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中国ドラマ「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」第59話 あらすじ

2019年08月22日 20時10分07秒 | 霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~(中)

【登場人物】
錦覓(きんべき)…楊紫(ヤン・ズー) 花女神の娘
旭鳳(きょくほう)…鄧倫(ダン・ルン) 天帝の息子
潤玉(じゅんぎょく)…羅云熙(レオ・ロー) 天帝の息子 旭鳳の兄
穂禾(すいか)…王一菲(ワン・イーフェイ) 鳥族王女
鎏英(りゅうえい)…陳钰琪(チェン・ユーチー) 魔界の王女



寝台に寝かせた錦覓に向かい「決して君を逃しはしない」と言う潤玉。潤玉は部屋を出ると、扉に結界を張る。


魔界。酒を飲む旭鳳に「どうやら、まだ決心がつかないようね。真相を明らかにしたいとは?先水神を殺めた罪をあなたに着せ、あれほど苦しめた者が一体誰かを」と言う鎏英。旭鳳は「真相に近づくにつれ恐ろしくなるのだ」と返す。鎏英が「確信があるのね」と言う。「天界にいた頃は悪人や悪行を憎み、白黒をつけた。私を狙い、潤玉を陥れた刺客を捜そうと策を用いたことも。だが、それは事件に関わる多くの者を巻き込んでいった。彦佑や鼠仙、蔌離と水神、そして洞庭水族。誰も難を逃れず、私の両親を死に至らしめることに。真相を明らかにして、どうなると言うのだ?夫婦で反目し、兄弟が不和となり、互いに敵を討ち合う。天界を揺るがした、あの大博打に勝者などいない」と言う旭鳳。

鎏英は「だしとても行動には責任が伴うもの。水神と風神を殺めた罪は重い。法で裁かず魔尊が罪を背負えば、下手人は味を占め、より多くを犠牲に」と話す。旭鳳は「正論だな。私の心は弱すぎる」と言う。「違うわ。下手人が身近な存在で自分を慕う相手だから、決断を下すのが難しいだけ」と言う鎏英。旭鳳は「君に迷惑をかける。暮辞と卞城王に申し訳ないかぎりだ」と言う。鎏英は「水くさいわね。暮辞や父上が気にすると思う?安心して。偽物は本物にはなり得ないわ。魔界では特にね。験心石の儀はたやすく通れぬ難関よ」と言う。頷く旭鳳。


“旭鳳。婚儀が終わったら天界を平定し、あなたの体を治す”と思う穂禾。そんな穂禾の髪を梳いていた侍女が「公主のお美しさは六界でも随一かと。験心石の儀もきっと通過できます」と言う。「験心石の儀?」と穂禾が聞き返す。


穂禾は験心石の置かれている場所へ行く。験心石を見ながら“旭鳳、悪く思わないで。私たちに情はあるけれど、万一の危険さえも冒したくないの”と思う穂禾。穂禾は偽物と変える。


錦覓は結界で外に出られない。彦佑を召喚するが、彦佑も現れなかった。
しばらくして鄺露が侍女たちと部屋に入ってくる。「天后陛下に祝福を」と言う鄺露。錦覓は「誰のことかしら?ここに天后はいない」と返す。鄺露は「陛下との婚儀当日ゆえ、その呼称でよろしいかと」と言う。侍女たちも祝福し「陛下の一途さは六界でもまれなものです」と言うと、婚儀で使う衣などを次々と置いて行く。

「そうね。これほど女子に尽くせる男が、この世にいるはずがないわ。いるとしたらそれは虚像。一途な想いなんて偽りにすぎないのよ。本性に気づくまで時間がかかったわ。穏やかさの裏に非常な血生臭さがあると」と鄺露に言う錦覓。鄺露は「もう吉時です。どうかお召替えを」と言う。錦覓は「天后にはなりたい人がなればいい。私はお断りよ」と言って寝台に座る。そこに潤玉が。

潤玉は鄺露たちを下がらせる。いつもと違う潤玉に「もう演技は十分よ」と言う錦覓。潤玉が「いつから私だと?」と聞くと、錦覓は「だませてると思った?」と答える。「昨晩は君の恨みの念が私にも届き、一睡もできなかった。結界も前より強化されてるし、大変だったんだぞ」と話す潤玉は、幻術で化けた彦佑だった。

彦佑は盗んだ龍魚の涙で結界を破り、錦覓と一緒に花界へ向かう。


省経閣から出てきた潤玉を見て驚く鄺露。鄺露は「水神殿に会うため、璇璣宮へ戻られたはずでは?」と潤玉に聞く。潤玉は自分の腕に龍魚の涙がないことを確かめ璇璣宮へ。

結界を解いて部屋の中に入った潤玉は、彦佑の“双修の神髄を知るため水神を借ります”という置き文を読む。文を握りしめる潤玉。
潤玉は破軍星君を引き連れ花界へ行く。


彦佑と月下仙人と共に花界へ来た錦覓は真実を長芳主に話す。長芳主は「花界は全力であなたを守る。でも長くは隠しとおせないわ」と言う。早く対策を練らねばと。「私は大丈夫です。とにかく蓬羽を探し、鳳凰の体を治さなければ」と言う錦覓。長芳主が「蓬羽は湖よ。老胡に案内を」と言ったところに、慌てた老胡が「大変です。天帝が兵を連れてここに」と言いながらやって来る。長芳主は錦覓たちに逃げるように言う。


潤玉は長芳主に「姿を消した錦覓を迎えに来たのですが。芳主方にも参列いただきたく、この機にお招きできればと思いまして」と話す。「錦覓は天界におらぬと?」と聞く長芳主。潤玉は「旭鳳の体を治すため、花界に蓬羽を摘みに来たはず。まさか来ていないとでも言うのですか?」と言う。「錦覓を失踪させたことを陛下が謝罪されるのが筋。それどころか逆に我らを疑うと?」と言う海棠。潤玉は「芳主方は何か誤解されているようだ。私はこのようなことで友好関係を崩したくない」と言う。

「誤解?鋭気みなぎる天兵を率い花界へ押し入った時点で誤解があるとは到底思えません」と言う長芳主。潤玉は「急を要するため失礼をした。この婚儀は六界への通告も済み錦覓は天后として公認されている。芳主方も大局を考え共に錦覓を捜してほしい」と話す。それでも芳主たちが拒むため、潤玉は「あくまで隠そうとするなら力に訴えるまで」と言い、兵たちが芳主たちに剣を向ける。

長芳主が「ここは花界です」と言う。「花界は太古より天界の一部だった。先帝のせいで先花神が早世し、数千年、芳主が代理を務めたにすぎぬ。君臣の道すら忘れたと申すか」と言う潤玉。海棠が「我らは花神様に従っただけ」と言う。そんな海棠を止めるように「では、ご命令を」と言う長芳主。潤玉は「臣下なら臣下らしくせよ。錦覓が天后になることを祈れ。それが花界の安泰を保つ唯一の道だ」と告げる。

殿の中へ1人で入った潤玉は「出てこい」と言う。柱の陰に隠れていた彦佑が出てくる。
「私の邪魔ばかりして、母上にどう顔向けを?」と言う潤玉。彦佑は「ただ、あなたに罪を重ねさせたくないだけです」と言う。潤玉が「錦覓は?」と聞く。「もう花界を出ました」と答える彦佑。事実なら彦佑が足止めする必要はないと思った潤玉は「出せ」と手を差し出す。腕につけた龍魚の涙を見せ「欲しければ実力で奪ってください」と言うと、彦佑はその場を去っていく。追いかける潤玉。


錦覓は蓬羽を探しに花界へ来たことを連翹に話す。しかし蓬羽は連翹の母が数日前に全部摘み、餃子にしてしまっていた。怒る錦覓に老胡が「今から植えても間に合う」と言ってなだめる。
錦覓が蓬羽を植え始めると、潤玉の足止めに失敗した彦佑が来る。「1刻ほど足止めしてくれる?」と言う錦覓。「無論だ。思い通りにはさせぬ」と月下仙人が言う。
月下仙人は情糸繾綣大法で錦覓を守る。「潤玉の霊力では、当面、破れぬはず」と言う月下仙人。


潤玉の前に現れた月下仙人は「諦めよ」と忠告する。「私を天帝と認めるなら、手出しはおやめに」と言い返す潤玉。


彦佑は錦覓に「君に謝らなければならない」と話す。実は私は陛下の母・洞庭君の養子だ、と。彦佑の顔を見た錦覓は頷き「どうりで。あなたと陛下の間には何か不思議な絆があると。謎が解けたわ」と言う。「もっとも義母と過ごした時間は陛下より長い。義母は天君に恨みを晴らすため火神を狙った。私は恩返しのため多くの過ちを犯し、君を利用した。天君の宴の時がそうだ。だが君を危険に巻き込むとは思わなかった。その後起きたことは人為的にしろ天命にしろ、私の願いとは異なる」と謝る彦佑。

錦覓は「昔だったら許さなかったと思う。でも多くを経験して白黒がつかないこともあると知った。不変のものなどないのよ。あなたが私と肉肉を窮奇から救ったこと忘れはしない。あなたは永遠に恩人で友達なの」と言う。


「無理強いはならぬ。なぜ執着する」と潤玉に言う月下仙人。潤玉は「心とは移ろいやすいもの。なぜ諦めねばならぬと?」と言う。ため息をついた月下仙人は「錦覓に愛されぬのは旭鳳との優劣の問題ではない。計略を巡らせ権力を得たところで無垢な心には勝てぬのだ。己を省みよ。幼い頃から誰かと心を通わせたことが?」と話す。「私の境遇は叔父上ならよくご存知のはず。信頼を寄せても溝ができれば敵とみなされる」と言う潤玉。

月下仙人は「荼姚のことは忘れろ。心を開かずしていかに人心を得る?」と言う。潤玉は「これまで私のことを本気で考えてくれた者が?私が迷い途方にくれた時、手を差し伸べた者が?今、私の行為に口を出し、批判する資格など誰にもない」と言って剣を取り出す。


錦覓の元へ駆けて来た連翹が「月下仙人が天帝と戦いを。長くは持たない」と伝える。錦覓は蓬羽を旭鳳の元へ届けるよう彦佑に頼む。


月下仙人が潤玉に飛ばされ吐血する。その場を後にする潤玉。


彦佑はわざと錦覓に「あの鳥のために蛇を捨て龍の胸に飛び込むとは。忠告する。奴の外見は蓮みたいだが、心は太湖の泥より黒く濁ってる。器が小さくて疑い深く、底の知れない男だ。君も朝晩、なぶり殺され、骨の髄までしゃぶられるぞ」と言う。そこに潤玉が来る。
「どうした?続けないのか 」と言う潤玉。

彦佑が口を指で挟んで閉じると、潤玉は「自分でも興味深い。どれほど腹黒く残忍だと思われているか」と言う。彦佑は「義母上の命日のお供えを買わなきゃ」と言うと行こうとする。潤玉が止め、2人は戦い始めるが、彦佑は隙を見て逃げてしまう。

潤玉は簡単に情糸繾綣大法を破り「気が済んだか?帰るぞ。婚儀を終え、全てが元どおりになれば、過去はとがめぬ」と言い、錦覓の腕を引く。悲鳴を上げる錦覓。潤玉は錦覓ではないと見抜き、術を使って本当の姿にさせる。それは連翹だった。潤玉が「錦覓は?」と聞く。連翹は逃げようとするが捕まって逃げられない。


錦覓は忘川の舟に乗せられていた。月下仙人と彦佑も一緒に舟に乗る。


芳主や老胡たちが集められる。「六界に告げよ。本日より花界を封鎖する。錦覓が戻るまで、日に1種類、花を滅ぼす」と言う潤玉。長芳主は「そうはさせない」と言うと、潤玉に攻撃する。しかし跳ね返されてしまう長芳主。
長芳主が「花界が滅びようと錦覓を渡しはしない」と言い、潤玉は剣を向けると「天帝を奇襲した者は死罪。明日、滅ぶのは牡丹の花だ」と告げる。


ーつづくー


あれれれれ。
まだ旭鳳は迷っていたのね( ̄▼ ̄|||)
そういえば穂禾が験心石をすり替えていたけど、験心石ってなんだろう?
暮辞と鎏英の婚儀の時も出てたけど…。
お互いの気持ちを確かめるもの?

月下仙人が潤玉に「己を省みよ。幼い頃から誰かと心を通わせたことが?」と言ってたけど、足止めするために言ってたのならいいけど、本心で言ってたとしたら酷かも(。>﹏<。)
心を通わせられる相手を見つけるのは、潤玉の立場では難しかったと思うんだけど…。
それを言うなら月下仙人がもっと潤玉に気を配ってあげてたらよかったのに。
他の人は天后が怖くてできなくても、月下仙人なら天帝の弟だし、天后も手出しできなかったと思う。
月下仙人は好きだけど、ちょっとここが引っかかったり(;´д`)ノ

だからといって潤玉のしていることがいいことだとは思わないんだけどヾ(・ω・`;)ノ
自分が錦覓を好きなように、錦覓にも好きな相手がいる。
自分が錦覓を諦められないのに、錦覓には諦めろというの?
無理やり手に入れても、好きな相手に嫌われるだけで何も手に入れられないのに(;д;)



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