4.敗戦後-再生へ
息切れが途切れないユニフォームから湯気の上がる状態での
4年生にとって最後の全員ミーティングで、
「日本一がかなえられない夢や幻ではなく、
実際になれるんだということを本当に姿として見せてくれた、
大橋と五十嵐の二人の4年生、ありがとう。
さらに、インカレ出場のあらゆるチームの中で、
日本一素晴らしいチームにしてくれてありがとう」
との私のただの一言から始まり、
二人の4年生はもちろん8人の3年生全員に一言あいさつをさせたら、
ほぼ全員が涙と鼻水でなかなか言葉にならず、
声を絞りきってそれぞれが感謝と再出発、
そして反省と改善の言葉を述べて、
最後にヘッドコーチの
「これからの人生で勝ってほしい」
との絞めの言葉で、30分近いセレモニーが終わりました。
夜になり、宿で腹いっぱい飯食ってから、
1,980円飲み放題(基本は“つまみ”なし、ひたすら飲むだけ)という
近くの[養老の滝](うちの主務は「[エビの滝]で8時15分開始です」と言っていました)で、
I氏も交えて、悔しさと淋しさをぶっ飛ばす2時間の大宴会を行いました。
初日の【広島風お好み焼き】で初めて会うこととなったI氏も参加されたため、
全員に自己紹介と今後の抱負やなんかを言わせたのですが、
輪番制で最後になったうちの3年生エースが、
「(いろいろ話した後、下級生に向かって)鳴かぬなら無くまで待とうホトトギス!」と
ギラリと睨みを利かせながら迫力ある言辞を呈した際に、
私による「300年もか?」という酔っ払いおやじの怒声ヤジに
全員が一瞬きょとんとした場面もありました。
その直後、発声したその学生の抱負が
「ベンチプレスで100キロあげます!」だったのですが、
この宣言直後に上半身すべて裸になり、
筋肉隆々のボディビルダー的パフォーマンスをしたところ、
すぐさまみんなの指名で最もうちで細身の2年生も裸にさせられ、
筋肉隆々の3年生スーパーエース(推定体重80キロ前後)の横に並べられて、
大笑いのボディビルダーのポーズ比べが始まりました。
そうしたら、すぐにこの日で現役引退となった4年生の推定体重???キロ超の
キーパーが脱ぎ始め、3人でポーズ比べになりましたが、
4人目を誰にするかになってざわめきに変わった瞬間、
「俺がやる!」と監督の私が言って、
驚き笑い転げる学生たちを押しのけて最上座から演芸ステージの席へ移り、
上半身全裸になって「どうだ!」と43歳の現在の美体(現役時代に比べて約20キロ増)を披露しました。
監督の「4!(100キロ超キーパー) 3!(監督) 2!(3年エース) 1(2年のヤセ者)!」
の指差し的かけ声により、4人で肩組んでラグビーのスクラムのマネをして、
全員手拍子の大発声したところ、
I氏が、「Wさああんっ」と手を振りながら、
上半身全裸で泣き笑い状態で走って抱きついてきました。
クライマックスでした・・・。
最後に、司会役の学生から締めの挨拶を指名され、
これだけの狂乱的騒ぎをしておきながら
最後には瞬間的に全員正座で静まりかえり、
酒で顔も真っ赤になりながらも私の顔目を真っ直ぐな目で直視する学生たちを見て、
一瞬「鳴かぬなら、俺が鳴くぞ、ホトトギス!」と言いかけましたが、
監督というより一人のOBとしてある決意があるため、
それを言うのはこらえて、
「淋しい。けれど、また明日から笑おう!」と述べて、大宴会を終えました。
以上、負けて泣き、勝って泣き、笑って泣き、
悔しさと嬉しさと面白さと淋しさが交錯しあう中で、
インプットとしての「水分ストレス」を、
常に成長へのエネルギーに変換し、
例えば「涙・汗・鼻水」の水分としてアウトプットしながら、最後には見事な実りを表現し、
新生への誓いというプレゼントを交換し合った1年間のフィナーレでした。
本文をご高覧いただいた諸氏におかれましては、
なにとぞ冒険をし続けるTFU男子ハンドボール部の
今後の活動をご海容のうえ、
私の誇りの若人達へのご教導とご支援を伏してお願いを申し上げます。
息切れが途切れないユニフォームから湯気の上がる状態での
4年生にとって最後の全員ミーティングで、
「日本一がかなえられない夢や幻ではなく、
実際になれるんだということを本当に姿として見せてくれた、
大橋と五十嵐の二人の4年生、ありがとう。
さらに、インカレ出場のあらゆるチームの中で、
日本一素晴らしいチームにしてくれてありがとう」
との私のただの一言から始まり、
二人の4年生はもちろん8人の3年生全員に一言あいさつをさせたら、
ほぼ全員が涙と鼻水でなかなか言葉にならず、
声を絞りきってそれぞれが感謝と再出発、
そして反省と改善の言葉を述べて、
最後にヘッドコーチの
「これからの人生で勝ってほしい」
との絞めの言葉で、30分近いセレモニーが終わりました。
夜になり、宿で腹いっぱい飯食ってから、
1,980円飲み放題(基本は“つまみ”なし、ひたすら飲むだけ)という
近くの[養老の滝](うちの主務は「[エビの滝]で8時15分開始です」と言っていました)で、
I氏も交えて、悔しさと淋しさをぶっ飛ばす2時間の大宴会を行いました。
初日の【広島風お好み焼き】で初めて会うこととなったI氏も参加されたため、
全員に自己紹介と今後の抱負やなんかを言わせたのですが、
輪番制で最後になったうちの3年生エースが、
「(いろいろ話した後、下級生に向かって)鳴かぬなら無くまで待とうホトトギス!」と
ギラリと睨みを利かせながら迫力ある言辞を呈した際に、
私による「300年もか?」という酔っ払いおやじの怒声ヤジに
全員が一瞬きょとんとした場面もありました。
その直後、発声したその学生の抱負が
「ベンチプレスで100キロあげます!」だったのですが、
この宣言直後に上半身すべて裸になり、
筋肉隆々のボディビルダー的パフォーマンスをしたところ、
すぐさまみんなの指名で最もうちで細身の2年生も裸にさせられ、
筋肉隆々の3年生スーパーエース(推定体重80キロ前後)の横に並べられて、
大笑いのボディビルダーのポーズ比べが始まりました。
そうしたら、すぐにこの日で現役引退となった4年生の推定体重???キロ超の
キーパーが脱ぎ始め、3人でポーズ比べになりましたが、
4人目を誰にするかになってざわめきに変わった瞬間、
「俺がやる!」と監督の私が言って、
驚き笑い転げる学生たちを押しのけて最上座から演芸ステージの席へ移り、
上半身全裸になって「どうだ!」と43歳の現在の美体(現役時代に比べて約20キロ増)を披露しました。
監督の「4!(100キロ超キーパー) 3!(監督) 2!(3年エース) 1(2年のヤセ者)!」
の指差し的かけ声により、4人で肩組んでラグビーのスクラムのマネをして、
全員手拍子の大発声したところ、
I氏が、「Wさああんっ」と手を振りながら、
上半身全裸で泣き笑い状態で走って抱きついてきました。
クライマックスでした・・・。
最後に、司会役の学生から締めの挨拶を指名され、
これだけの狂乱的騒ぎをしておきながら
最後には瞬間的に全員正座で静まりかえり、
酒で顔も真っ赤になりながらも私の顔目を真っ直ぐな目で直視する学生たちを見て、
一瞬「鳴かぬなら、俺が鳴くぞ、ホトトギス!」と言いかけましたが、
監督というより一人のOBとしてある決意があるため、
それを言うのはこらえて、
「淋しい。けれど、また明日から笑おう!」と述べて、大宴会を終えました。
以上、負けて泣き、勝って泣き、笑って泣き、
悔しさと嬉しさと面白さと淋しさが交錯しあう中で、
インプットとしての「水分ストレス」を、
常に成長へのエネルギーに変換し、
例えば「涙・汗・鼻水」の水分としてアウトプットしながら、最後には見事な実りを表現し、
新生への誓いというプレゼントを交換し合った1年間のフィナーレでした。
本文をご高覧いただいた諸氏におかれましては、
なにとぞ冒険をし続けるTFU男子ハンドボール部の
今後の活動をご海容のうえ、
私の誇りの若人達へのご教導とご支援を伏してお願いを申し上げます。