだ。皆とは今日を限りに袂を分かつ。戦場で会っても手心は加えるな」と言うと去っていく。


旭鳳を逃した将軍たちを跪かせる潤玉。破軍星君が「私が見逃したのです」と言う。私は戦場で火神殿下に命を救われました、火神殿下は情が深いお方です、と。潤玉は「旭鳳への恩を返す皆の忠誠心は徳が高く敬服の極みである。今日のことは罪に問わぬ。だが節度を持て。天界にも法がある。二度と禁は犯してはならぬ」と言う。そして破軍星君に「御前将軍のそなたに私は命運を預けている。旭鳳に救われた恩を返すのは今日限りとせよ。さもなくば私への裏切りとなる」と告げる。


七政殿に入ろうとした錦覓は鄺露に止められる。仕方なく外から「陛下、鳳凰は両親を弔いに来ただけです。陛下と違い、鳳凰は全てを失いました。見逃してください」と大声で訴える錦覓。さらに錦覓は跪いて頼む。見ていられない鄺露は、潤玉に水神が外で跪いていることを話す。しかし「合わぬ」と潤玉は言う。そして「旭鳳を見くびっていた。旭鳳は私が最も欲しいものを手に入れている。“人心”だ。旭鳳は誰にも制止されず先賢殿に出入りできた。破軍星君すら見逃したのだ。このままでは天兵はみんな、旭鳳に寝返ってしまう」と話す潤玉。潤玉は皆と決着をつける時がきたと考える。

外で跪いている錦覓を見ながら「君の瞳に映り、心の中にいるのは旭鳳だけなのだな。私は君のためならなんでも犠牲にする。命の半分をも投げ出すが、私は目に映らぬのか。皆、私を裏切り、旭鳳のために尽くす。だったら、もう容赦はせぬ」とつぶやく。


旭鳳は父が母に贈った霊火珠を母と見なして埋葬する。「そなたの目には、私の母はどう映っていた。皆が言うように悪辣非道であったか?」と付き合ってくれた暮辞に聞く旭鳳。暮辞が「もう亡くなったのです」と返し、旭鳳は皆の言うとおりだったと分かる。旭鳳は「私は両親の庇護の下に育った。2人は天界で最も尊く、両親の言葉はすべて正しいと思っていた。皆が跪くのは2人を敬服しているからだと。すべて当然のことだと思い、疑いもしなかったのだ。だが今、思えば過ちもあったが私は一度も止めようとしなかった。2人のこの結末は私にも責任がある」と話す。

「おやめを。親の罪を背負うことはありません。この世での善悪にはすべて因果があります。間者であった時、目にしました。天后陛下が時々、人知れず悲しそうに涙を流す姿を。天后陛下の意外な一面でした。権勢を誇り、高貴で自信に満ちていても、強気でいるのは表向きで心はか弱き女子なのですね」と言う暮辞。旭鳳は「母が強気でいたのは父の責任だ。母の生前、私は共に食事をしたことはなく、ゆっくり話をしたこともない。時、すでに遅しだ。孝行したくとも、この世におらぬ」と言う。

「今日、天界に行ったが変わっていた。潤玉に会ったが己の無力さを知ったよ。潤玉は理路整然とし、その言葉に私は反駁する術もなかった。両親の最後の尊厳すら守れなかったのだ。天界は見知らぬ地で私の故郷ではなくなっていた。鳳凰の木もだ」と話す旭鳳。そなたと同じく、もう帰る家がないと。暮辞はかつて先の水神殿を監視していた時、心の声を聞いたと言う。それは“心休まるのは我が里のみ”という言葉だった。

暮辞は「その昔、私は両親と一族を亡くしました。故郷もです。当時の心の支えは恨みでした。ですが、その後、眠れぬ夜を何度も過ごし分かったのです。両親と一族は私を守っていると。恨みを持つことなく生きることを望んでいる。唯一の生き残りゆえ、皆の希望として前を向くべきなのです。今、私を支えているのは“希望”です」と言う。


穂禾が気に入らない鎏英。しかし旭鳳は「味方もなく灰になりかけた私に、穂禾は付き添い生き返らせてくれた。深い恩がある。私は穂禾に借りがあるのだ」と話す。鎏英は「今後は私と暮辞、父を家族だと思って」と言う。
「殿下には福があるわ。これで霊力を高めて」と言って鎏英は朱雀の卵を差し出す。錦覓が朱雀の卵を食べ、体調を崩したことを思い出す旭鳳。

旭鳳が咳き込み、暮辞が脈を診る。「心配ない。回復したばかりゆえ休養が必要だ」と言う暮辞。旭鳳は「一度、死んだのだ。この命は大切にする。粗末にしたら救ってくれた皆に申し訳ない」と言う。


歩きながら「死者を敬わずに蔑むとは、夜神はひどいわ。陛下も気の毒よ」と暮辞に話す鎏英。暮辞は「そうは思わぬ。火神殿下にとっては、よいことかも。ご自分の本心が分かり、全てを見直せたゆえ生まれ変われたのだ」と言う。鎏英は「殿下と何か話を?」と聞くが、普通の男同士の話だと暮辞は言わない。そんな中、暮辞の髪がひとふさ白髪になっていることに鎏英が気づく。


屋敷に戻り、暮辞の髪を梳かしながら鎏英は「私はね、年を重ねることが好き。特に白髪には大人の趣があるわ」と言う。「同情は無用だ」と言う暮辞。鎏英は「本当に白髪が好きなの」と言う。暮辞は「私には分かっている。このまま衰え続けて、近い将来力を失う。老いと病に苦しんだうえ、君を忘れる。そうなっても私を好きか?」と聞く。暮辞の手を握り「蝉も蜻蛉も命は短いけど幸せに生きてる。10年も一緒に過ごせるのは幸せよ。忘れないで。何があろうと一緒に立ち向かいましょ。いいわね?」と微笑む鎏英。


七政殿から潤玉が出てくる。横を通り過ぎていく潤玉の衣をつかみ「鳳凰を許してください」と言う錦覓。潤玉は錦覓の前まで来るとしゃがみ「分かった、約束する」と言う。その言葉を聞いてようやく立った錦覓は、意識を失ってしまう。


九霄雲殿に太巳仙人を呼んだ潤玉は「六界に告げよ。旭鳳は先賢殿に侵入し、天帝に不敬を働き天界の法を犯した。ゆえに神籍を剥奪し、永遠に天界から追放する」と言う。


錦覓は部屋の外に出ようとするが、結界が張られていて出られない。驚いた錦覓は通りかかった鄺露を呼び「誰が結界を?」と聞く。「錦覓殿が危険を侵さぬよう、陛下の意向です」と答える鄺露。鄺露は出してくれず行ってしまう。
錦覓は彦佑を呼び結界を破れるか聞く。しかし彦佑にも無理だった。

結界を挟み、2人は座り込む。彦佑が「火神が生き返ったらしいが、君の仕業?」と聞く。頷く錦覓。彦佑は「君以外にはできぬからな。だから陛下が六界に命を出したのか。火神の神籍を剥奪し、天界を追放した」と話す。錦覓が「許すと言ってたけど、ひどい仕打ちだわ」と言う。「以前の穏やかな夜神ではない。生母を天后に惨殺されるのを見て火神に怒りの矛先が向いている。少しは許せ」と返す彦佑。

錦覓は時々天界へ来たばかりの頃のことを考えると話す。あの頃は両親の敵や愛憎なんて知らなかった、栖梧宮でただの仙童として墨をすってた、ぶどうの精霊として誇りを持ってた、それにあの頃の鳳凰は自信に満ちていたわ、魚さんは優しくてとても善良だった、あの幸せな日々はもう戻ってこない、それに…鳳凰の木も枯れたわ、と。彦佑が「また隕丹をあげたら君はのむか?」と聞く。錦覓は首を横に振り「すべては、あの隕丹のせいよ。鳳凰との日々を後悔したことはない」と答える。昔のにことは聞きたくないと、彦佑は結界を破れる者を探しに行く。


穂禾は魔界の市場で、殿下の神籍を剥奪し、天界を追放するというお触れを見たと旭鳳に話す。


月下仙人は「天帝になったのだ。旭鳳を追い詰めるな。そなたの弟で、一度死んだのだぞ。誇り高い旭鳳の神籍を奪うなど、命を奪うより残酷なことだ」と潤玉に言う。「陛下に剣を向けました。錦覓殿が止めねば殺されていました」と言う鄺露。月下仙人が「錦覓だと?またあの者か。そなたの味方を?」と潤玉に聞く。潤玉は「私に力添えをしました。旭鳳とは結ばれぬ。諦めてください」と言う。行きそうになる潤玉を止め「旭鳳がそなたを虐げたことはない」と言う月下仙人。しかし潤玉は聞く耳を持たず、兵を呼ぶと月下仙人を連れて行かせる。


旭鳳は卞城王へ会いに行く。


ーつづくー


旭鳳と潤玉のやり取りや、潤玉の旭鳳への仕打ちはやっぱり悲しい(;д;)
でも暮辞も言ってたけど、親の罪を背負うことはないと思う。
潤玉からしたら、旭鳳にも罪があると思ってるかもしれないけど。

(✽ ゚д゚ ✽)
錦覓が閉じ込められちゃうなんて!!!
せめて一緒に魘獣も入れといてよ(違う違う)
結界を破れるのは誰だろう…やっはり月下仙人?
月下仙人、連れて行けって言われてたけど、どうなったのかなヾ(・ω・`;)ノ

錦覓を閉じ込めたり、旭鳳を許すと言ったのに神籍を剥奪したり、天界から追放したり、こんなことばかりしたらよけい錦覓の心が離れるだけだと思う(இωஇ )
今は楽しい過去を見ると切ない。




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