脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

ブログを書き始めた訳

2009-02-05 21:26:56 | Weblog
私が脳梗塞で倒れたのは、平成12年10月2日でした。朝6時に目が覚めた時、左腕が肩から、力無く垂れ下り、ベッドから、起きようとしても、足が動か無い!おかしいと直感したので、友人に電話して、病院に連れて行って貰う様に頼んだ所までは意識が有ったのですが、その後はICUデ、気付くまで、全く解りません。

友人の話では病院に着いた時は、既に心肺停止状態だったそうで、電気ショックを3回掛けて蘇生させたとの事でした。その状況は、私の記憶の中では、暗黒の中遠くに見える光り輝く美しい所へ行きたくて、一生懸命走っていました。するとその時、まっ白い稲妻が初めは遠くで光、続いて背中の後ろで光、最後は私の頭に直接落ちました。そして、「00さ~ん!」と大声で私の名前を呼ばれ「は~い」と返事をしたじょうたいでした。

それからの私の人生は180度引っ繰り返ってしまい地獄でした。リハビリが、始まっても、ぴくりともし無い左半身の麻痺。絶望のどん底でした。それからのリハビリが8年続いてます。

今では、左手の指もゆっくりですが、動き始めましたし、杖歩行で、近くなら歩いて行けます。絶対諦めない事、マイペースで行う事。他の患者と競わ無い事。ゆっくりのんびり、リハビリを楽しんで行いましょうネ。

朝のリハビリ

2009-02-05 09:15:26 | Weblog
脳梗塞患者には、朝の起きがけが一番転び易いですから、目が覚めても、身体は起こさず、ゆっくり、今日は何日?何曜日?此処は何処?など自分の置かれてる状況を考えましょう。

元気な方達には、馬鹿馬鹿しいと思われるでしょうが、患者さん達は、病院だたり、自宅だったり、施設だったりと自分が居る場所が変わる事も多いですから、必ず、この自問自答を続けるのが、痴呆防止にもなります。

それから、身体が温まって来てから、ゆっくり起き上がって、行動を始めましょう。家族の方達は、この時、絶対に患者さんに急がせ無いで欲しいです。

患者さん自身は、自分の行動がゆっくりしか出来ない苛立ちを、常に心に持っていますから、行動を催促したり、急がせたりすると、焦って身体が硬直し、余計動か無く成ります。

家族の方にお願いは頑張って!と言わないで欲しいのです。患者さんは、言われなくても精一杯頑張っているのですから。急がない。ゆっくり。と声を掛けて上げる方が、却って早くスムースに行動できるのです。

今日も寒い日に成りますが、リハビリは自分が回復する為に行うものですから、焦らず、マイペースで行いましょうね