<梅雨後の大雨の中で>
梅雨明けの
物足りなさを
流しさる
降水帯が
日本を蠢く
梅雨明けの
物足りなさを
流しさる
降水帯が
日本を蠢く
ほとんど降らない梅雨が終わって、もしかして夏は水不足と思ったら、その後はたっぷりと雨が降りますね。
おかげで、大好きなアガパンサスがまだ咲いていてくれます。
今回は、名古屋市緑区を中心に撮ってきたアガパンサス、そしておまけに海外旅行で撮ったアガパンサスを、五行詩とともに掲載します。(過去の写真含む)
1.蕾から満開まで
(1)デビュー
蕾は薄皮に覆われていますが、それが弾けて皆の視線へ登場します。
<デビュー>
美しい
自然をいっそう
美しく
夢は大きく
期待も大きく
美しい
自然をいっそう
美しく
夢は大きく
期待も大きく
アガパンサスの花が 舞台にデビューしました。きっと美しく咲いてくれることでしょう。
(2)開花直前
蕾が開花前の位置につきました。でも不安、もう少し時間が必要のようです。
<花開く前の不安>
光舞う
舞台へはまだ
出たくない
もう一雨を
経験したい
光舞う
舞台へはまだ
出たくない
もう一雨を
経験したい
(3)開花の始まり
一輪ずつ おずおずと咲き出しました。でも今年の夏は、コロナ禍に加えて地球を半周して戦争の振動が伝わってくるのを感じます。無事咲き続けることができるでしょうか。
<今年は大丈夫?>
惑星の
様子を風に
聞いてみる
今年の夏は
何が起こるか
惑星の
様子を風に
聞いてみる
今年の夏は
何が起こるか
(4)咲きそろう
梅雨が明けたのか、日差しがぐんと明るくなり、咲きそろった花が踊っています。
<やったー 夏の日差しだー>
咲きそろう
アガパンサスへ
夏日差し
花が輝き
喜び歌う
咲きそろう
アガパンサスへ
夏日差し
花が輝き
喜び歌う
(5)満開
法面のアガパンサスが競うように、一斉に咲いています。青紫が渦を巻いて爽やかな風を送っているためか、ここでは夏の暑さも 気になりません。
<青紫の渦>
渦を巻き
ここから風を
送り出す
この花あれば
爽やかになる
渦を巻き
ここから風を
送り出す
この花あれば
爽やかになる
いろいろと考えることが多い今年の夏。
<考える青紫>
考える
考えるほど
透き通る
この世を正しく
生きていくため
考える
考えるほど
透き通る
この世を正しく
生きていくため
2.雨とアガパンサス
アガパンサスは最初に掲載の写真のように、雨の中の姿も素敵です。
まずは、雨が降った後に晴れた時の姿。
<輝く水玉>
晴ならば
空と輝き
雨降れば
水も滴る
良き顔(かんばせ)に
晴ならば
空と輝き
雨降れば
水も滴る
良き顔(かんばせ)に
そして、梅雨の静かに雨が降っている時の姿。今年は地球の後ろが心配なのでしょうか。(再掲載)
<雨は何時止むの?>
ウクライナに
平和くるまで
この雨は
心の中に
降り続くだろう
ウクライナに
平和くるまで
この雨は
心の中に
降り続くだろう
3.外国のアガパンサス
(1)ロサンゼルス アナハイム
ディズニーランドの周りに、極楽鳥花と競ってギラギラとたくさん咲いていました。この時はワシントンからダラス、アナハイムときたのですが、アガパンサスの青が順に濃くなってくるのが印象的でした。
アナハイムというところが、アメリカの上澄みであるということがよくわかりました。
<ディズニーランドのアガパンサス>
華やかな
光 望めば
影深し
素知らぬ顔で
浮かれ咲きする
華やかな
光 望めば
影深し
素知らぬ顔で
浮かれ咲きする
(2)コペンハーゲン
コペンハーゲンのチボリ公園にもたくさんのアガパンサスが咲いていました。下の写真は入口近くのもの。
太陽の角度が小さいので、光が優しく長い影が落ちていました。中東からの避難民がたくさんいましたが、のんびり過ごしてくださいと見守っているようでした。
<チボリ公園のアガパンサスのご挨拶>
北国の
優しい光
降り注ぐ
見守りますよ
穏やかな時
北国の
優しい光
降り注ぐ
見守りますよ
穏やかな時
春のマツバウンランの次は、夏のアガパンサスが好きです。
毎年 どんな風に撮るのかを考えるのが楽しみです。
ドイツに行く前にいろいろ歴史などを調べていました。ドレスデンで第二次世界大戦で大空襲を受けたのも、その時、知りました。
↓ 参考
http://www.y-history.net/appendix/wh1505-099_2.html
こちらは戦後、どのようにしてドレスデンは復興したかについて、です。
↓
https://tripeditor.com/377186
ドレスデン フラウエン教会の奇跡 森泉 朋子著 鳥影社 という本もあります。
美術館のあるツヴィンガー宮殿も、ほぼ破壊されていたのですね。
ドイツ人の復旧意欲はすごいです。