おかげさまで優勝をすることができました。
保護者の皆様をはじめ、OBの皆様、関係者の皆様の
ご支援を賜りましたことを感謝申し上げます。
大変遅くなりましたが、いまさらながら雑感を・・。
大きなケガを抱えた選手もなく、万全の態勢で望んだ秋季リーグ。
リーグ前には日々、自分達のプレーをビデオで撮影し、
課題や曖昧な箇所をチェック。
選手間で修正方法を考え、その後実際にプレーで確認。
ひたすら、それを繰り返してきた。
そして、大会を迎えた。
全試合を通して、連続失点する場面がやや見られ、
その時間帯にOF、DFともに「攻める」ということに徹した。
とにかく秋季リーグは、
「DFから速攻」というスタイルを全試合貫き通す、それを徹底した。
また、受けて守りに入るのではなく、「前に、攻めて守る」ということ。
簡単そうだが、選手のメンタル状態で全く異なる状況になる。
富士大戦はチームとしての戦術が
徹底された試合となった。
しかし、点数が離れた直後に選手は守りに入ることがある。
どのスポーツでもそうだが、勝利が近づいてくると、
「早く試合が終わってほしい」と試合時間ばかり気にする選手がいる。
そのことが「受け身になる」ということだ。
点数が離れて油断、DFの準備不足・・・、
まだまだ甘い部分が見られた。
最後までチームとして戦い、富士大に勝利。
試合終了後、抱き合い、勝利を喜ぶ選手。
感涙に咽ぶ選手たち・・、
その姿を見るとやっと達成感を味わうことができたんだなとしみじみ感じる。
選手がボロボロと大粒の涙を流す。
嬉し泣きでチームメンバーが泣くことを見るのは初めての経験である。
ベンチに入っていたメンバーも、
観客席で応援してくれていたメンバーも全員が喜びに浸っている。
それだけの「努力」を彼らはしてきたということだ。
監督も手をたたき、喜んでくれている。
いつも「お前に任せる。好きにやれ」と言ってくれている
監督にやっと恩返しができた。
もちろん勝ったことは嬉しいが、一人冷静な自分。
まだ大会は終わってないという、
あと1試合を残している怖さとリスク回避の思考がぐるぐると頭をまわる。
まだ、リーグ優勝もインカレ出場も何も決まっていない。
最終戦に勝利し、全勝優勝しなくては・・。
学生は着替え後に、宿舎に戻り、休息を取った。
宿舎に戻ったものの、興奮して寝ることはできなかったようだ。
(試合のビデオを見ていたらしい)
私は監督と体育館に残り、対戦相手の試合観戦。
選手はミーティングを行い、最終戦に備えた。
そして大会最終日。
秋田大戦も練習の成果が試合を通して
随所に見られた。
最後のワンプレーまで自分達のコンセプトを
貫き、優勝を決めた。
選手は本当によく戦ったと思う。
二人の4年生、大橋と五十嵐を中心に
チーム全員に意識が共有化されたチームになった。
優勝を決めた後に、二人に
「ありがとうございました」と言われたが、
こっちが「ありがとう」と言いたいぐらいだ。
優勝を決め、喜びを分かち合っている選手を見ていると、
本当に羨ましい限りだ。
若いOB達が一緒に喜んでくれている。
「よかったっすね。あいつら頑張ってましたから。いやーよかった」
「自分のことみたいに嬉しいっす」と電話やメールをくれた。
このOB達にも選手は支えられている。
たくさんの方から支えられている。
祝勝会の時に一言だけ言った。
「たくさんの人に支えられ、ハンドボールができることに感謝しよう。
とにかく謙虚に、驕ることなく足元を見つめて、インカレまで練習しよう」
みんな、頷いてくれた。
インカレまで、あと1ヶ月。
今、選手はインカレを見据え、
新たな目標を設定し、日々練習に取り組んでいます。
インカレの舞台で
選手25人が躍動する姿を見たいと思っています。
OB、保護者の皆様、
関係者の皆様、ご声援の程よろしくお願い致します。