訪問場所:京都国立博物館
訪問日:2019年 8月 9日
開催内容
名品ギャラリー(平常展示 2019,07.02~08.12)
3階
・陶磁器 日本と東洋のやきもの
・考古 鳥取・兵庫の原始古代 + ICOM京都大会開催記念 特別企画 京博寄託の名宝
2階
・絵巻 おとぎ草紙絵巻 ─福富草紙と鶴の草紙─
・仏画 密教図像の美 ─暑苦しくない絵─
・中世絵画 描かれた動物たち
・近世絵画 没後220年 長沢芦雪
・続・須磨コレクションにみる斉白石の名品
1階
・京都の仏像・神像
・特集展示 赤ってじつはどんな色?
この日高校の同窓会があったので、少し早めに行って、京都国立博物館を訪問した。 ここは大学の頃 本当によく通った所なので(通常展示の時は入館料が非常に安く、広い芝生があったので、デート等に適していた。) 旧館が閉まったままでかつ庭の狭い現在の状態は、居心地が悪い。特に平成新館のただ上から下に降りてくるだけの展示は、以前の旧館の回廊式の建物と比べると、なにか面白くない。
ここの通常展示は展示室ごとにテーマを設定して、入れ替えている。今回特に良かったのは、8月14日からの、日本で初となるICOM(アイコム)こと国際博物館会議の世界大会記念展示(京博寄託の名宝展)が、一部先行して展示されていたこと、そして、絵巻が面白かったこと、そして私の好きな長沢芦雪が展示されていたことである。
なお東京国立博物館とは違って、館内は原則撮影禁止。なぜかなと思ってみたら、常設展示でも寄託品が多い。たぶん権利上面倒くさいと思ったのだろう。そこで以下の写真は、基本的に博物館等がネットで公開しているものから持ってきている。
1.日本と東洋の焼き物
エレベータで3階に上がる。ここには陶磁器と考古の部屋がある。ここに、ICOM特別展示のものが混ぜられていた。ここでは2点を紹介する。
(1)色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 (重要文化財)
江戸時代の京焼の名人。形も色も華やか、緑と渋い赤に金の線が美しい。特に下の絞れているところに、上は下、下は上の金線などが写り込んで、異空間が広がっているように見える。昔の照明で見てみたい。
(2)染付名花十友図三段重箱 青木木米作
幕末の京焼の作家。三段重ねで箱の中には、仕切りも作られている。
中国趣味のデザインの染付で10種類の草花の絵が描かれ、それに〇友という文字がやはり10種書かれている。落ち着いた輝きで、全体としてとてもしっくりくるし、多分10種の花をちゃんと見ていくと飽きないだろうなと思う。ちょっと持って重さを感じたい。
2.考古 ICOM京都大会開催記念 特別企画の金工品
この部屋は本来は鳥取から丹波の考古品の展示のみであり、それに対応した土器や銅鐸および銅剣などの展示のはずが、ICOM展示用の素晴らしい金工品が部屋の中央部に並んでいた。ほぼ国宝ばかり10点。それらから特に注目したもの3点示す。
(1) 金銅威奈大村骨蔵器 奈良県香芝市穴虫出土 707年 国宝
きれいな丸い形の骨を収めた、2つ割れの銅製の入れ物。表面に文字が刻まれている。ちゃんと片一方に転がらないようにリングがついており、見事な球、重ね合わせの部分もたいしたもの。どんな感じで半球が止められているのか触ってみたい。
(2)金銅藤原道長経筒 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 1007年 国宝
藤原道長が金峯山に参拝に行く途中に埋めたお経の入れ物の筒で、やはり銅製金メッキ。表面にこの経筒を埋めようとした経緯などが、書かれている。これで日本で経を埋めるという文化が始まったという非常に重要なもの。文字もしっかり刻まれているし、筒の構造も非常にちゃんとしていて、技術の高さを伺わせる。これも蓋の開け閉めをやってみたいし、ピンとはじいてどんな音がでるのか聴いてみたい。
(3)金銀鍍宝相華文経箱 滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
藤原道長の娘が法華経を納めて埋めた箱。今回の展示ではこういった経箱が多いが、これが最も状態が良く、表面の紋様が残っている。この箱の紋様は女性らしく小さな花を細かく散らしたもので非常に美しい。現在でもこれを見ただけで贅沢と思うだろう。上の二の曲面、箱のエッジ、箱下部の段差の作り方など、非常に高い技術があったのだなと思う。
経箱には、ほかにも猫の足をつけたもの、小さな鍵状のものをつけたものなど、平安時代の技術の高さにはびっくりした。
3 絵巻
絵巻物は、室町前期のおとぎ草子 2巻を特集していたが、福富草紙が非常に面白かった。
放屁で音楽を鳴らして人々の人気を得て、貴人にも喜ばれて大金持ちになった人の話が上巻、その近所の奥さんがうらやみ主人に真似するように話して、しょうがないから秘訣をその人に聞いたところ騙され、貴人の前でやったところ粗相をして、ひどい目にあわされるのが下巻の、面白い話。普通の絵巻物のように、絵の後にストーリーの文章が書かれているのではなく、登場人物にしゃべり言葉が書かれているという、現代の漫画に近い。
貴人から民間の人の喜怒哀楽の表情や姿が描かれている。
一枚目の図は、普通の人に放屁でいろんな音を出して面白いと評判を得ている場面、二枚目絵の図は、隣の奥さんがよくもだましたなとばかりにお金持ちになった男に噛みついている状況を示す。
4.近世絵画 長沢芦雪
芦雪は江戸時代の画家で、丸山応挙の弟子として写生技術を受け継ぎつつ、奇抜な発想の絵を描き、奇想の画家として注目を浴びている。今回は10点の展示がなされた。そのうち8点は所蔵が掲示されていず、かなり頑張って集めてきたことがわかる。私自身も初見のものが多かった。
そのうち、以下の3点について述べる。
(1)人物鳥獣画巻
かなり長い絵巻物のようで、そのうち亀から小魚を経てイタチ?がでてくる範囲を描いている範囲が公開されている。全体にとても流麗で、自然を優しく描いている。そしてイタチ?の顔が何とも言えず可愛い。
(2)鍾馗・蝦蟇図
奇想の作家としての面目躍如の絵。
鍾馗を鋭い線でぐいぐいと描いている。ポーズも面白い。それよりも面白いのは、人を食ったようなユーモラスな蝦蟇の絵。眼と口の単純な線が効いている。そして驚くのは手足。滲みだけで力強さが出ている。
(3)楚蓮香図
唐時代の名高い美人で、出かけるとその香りに蝶が集まってくるといわれた楚蓮香を描いたもので、蝶が数匹集まっている。江戸の頃の普通の美人画ではなく、かなりリアルに妖艶さが滲みでていて、近づくと抜け出せない怖さもチラリと感じる。
その他にも、若冲に対抗するかのような鮮やかな孔雀、また猫のようにかわいいまん丸になった虎、そして縁起物の鶴や亀、松が描かれた「蓬莱山図」があった。特に蓬莱山図は、じっと見ているといろんな発見ができそうだった。
5.その他
ここは展示について、一言書きます。
(1)京都の仏像・神像の展示方法について
かつての旧館展示で、仏像の間はその頃の京都で一番好きな場所だった。空間にゆとりがあり、仏像が内陣の配置の状態でおかれ、その中に観る私が入らせていただくという一番荘厳な場所だった。それが横一列でただ並べられている。なんかがっくりとくる。
逆にそれならば「運慶展」でもやったような周囲をぐるりと開け、彫刻として観るといった試みをやってもいいのに、それもない。
各時代の仏像が揃っているし、一応時代分けはされているようだけれども、各時代の仏像彫刻の変遷をどのように見るのかを、説明するような主張がない。
この部屋は京博で国宝、重文が集中して存在する場所なのだから、もっと展示の仕方があるのではと思った。
(2)特集展示の部屋 「赤ってじつはどんな色?」
埴輪に塗った赤から、焼き物の赤、女性や武士の着物の赤などの展示があり、大人だけではなく小中高生も狙った展示としているが、中途半端。子供向けの文章になりきっていないし、展示もそれほど面白くない。トラリンなんかをやっているのだったらもっと羽目をはずしてもいいのでは?。 ともかく、この部屋は写真撮影自由にして、画像を家に持って帰らせ、親や友達に国宝の隣にいる自分の写真の話をさせなければいけない。
(3)スマホ等の扱い
館内には、それぞれの展示物に説明があるだけで、展示品リストは置かれていない。しかし、インターネットの京博HPには、それぞれの部屋の展示品リストと全体的な展示の狙いが書かれている。そこでIPADでそのリストを見つつ、作品を見ていると5回もチェックを受けた。撮影禁止の確認に来たのである。とても撮影対象がない所でもチェックを受けた。
仕事熱心なことだが、リストをみないと全体的な概要が把握できないし、見落としやイメージの確認ができない。説明してそれぞれ了解を得たが、本来は館内Wifiを使っての展示説明を考えたっていいのではないか。またHPにせっかく作品リストを作っているのなら、各部屋でそれを配ったらどうか。
(4)建物、庭の紹介 (模型など) <これはついでのおまけ>
大学を出て、時々京都に来ることになって気が付いたのは、京都の建築物や庭の包括的な紹介場所のないことである。特に庭は京都の特徴なのだからどっかが体系的にまとめるべきと思う。もし将来博物館に余裕ができたら、建物外の文化の展示も考えたらどうか。
以上いろいろ書きましたが、これらの展示は終わりました。
14日からのICOM展示はそれこそ国宝が揃っていて、チャンスがあれば見に行きたいと思っています。
訪問日:2019年 8月 9日
開催内容
名品ギャラリー(平常展示 2019,07.02~08.12)
3階
・陶磁器 日本と東洋のやきもの
・考古 鳥取・兵庫の原始古代 + ICOM京都大会開催記念 特別企画 京博寄託の名宝
2階
・絵巻 おとぎ草紙絵巻 ─福富草紙と鶴の草紙─
・仏画 密教図像の美 ─暑苦しくない絵─
・中世絵画 描かれた動物たち
・近世絵画 没後220年 長沢芦雪
・続・須磨コレクションにみる斉白石の名品
1階
・京都の仏像・神像
・特集展示 赤ってじつはどんな色?
この日高校の同窓会があったので、少し早めに行って、京都国立博物館を訪問した。 ここは大学の頃 本当によく通った所なので(通常展示の時は入館料が非常に安く、広い芝生があったので、デート等に適していた。) 旧館が閉まったままでかつ庭の狭い現在の状態は、居心地が悪い。特に平成新館のただ上から下に降りてくるだけの展示は、以前の旧館の回廊式の建物と比べると、なにか面白くない。
ここの通常展示は展示室ごとにテーマを設定して、入れ替えている。今回特に良かったのは、8月14日からの、日本で初となるICOM(アイコム)こと国際博物館会議の世界大会記念展示(京博寄託の名宝展)が、一部先行して展示されていたこと、そして、絵巻が面白かったこと、そして私の好きな長沢芦雪が展示されていたことである。
なお東京国立博物館とは違って、館内は原則撮影禁止。なぜかなと思ってみたら、常設展示でも寄託品が多い。たぶん権利上面倒くさいと思ったのだろう。そこで以下の写真は、基本的に博物館等がネットで公開しているものから持ってきている。
1.日本と東洋の焼き物
エレベータで3階に上がる。ここには陶磁器と考古の部屋がある。ここに、ICOM特別展示のものが混ぜられていた。ここでは2点を紹介する。
(1)色絵蓮華香炉 伝野々村仁清作 (重要文化財)
江戸時代の京焼の名人。形も色も華やか、緑と渋い赤に金の線が美しい。特に下の絞れているところに、上は下、下は上の金線などが写り込んで、異空間が広がっているように見える。昔の照明で見てみたい。
(2)染付名花十友図三段重箱 青木木米作
幕末の京焼の作家。三段重ねで箱の中には、仕切りも作られている。
中国趣味のデザインの染付で10種類の草花の絵が描かれ、それに〇友という文字がやはり10種書かれている。落ち着いた輝きで、全体としてとてもしっくりくるし、多分10種の花をちゃんと見ていくと飽きないだろうなと思う。ちょっと持って重さを感じたい。
2.考古 ICOM京都大会開催記念 特別企画の金工品
この部屋は本来は鳥取から丹波の考古品の展示のみであり、それに対応した土器や銅鐸および銅剣などの展示のはずが、ICOM展示用の素晴らしい金工品が部屋の中央部に並んでいた。ほぼ国宝ばかり10点。それらから特に注目したもの3点示す。
(1) 金銅威奈大村骨蔵器 奈良県香芝市穴虫出土 707年 国宝
きれいな丸い形の骨を収めた、2つ割れの銅製の入れ物。表面に文字が刻まれている。ちゃんと片一方に転がらないようにリングがついており、見事な球、重ね合わせの部分もたいしたもの。どんな感じで半球が止められているのか触ってみたい。
(2)金銅藤原道長経筒 奈良県吉野郡天川村金峯山経塚出土 1007年 国宝
藤原道長が金峯山に参拝に行く途中に埋めたお経の入れ物の筒で、やはり銅製金メッキ。表面にこの経筒を埋めようとした経緯などが、書かれている。これで日本で経を埋めるという文化が始まったという非常に重要なもの。文字もしっかり刻まれているし、筒の構造も非常にちゃんとしていて、技術の高さを伺わせる。これも蓋の開け閉めをやってみたいし、ピンとはじいてどんな音がでるのか聴いてみたい。
(3)金銀鍍宝相華文経箱 滋賀県大津市坂本 延暦寺横川出土
藤原道長の娘が法華経を納めて埋めた箱。今回の展示ではこういった経箱が多いが、これが最も状態が良く、表面の紋様が残っている。この箱の紋様は女性らしく小さな花を細かく散らしたもので非常に美しい。現在でもこれを見ただけで贅沢と思うだろう。上の二の曲面、箱のエッジ、箱下部の段差の作り方など、非常に高い技術があったのだなと思う。
経箱には、ほかにも猫の足をつけたもの、小さな鍵状のものをつけたものなど、平安時代の技術の高さにはびっくりした。
3 絵巻
絵巻物は、室町前期のおとぎ草子 2巻を特集していたが、福富草紙が非常に面白かった。
放屁で音楽を鳴らして人々の人気を得て、貴人にも喜ばれて大金持ちになった人の話が上巻、その近所の奥さんがうらやみ主人に真似するように話して、しょうがないから秘訣をその人に聞いたところ騙され、貴人の前でやったところ粗相をして、ひどい目にあわされるのが下巻の、面白い話。普通の絵巻物のように、絵の後にストーリーの文章が書かれているのではなく、登場人物にしゃべり言葉が書かれているという、現代の漫画に近い。
貴人から民間の人の喜怒哀楽の表情や姿が描かれている。
一枚目の図は、普通の人に放屁でいろんな音を出して面白いと評判を得ている場面、二枚目絵の図は、隣の奥さんがよくもだましたなとばかりにお金持ちになった男に噛みついている状況を示す。
4.近世絵画 長沢芦雪
芦雪は江戸時代の画家で、丸山応挙の弟子として写生技術を受け継ぎつつ、奇抜な発想の絵を描き、奇想の画家として注目を浴びている。今回は10点の展示がなされた。そのうち8点は所蔵が掲示されていず、かなり頑張って集めてきたことがわかる。私自身も初見のものが多かった。
そのうち、以下の3点について述べる。
(1)人物鳥獣画巻
かなり長い絵巻物のようで、そのうち亀から小魚を経てイタチ?がでてくる範囲を描いている範囲が公開されている。全体にとても流麗で、自然を優しく描いている。そしてイタチ?の顔が何とも言えず可愛い。
(2)鍾馗・蝦蟇図
奇想の作家としての面目躍如の絵。
鍾馗を鋭い線でぐいぐいと描いている。ポーズも面白い。それよりも面白いのは、人を食ったようなユーモラスな蝦蟇の絵。眼と口の単純な線が効いている。そして驚くのは手足。滲みだけで力強さが出ている。
(3)楚蓮香図
唐時代の名高い美人で、出かけるとその香りに蝶が集まってくるといわれた楚蓮香を描いたもので、蝶が数匹集まっている。江戸の頃の普通の美人画ではなく、かなりリアルに妖艶さが滲みでていて、近づくと抜け出せない怖さもチラリと感じる。
その他にも、若冲に対抗するかのような鮮やかな孔雀、また猫のようにかわいいまん丸になった虎、そして縁起物の鶴や亀、松が描かれた「蓬莱山図」があった。特に蓬莱山図は、じっと見ているといろんな発見ができそうだった。
5.その他
ここは展示について、一言書きます。
(1)京都の仏像・神像の展示方法について
かつての旧館展示で、仏像の間はその頃の京都で一番好きな場所だった。空間にゆとりがあり、仏像が内陣の配置の状態でおかれ、その中に観る私が入らせていただくという一番荘厳な場所だった。それが横一列でただ並べられている。なんかがっくりとくる。
逆にそれならば「運慶展」でもやったような周囲をぐるりと開け、彫刻として観るといった試みをやってもいいのに、それもない。
各時代の仏像が揃っているし、一応時代分けはされているようだけれども、各時代の仏像彫刻の変遷をどのように見るのかを、説明するような主張がない。
この部屋は京博で国宝、重文が集中して存在する場所なのだから、もっと展示の仕方があるのではと思った。
(2)特集展示の部屋 「赤ってじつはどんな色?」
埴輪に塗った赤から、焼き物の赤、女性や武士の着物の赤などの展示があり、大人だけではなく小中高生も狙った展示としているが、中途半端。子供向けの文章になりきっていないし、展示もそれほど面白くない。トラリンなんかをやっているのだったらもっと羽目をはずしてもいいのでは?。 ともかく、この部屋は写真撮影自由にして、画像を家に持って帰らせ、親や友達に国宝の隣にいる自分の写真の話をさせなければいけない。
(3)スマホ等の扱い
館内には、それぞれの展示物に説明があるだけで、展示品リストは置かれていない。しかし、インターネットの京博HPには、それぞれの部屋の展示品リストと全体的な展示の狙いが書かれている。そこでIPADでそのリストを見つつ、作品を見ていると5回もチェックを受けた。撮影禁止の確認に来たのである。とても撮影対象がない所でもチェックを受けた。
仕事熱心なことだが、リストをみないと全体的な概要が把握できないし、見落としやイメージの確認ができない。説明してそれぞれ了解を得たが、本来は館内Wifiを使っての展示説明を考えたっていいのではないか。またHPにせっかく作品リストを作っているのなら、各部屋でそれを配ったらどうか。
(4)建物、庭の紹介 (模型など) <これはついでのおまけ>
大学を出て、時々京都に来ることになって気が付いたのは、京都の建築物や庭の包括的な紹介場所のないことである。特に庭は京都の特徴なのだからどっかが体系的にまとめるべきと思う。もし将来博物館に余裕ができたら、建物外の文化の展示も考えたらどうか。
以上いろいろ書きましたが、これらの展示は終わりました。
14日からのICOM展示はそれこそ国宝が揃っていて、チャンスがあれば見に行きたいと思っています。