池ちゃんのページ


行政・町内情報、地域活動やスポーツクラブ・昔遊び・ジャズオーケストラの活動などを紹介します

きょうは芥川賞の発表日

2024年07月17日 13時13分38秒 | 一言
 きょうは芥川賞の発表日。本欄恒例の候補作一気読みです。他者排除が顕著な時代の反映か、各作品に「私とは何か」「自他の境界線は明確なのか」という問いが通底していると感じました。
 朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」は結合双生児の姉妹が主人公。頭も胸も腹も接続し一体にしか見えないという奇妙な設定によって、人間には自分だけの体や思考、記憶、感情などは存在せず、雑多なものを共有し合って生きていると示唆します。
 向坂(さきさか)くじら「いなくなくならなくならないで」も、個の輪郭をほどく作品。互いの悲しみに感応していた親友の朝日が自殺したと知らされ、喪失の空洞を抱え続けてきた時子。しかし突然、朝日が現れ、時子の生活は侵食されてゆき…。
 松永K三蔵「バリ山行」は、業績不振の外装工事会社で首切りにおびえながら働く男たちが、不安を打ち消すようにやぶ山に分け入り危険な山行を繰り返すさまを活写。〈自分も山も関係なくなって、境目もなくて、みんな溶けるような感覚〉の至福を提示します。
 尾崎世界観「転(てん)の声」は、チケットの転売でプレミアがつくことがバンドの価値となる業界の狂騒の中、音楽の喜びや感動が損なわれる葛藤を描き、消費をあおる「推し」文化も照射します。
 坂崎かおる「海岸通り」は、老人ホームの派遣清掃員の孤独な女性が、ウガンダから来た女性と一緒に働くうちに、その違いゆえに心が開かれ、救われていく物語。多様な他者を包摂することで生まれる豊かさの形です。


改悪入管法との闘い

2024年07月17日 13時11分37秒 | 一言
差別と排斥をなくす法改正を
 日本の難民認定制度では、難民と認定すべき外国人が排斥されています。

 2023年に国民の批判を押し切って成立し、6月10日に全面施行された改悪入管法は、この問題点を何ら改善しないものでした。

 この法律を岸田文雄政権は先の通常国会でさらに改悪し、永住者資格取り消し制度の導入、技能実習制度の育成就労制度への看板掛け替えなどを行いました。

 外国人の人権問題は焦眉の課題です。

■難民不認定を覆す
 そうしたなか、難民認定のあり方に一石を投じる判決が4日、ありました。同性愛を理由に迫害を受け日本に逃れた北アフリカ出身の男性が日本政府に難民不認定処分の取り消しを求めた裁判で、大阪地裁は「難民に該当する」として国の処分を取り消しました。

 判決が、帰国すれば家族から迫害され、本国から逮捕や訴追を受けるおそれがあると認定したことは重要です。「性的少数者だという事情は、人間の尊厳にとって根源的なもので」「変更や放棄を強要されるべきではない」としました。

 裁判で難民不認定の判断がただされれば強制送還を回避できますが、時間がかかりすぎます。本来、入管庁・法相の難民認定手続きで適正な判断がされるべきです。不認定が裁判で覆ったケースを第三者機関が検証する必要があります。

 ところが、難民審査参与員の一部は「送還ありき」で審査数をこなし、審査に弁護士の立ち会いも録音録画も認めていません。世界で当たり前の透明性・公平性からかけ離れています。

■保護と共生に向け
 難民認定制度を抜本的に改革すべきです。出入国管理と難民保護機関の分離、独立した難民等保護委員会の設置が必須です。

 現状では入管庁は、「送還忌避者」と一方的に決めつけ、強制送還しています。仮放免中は働くことを許さず、深刻な生活苦によって帰国せざるを得ない状況に追い込んでいます。施行された改悪入管法は送還忌避罪などを設け、生命の危険など母国に帰れない事情を抱えた外国人の送還をさらに容易にするものです。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が6月に発表した世界の難民等に関する『グローバル・トレンズ・レポート2023』は、24年5月時点で避難を余儀なくされた人が12年連続で増加、過去最多の1億2千万人に達したと報告しています。すでに外国人は私たちと共に生きています。

 23年の改悪法採決で日本共産党は、外国人に対する「差別と排斥の歴史を終わらせ、保護と共生へ」「つないだ手を絶対に離さない」と決意を表明しました。

 支援を求める外国人は増加の一途なのに、日本の入管行政は外国人、特に難民に対してUNHCRからも厳しすぎると非難される政策をすすめています。宗教、特定の社会的集団、政治的意見などを理由に「迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖」を持つ人は難民として保護すべきだとする難民条約を批准した責任を、政府に果たさせなければなりません。外国ルーツの人たちを尊厳ある人間として受け入れ共に生きる制度をつくるために広範な運動と入管法の抜本改正が不可欠です。

ケア労働 賃上げを

2024年07月17日 13時09分29秒 | 一言
日本医労連が定期大会
 日本医労連は16日、愛知県蒲郡市で定期大会を開きました。誰もが人間らしく生活できる賃金底上げと大幅賃上げ、夜勤の実効ある規制と大幅増員、命守る社会保障拡充などの運動方針を提案しました。18日まで。


(写真)あいさつする佐々木委員長=16日、愛知県蒲郡市

 あいさつに立った佐々木悦子委員長は、診療報酬改定に初めてベースアップ分の賃上げ支援策が盛り込まれたことは運動の成果だと強調。しかし、対象職種を限定し、施設ごとに格差をつける不十分な内容だと指摘し、全ケア労働者の賃上げ、他産業に負けない賃上げに向けた運動の強化を訴えました。

 岸田政権は「骨太の方針2024」で社会保障の全面改悪を打ち出し、医師養成数の抑制に固執する一方で、「日米同盟強化」の推進と大軍拡を堅持し、社会保障を歳出改革の最大の標的としていると批判。物価高や経済停滞の打開策を示せず国民生活破壊へ、ひた走る岸田政権の政治から、暮らしの困難を打開する政治に転換するために声をあげようと訴えました。

 退職に歯止めがかからず必要人員が確保できていない医療機関が約7割に上るなど人手不足の実態にふれ、署名を積み上げ大幅増員を一刻も早く実現しようと呼びかけました。

 森田進書記長が運動方針を提案。春闘で報酬改定により新設された「ベア評価料」や介護加算を活用したベアを獲得した成果もあったものの、全体的には例年並みの到達だとして、引き続き診療報酬・介護報酬の大幅引き上げの再改定や、一時金引き上げにつながる国の支援策実施を秋闘でも追求すると強調しました。

 産別統一闘争の強化や働くルールの確立、憲法改悪阻止、20万人医労連の早期達成などを呼びかけました。

 来賓として日本共産党の倉林明子副委員長があいさつしました。


差別や憎悪 許さない

2024年07月17日 13時07分14秒 | 一言
米共和党大会 会場付近で市民抗議


(写真)15日、共和党全国大会が開幕したミルウォーキーで、共和党の政策に抗議する人たち(柴田菜央撮影)

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=柴田菜央】米共和党の全国大会が開幕したウィスコンシン州ミルウォーキーで15日、同党の差別や人権侵害につながる政策や姿勢に抗議し、女性や性的少数者などすべての人の人権を守ろうと訴える市民による抗議集会が行われました。参加者は同大会の会場付近をデモ行進し、「共和党は出ていけ」「立ち上がって反撃しよう」などと唱和しました。

 集会では、共和党のトランプ前大統領がこれまで攻撃の標的としてきた、女性の中絶の権利やLGBTQ、移民の権利擁護を求めるプラカードや横断幕が多くみられました。

 「私の体は私が決める」と書かれたプラカードを高く掲げて歩いていたアセイシア・ノブリンさんは、女性の権利を制限するトランプ氏の政策は「私たちの命にかかわることだ」と訴えました。

 労働組合のプラカードを持って参加したニコ・ヘルナンデスさんは、労働者の権利を向上させる必要があるのに「共和党は完全に背を向けている」と批判しました。

 13日にトランプ氏が演説中に銃撃されたことを受け、暴力を非難しながらも街に出て声を上げ続ける大切さを強調する声も多く聞かれました。

 ミルウォーキー在住のサラさんは「銃撃事件後でも、トランプ氏がどんな人かを忘れてはいけない」と指摘。憎悪を助長する政策・主張などは「支持していないと示したい」と力を込めました。


田村貴昭氏「賃上げこそ」

2024年07月17日 13時05分17秒 | 一言
九州・沖縄いっせい宣伝
JR博多駅前<
/span>


(写真)総選挙で九州・沖縄比例2議席確保に向けた決意を述べる田村氏(右)=16日、福岡市博多区

 九州・沖縄8県の日本共産党は16日、いっせい宣伝(15日から)に取り組みました。福岡市のJR博多駅前では、田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄比例予定候補)が、党福岡県委員会のメンバーらとともに通勤・通学中の市民らと朝のあいさつを交わしながら、来たる総選挙で九州・沖縄ブロック比例での2議席確保に向け支持を呼びかけました。

 田村氏は、物価高騰が長引く中「賃金引き上げこそ」と力説。大企業の男女賃金格差を公表させた党の実績を紹介し、自民党の裏金事件に触れ、格差是正やジェンダー平等は「企業・団体献金を受け取らず、お金に清潔な共産党だからこそ実現できる」と訴えました。

 高い学費の問題では、東京大学などの値上げの動きに対し「国が支援するべきだ」と述べ、学費半額、返済不要の奨学金の実現に向け「全力を挙げる」と力を込めました。

 立川孝彦県副委員長は、「しんぶん赤旗」日曜版7月14日号の1面トップを示し、選択的夫婦別姓を巡る経団連へのインタビューを紹介。党機関紙の魅力などを訴えました。

 メンバーらは、政策プラスターなどを掲げてアピール。市民らが次々に日曜版の見本紙を受け取りました。


山添氏 金権政治批判

2024年07月17日 13時03分28秒 | 一言
岡山・倉敷


(写真)山添氏、衆院中国比例予定候補、倉敷市議予定候補らに声援を送る参加者ら=14日、岡山県倉敷市

 岡山県の日本共産党倉敷地区委員会は14日、倉敷市で山添拓参院議員を迎え「総選挙・市議選勝利をめざす日本共産党演説会」を開きました。

 山添氏が「いま私たちが自民党政治を終わらせ民主主義を強くすることは、未来社会の自由を確かなものにする。総選挙でまずその一歩を踏み出そう。社会を変えるダイナミックな喜びを一緒に味わおう」と訴えると、会場いっぱいの参加者から大きな拍手が起こりました。この日、学生や労働者ら6人が入党しました。

 山添氏は、西日本豪雨災害から6年がたつ倉敷市で、市立図書館を守る請願をはじめ多くの市民の願いが採択されたことに触れ「多くの人が署名に取り組み、共産党の議席とともに議会の姿勢を変えた。命を守る政治へ、来年1月の倉敷市議選、そして総選挙で必ず共産党を大きく伸ばそう」と訴えました。

 山添氏は、国民不在で大企業と投資家のための経済になっていることが裏金直結政治の最大の問題だと指摘。「政党助成金を受け取らず企業・団体献金廃止を掲げる日本共産党を大きく伸ばしてこそ金権腐敗政治に対する一番の特効薬になる」と述べ、暮らしと平和、人権での党の値打ちを未来社会の展望とともに語りました。

 「沖縄の米兵の性暴力を隠していたこと、やっぱりおかしいと思う」と話した女性(25)は、「政府のお金の使い方を変えるという共産党の提案が実現したらいいなと思います。私一人の力でも変わる力になれば」と入党を決意しました。


倉林氏 政治転換訴え

2024年07月17日 13時01分11秒 | 一言
福井で演説会


(写真)拍手に応える(左から)藤野、倉林、かねもと各氏=15日、福井市

 日本共産党創立102周年の15日、倉林明子副委員長・参院議員を迎えた党演説会が福井市で開かれました。倉林氏をはじめ、藤野やすふみ衆院北陸信越比例予定候補、かねもと幸枝衆院1区予定候補の各弁士の訴えに共感の拍手が起こりました。

 倉林氏は、自民党政治が「賃金が上がらない国」にした、この30年間について、「自民党が受けた政党助成金は4400億円です。さらに、企業・団体献金を表からも裏からももらっていた」と告発しました。その上で、「今やるべきことは、はっきりしています。大企業に増税、国民に消費税減税です」と訴え。大企業の内部留保課税で最低賃金を時給1500円に引き上げ、年金も290兆円に膨らんだ積立金を活用して引き上げるなど、党の政策を訴えました。

 藤野氏は、来たる総選挙について「自公政権による原発回帰の暴走が強まっています。日本で一番原発が集中する福井、北陸信越で原発ゼロを貫く日本共産党が議席を取り戻す意義はますます高まっている」と強調し、支援を訴えました。

 かねもと氏は、ケア労働や介護、暮らしを守る立場で「何としても政治を変えなければなりません。みなさん、いっしょに変えましょう」と訴えるとともに、反戦平和を貫く党の立場を示しました。

 参加者からは「自民党を負かすときです。共産党の頑張り時」との期待する声が寄せられました。


市田氏囲み集い懇談

2024年07月17日 12時59分14秒 | 一言
広島・福山


(写真)質問に答える市田氏(正面左)、大平氏(その右)=15日、広島県福山市

 広島県の日本共産党東部地区委員会は15日、福山市で市田忠義副委員長を迎え「市田さんと日本共産党を語る集い」を開きました。市田氏は「自民党政治の行き詰まりが極限にある今が、時代を変える歴史的チャンス。党創立102年を迎えた本日、党に入って社会を良くする道をご一緒に進んでいきましょう」と語りかけました。

 市田氏は党に関する質問に答えながら、格差拡大や気候危機などの資本主義の矛盾から脱し、真の人間の自由が花開く社会主義・共産主義へ向かう展望を熱を込めて話しました。

 「『イメージが悪い』という見方をどうすればなくせるか」との質問には「私のイメージは怖いですか? 悪い政治を続けたい勢力にとっては怖いが、国民には強く優しい党。その姿を知らせ強く大きくしないと、社会はひとりでに良くならない」と述べ、改めて入党を呼びかけました。

 大平よしのぶ衆院中国比例予定候補は、授業料値上げの検討を発表した広島大学で値上げ阻止の会を立ち上げた学生と懇談したことを紹介。「総選挙では軍事費を削り教育費を抜本的に増やす党の提案を正面から問いかけ、お金の心配なく学べる社会をつくろう」と力説しました。いのはら真弓衆院広島5区予定候補が閉会あいさつしました。

 質疑応答後、市田氏と大平氏は参加者同士が交流するテーブルを回って懇談。福山市の女性(76)は「党の街頭宣伝をして『うるさい』と言われることもあるが、市田さんの話を聞いて正しいことをしていると再確認できてよかった」と感想を述べました。


党本部ビル大改修募金のお願い

2024年07月17日 12時55分27秒 | 一言
省エネ・再エネで環境に優しい建物へ
2024年7月16日 日本共産党中央委員会



(写真)日本共産党本部ビル

 全党のみなさん、後援会員、「しんぶん赤旗」読者のみなさん、ご支援・ご協力いただいているみなさん。

 日本共産党中央委員会は、建築後20年余を経た党本部ビルの避けることのできない経年劣化への対応などのため、2年の期間をかけ、5億円余りの資金で改修・改造を行うことを決めました。

 しかし、建築・設備資材の値上がりが大きく、中央委員会が備蓄している建築準備金ではこの事業をやりとげることはできません。また、「しんぶん赤旗」の発行危機打開の途上にあるなか中央財政に余裕がなく、解散・総選挙、参院選、都議選に備える必要もあるため、改修資金は、5億円を目標に、みなさんに「本部ビル大改修募金」をお願いする以外にないと判断しました。ぜひご理解いただき、どうかお力をお貸しください。心からのお願いです。

 現在の党本部ビルは、1995年の阪神・淡路大震災後の耐震調査と検討を経て、21世紀の躍進をめざす党にふさわしい安全で国民に開かれた建物として、1999年に建設が計画され、2002年に11階棟、2005年に8階棟が竣工(しゅんこう)し、現在に至っています。

 本部ビル建設募金の呼びかけに応じて、建設予算の約半分、43億4千万円の寄付と協力借入金が寄せられました。完成した本部ビルは、日本共産党が党内外の広範な人々と手を携え、未来を切り開く社会変革の事業を支える盤石の活動拠点となりました。

 この活動拠点を長期にわたって維持していくために、今回の建物の大改修が必要です。

 大改修にあたっては、再エネルギー・省エネルギーをすすめ、環境にやさしい建物、個人の尊厳と多様性を尊重する今日の党にふさわしい建物にすることを基本に据えました。同時に、資金的な負担を最小限にするために、先送りのできない改修・更新に絞り込んで工事をすることにしました。空調設備、防災設備、換気・照明などをコントロールするシステムの見直しと改修・更新などです。昨年、本部ビルの電力を再生エネに切り替えたのに続いて、館内照明を基本的にLED化します。開かれた本部ビルにふさわしい改修や、オールジェンダーのトイレも設置します。

 「党本部ビル大改修募金」を次のようにとりくみます。

 (1)募金目標は、寄付と借入協力金の二つの方法で5億円とします。募金期間は、今年7月から再来年7月までの2年間です。

 (2)借入協力金は無利子で、5年後または10年後返済でお願いします(ご相談に応じます)。ご協力いただいた方々には、中央委員会から「お礼状」を送らせていただきます。

 (3)寄付・協力借入金は、中央委員会に直接、送金していただいても、お近くの地区委員会・都道府県委員会経由で届けていただいても結構です。

 日本共産党は、創立100年を経て、いま新たな100年にむけて、みなさんとともに歩んでいます。その活動拠点である党本部ビルを安定的に維持することは、未来にむけてどうしてもやりとげなければなりません。

 日本共産党は、企業・団体献金も政党助成金もいっさい受け取らず、党員の党費、機関紙誌事業、個人からの寄付で活動資金を賄っています。財政面でも、「国民が主人公」をつらぬき、国民のために働く党としての信頼を築いています。

 みなさん。党本部ビルの大改修計画と募金のよびかけに、ぜひご協力いただけますよう重ねて心からお願いいたします。

郵便振替での送金

口座番号 00170―7―98422
加入者名 日本共産党中央委員会
通信欄に住所、氏名、職業および、通信欄に「改修募金」「借入金」とお書きください。

日本共産党のホームページから、クレジットカードでの送金も可能です。


学生「政治変えられる」

2024年07月17日 12時53分30秒 | 一言
小池氏囲み 未来と党を語る集い
静岡<
/span>


(写真)声援にこたえる(左から)もとむら、小池、すやま、鈴木、吉川の各氏=15日、静岡市葵区

 日本共産党の小池晃書記局長を迎えた「日本の未来と党を語るつどい」が15日、静岡市で開かれました。小池氏は「きょうは党の102歳の誕生日。どんな攻撃や弾圧にも屈せず、自己改革の努力を続け、共同を大切にしてきたから102年続けてこられた」と述べ、「力をあわせて政治を変えよう」と入党を呼びかけました。

 「いろんな立場の人を包摂して進んでいく具体的な方針がすごいと思った。変えられるとわくわくした」と応じた環境問題に関心を寄せる10代の学生など、つどいのとりくみを通じ9人が入党を決意しました。

 小池氏は、寄せられた多様な質問に次つぎ答えました。「物価が上がっても賃金が増えない。中小企業への援助をどうする?」との質問に小池氏は、中小企業が賃上げすると社会保険料負担が上がり、「賃上げの罰金」になってしまっていると指摘。大企業の内部留保の一部に課税し、中小企業の社会保険料負担を軽減する党の提案を示し「岩手県では賃上げした企業に直接支援している。中小企業が安心して賃上げできる仕組みを国が責任をもってつくるべきだ」と訴えました。

 「リニア中央新幹線建設を中止するには」との質問も。小池氏は、JR東海が静岡工区の着工を認めない静岡県のせいで「開業が遅れる」かのように主張してきたと指摘。しかし、リニアが通る1都6県すべてで工事は遅れ、当初から無理な計画だったと批判しました。岐阜県瑞浪市ではリニア工事で井戸やため池の水位が低下したとして「静岡県が訴えてきた『水を守れ』『生態系を守れ』との指摘はまっとうな姿勢だった」と強調。リニア建設推進の新しい知事には「要注意」だとしつつ、必要性も採算性もなく環境破壊を進めるリニア計画は中止しかないとして「着工させないよう市民運動を盛り上げよう」と呼びかけました。

 衆院比例東海ブロックの本村伸子衆院議員と、すやま初美予定候補、衆院静岡1区の鈴木せつ子予定候補、同7区の吉川なおこ予定候補が総選挙での党躍進を訴えました。


米オスプレイ

2024年07月17日 12時50分07秒 | 一言
小池書記局長「岩国配備許されない」
 日本共産党の小池晃書記局長は16日、国会内で記者会見し、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に米海軍のCMV22オスプレイが配備されるとの発表を受け、「ただでさえ多くの住民がオスプレイの危険に対する不安を高めている時に、配備まですることは絶対に許されない」と厳しく批判しました。

 小池氏は、昨年11月に発生した墜落事故の原因が全く明らかになっていないにもかかわらず、米軍が今年3月にオスプレイの飛行を再開し、日本政府もこれを容認していると指摘。「本来なら、自衛隊機を含む全機の撤去が必要なのに、海軍のオスプレイを新たに配備するなど言語道断だ」と批判しました。

 また、岩国基地は米軍厚木基地の空母艦載機移駐で、東アジア最大の航空基地となった上に、沖縄・普天間基地や東京・横田基地所属のオスプレイが相次いで飛来していることをあげ、さらなる基地負担の強化を強く批判しました。

 小池氏は、米海軍の司令官が6月12日の米下院公聴会で、エンジンの動力を回転翼に伝達するクラッチの不具合で19件の事故が発生したクラッチ交換は2025年半ば以降昨年11月の墜落事故は「過去にオスプレイでは見られなかった重大な機械の故障」だった―と証言したことなどを指摘。「欠陥を抱えたままのオスプレイの配備は二重三重に許されない」と批判しました。

 小池氏は、28日から始まる日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン24」に日米のオスプレイが大量参加することを指摘し、訓練中止を強く求めました。


欧州左翼党バイアー議長と緒方副委員長が会談

2024年07月17日 12時46分56秒 | 一言
 スペイン北部ミエレスで欧州左翼党などの主催で開かれていた夏季大学は14日、AI(人工知能)と労働運動など新しい課題に左翼がどう取り組むべきかについて議論し終了しました。

 日本共産党の緒方靖夫副委員長は開催中に、欧州左翼党のワルター・バイアー議長と会談し、今日の情勢のもとで両党間の関係を発展させ、協力を強める課題について話し合いました。両氏は5月にベルリンで会って以来の再会を喜び合いました。


 緒方氏はまず、6月の欧州議会選挙で欧州左翼の筆頭候補(欧州委員長候補)として、軍事的雰囲気の強い困難な情勢のもとで、40議席(3議席増)を獲得した奮闘に敬意を表明。

 バイアー氏は、アジアからの唯一の日本共産党の参加がこの行事に特別の意義を加えていると謝意を述べ、欧州議会選挙の結果とその後の情勢の発展について述べました。

 両氏は、今後の協力について意見交換し、国連憲章に基づく平和秩序、軍事同盟反対、核兵器廃絶、気候危機、ジェンダー平等という従来の五つの課題に加えて、未来社会論など理論分野の探究を新たな領域としてとりあげることを確認しました。また、関係強化のために、ハイレベルの代表団の交換について話し合いました。

 緒方氏は、4月に志位議長が発表した「東アジア平和提言」について、軍事偏重でなく外交重視、排除でなく包摂、東アジアサミットの活用などを説明。バイアー氏は、欧州にとっても意義を持つ提案であり、よく研究したいと応じました。

 緒方氏は、夏季大学開催中に、欧州議会選挙と総選挙で躍進したベルギー労働党、仏総選挙で最大勢力となった新人民戦線を構成する緑の党、欧州議会選挙で得票率17%に躍進したフィンランド左翼同盟、1980年代以来の出会いとなったスイス労働党の代表などと懇談しました。