死者は17名(少なくとも15名)と報じられる。
BBC Kenya planes attack Somali 'militant camp' in Hosingow 21 December 2011
事情については説明が錯綜している。共通に認識される事実としてよさそうなのは,少なくとも15名が死亡,現場はケニアとの国境地帯,ソマリア領内,アルシャバブ支配下のHosingow村(の領域)。爆撃は火曜,二回に分けて行われた(現地時間12時及び15時半)。
なお一回目の爆撃は成功裏に終わったようだが,二回目の(午後の)爆撃が民間人被害をもたらしたもののよう。
BBCに基づき,ケニア側の主張を纏めれば―アルシャバブのキャンプを攻撃し,17名のmilitantsを殺害した。その地は,最近ケニア領内で行われた爆弾テロの策源地であったのだ!
アルシャバブ側としては―senior al-Shabab commanderとしては,アルシャバブ指導者の一人と15名の戦士が二回の攻撃で死亡したとする(BBCに語るところでは)。さらには「この侵略行為incursionで民間人は負傷しなかった」とするのである。
以上,紛争当事者二者は「敵を痛めつけてやった!」「くそぅ,痛めつけられた!」と相応しているのだが,BBC伝の現地村落長老Abdallahi Abdi Mahadによれば,民間人15名が死亡し,そのうちには一家全滅(家ごと)が含まれる。さらに20名以上が負傷しており,現地に病院はない。死者はさらに増加することだろう―。
一撃目は村近辺に,二撃目は村中心部に直撃したという。
Chirchir少佐によれば,当(のアルシャバブ)のadministratorの家族がそのキャンプに住んでいたようだとする。
―通例,こうした場合,反政府派としては『うわあん! あいつら,正義の味方だって言って悪の手先のおれたちを殺すっていってるけど,ひどいよ,民間人を殺してるよ! ねえ世界! どっちが正義なんだいっ?! 民間人殺し野郎かい?! それとも,そいつらと戦う側かい?!』と主張するはずのところ,
―当のアルシャバブは今回,『―やられちまったさ―』な状態。
間に挟まれた民間人が『…あの。うちの一般住民がですね,直撃されましてですね…』。
なにこれ。
AP Witness: Kenya air raid kills at least 7 Somalis 21 December 2011(= SALON Witness: Kenya Air Raid Kills At Least 7 Somalis)
こちらの記事では,”子供一人を含む,少なくとも7名が殺害された”。町の長老Ali Hashiが水曜,言うには,Hoshingowでの爆撃のあと,clinicで死体を見たという。彼の言うところでは,jetはアルシャバブ基地を狙ったようだが,一発は火曜,村のどこかにおっこったという。
Reuters Africa Air strike hits rebel-held Somali village: residents 21 December 2011
死者は民間人である,それはソマリア暫定政府軍と現地民が証言するところだ―と始まる。なおこの記事の(冒頭の)時点では,爆撃の主体は不明とされている。HoshingowはDhobley近くの村だという。死者12-14とか,曖昧な書き方。
なおReuters Africaの記事では,アルシャバブ広報(軍事作戦担当)Sheikh Abdiasis Abu Musabは,ジェット機は当該村落の同派を狙っていたが,しかし自派に損害なく,民間人9名が殺された,する。
Africa Review Somalia air strike leaves 12 dead December 21 2011 at 14:57 By ABDULKADIR KHALIF in Mogadishu
こちらの記事では―Kismayoから160kmほど南西のHosingo’村が現場,現地長老Mohamed Ibrahim Omarがいわく,12名が死亡し24名が負傷した。さらに死亡者のなかにはアルシャバブ構成員が1名含まれるという。現地アルシャバブ指導者1名も負傷者の列にあると。
…結局,中立的な書き方をしようとすれば―
―今回,爆撃は二回に分けて行われた。一発目(正午)はアルシャバブ基地に損害をもたらした。少なくとも構成員1名(以上)を殺害,現地指導者も(少なくとも)負傷した(程度は不明)。
ところが二発目は民間人地域に直撃。一家族全滅もあり得る。これで7名以上が死亡した模様―負傷者については,具体的には24名という数字が挙げられているものの,医療設備に欠ける村なので,死者数はもっと上がるだろう―
―というところか。
@ayakaze328 途夢 「ソマリアで70人のファイターが死んだらしい。ファイターが死ぬのはただの数字。でもファイター一人一人の名前で放送したらどうだろう? 」(2011/12/21 19:59)
@ayakaze328 途夢 「酔ってるとBBCの英語が凄くすんなり入ってくる。 」(2011/12/21 20:09)
…いやヒトのことはあんまりいえんが,70人ってせぶんてぃー(70)とせぶんてぃーん(17)とを混同してないか。
BBC Kenya planes attack Somali 'militant camp' in Hosingow 21 December 2011
事情については説明が錯綜している。共通に認識される事実としてよさそうなのは,少なくとも15名が死亡,現場はケニアとの国境地帯,ソマリア領内,アルシャバブ支配下のHosingow村(の領域)。爆撃は火曜,二回に分けて行われた(現地時間12時及び15時半)。
なお一回目の爆撃は成功裏に終わったようだが,二回目の(午後の)爆撃が民間人被害をもたらしたもののよう。
BBCに基づき,ケニア側の主張を纏めれば―アルシャバブのキャンプを攻撃し,17名のmilitantsを殺害した。その地は,最近ケニア領内で行われた爆弾テロの策源地であったのだ!
アルシャバブ側としては―senior al-Shabab commanderとしては,アルシャバブ指導者の一人と15名の戦士が二回の攻撃で死亡したとする(BBCに語るところでは)。さらには「この侵略行為incursionで民間人は負傷しなかった」とするのである。
以上,紛争当事者二者は「敵を痛めつけてやった!」「くそぅ,痛めつけられた!」と相応しているのだが,BBC伝の現地村落長老Abdallahi Abdi Mahadによれば,民間人15名が死亡し,そのうちには一家全滅(家ごと)が含まれる。さらに20名以上が負傷しており,現地に病院はない。死者はさらに増加することだろう―。
一撃目は村近辺に,二撃目は村中心部に直撃したという。
Chirchir少佐によれば,当(のアルシャバブ)のadministratorの家族がそのキャンプに住んでいたようだとする。
―通例,こうした場合,反政府派としては『うわあん! あいつら,正義の味方だって言って悪の手先のおれたちを殺すっていってるけど,ひどいよ,民間人を殺してるよ! ねえ世界! どっちが正義なんだいっ?! 民間人殺し野郎かい?! それとも,そいつらと戦う側かい?!』と主張するはずのところ,
―当のアルシャバブは今回,『―やられちまったさ―』な状態。
間に挟まれた民間人が『…あの。うちの一般住民がですね,直撃されましてですね…』。
なにこれ。
AP Witness: Kenya air raid kills at least 7 Somalis 21 December 2011(= SALON Witness: Kenya Air Raid Kills At Least 7 Somalis)
こちらの記事では,”子供一人を含む,少なくとも7名が殺害された”。町の長老Ali Hashiが水曜,言うには,Hoshingowでの爆撃のあと,clinicで死体を見たという。彼の言うところでは,jetはアルシャバブ基地を狙ったようだが,一発は火曜,村のどこかにおっこったという。
Reuters Africa Air strike hits rebel-held Somali village: residents 21 December 2011
死者は民間人である,それはソマリア暫定政府軍と現地民が証言するところだ―と始まる。なおこの記事の(冒頭の)時点では,爆撃の主体は不明とされている。HoshingowはDhobley近くの村だという。死者12-14とか,曖昧な書き方。
なおReuters Africaの記事では,アルシャバブ広報(軍事作戦担当)Sheikh Abdiasis Abu Musabは,ジェット機は当該村落の同派を狙っていたが,しかし自派に損害なく,民間人9名が殺された,する。
Africa Review Somalia air strike leaves 12 dead December 21 2011 at 14:57 By ABDULKADIR KHALIF in Mogadishu
こちらの記事では―Kismayoから160kmほど南西のHosingo’村が現場,現地長老Mohamed Ibrahim Omarがいわく,12名が死亡し24名が負傷した。さらに死亡者のなかにはアルシャバブ構成員が1名含まれるという。現地アルシャバブ指導者1名も負傷者の列にあると。
…結局,中立的な書き方をしようとすれば―
―今回,爆撃は二回に分けて行われた。一発目(正午)はアルシャバブ基地に損害をもたらした。少なくとも構成員1名(以上)を殺害,現地指導者も(少なくとも)負傷した(程度は不明)。
ところが二発目は民間人地域に直撃。一家族全滅もあり得る。これで7名以上が死亡した模様―負傷者については,具体的には24名という数字が挙げられているものの,医療設備に欠ける村なので,死者数はもっと上がるだろう―
―というところか。
@ayakaze328 途夢 「ソマリアで70人のファイターが死んだらしい。ファイターが死ぬのはただの数字。でもファイター一人一人の名前で放送したらどうだろう? 」(2011/12/21 19:59)
@ayakaze328 途夢 「酔ってるとBBCの英語が凄くすんなり入ってくる。 」(2011/12/21 20:09)
…いやヒトのことはあんまりいえんが,70人ってせぶんてぃー(70)とせぶんてぃーん(17)とを混同してないか。
「世界の人にお願いあるんだ,私たちを助けて欲しいの。居なくなったお兄ちゃんに戻ってきて欲しいの。ここから出たい,家族と一緒に―で,どこかで暮らしたいの」
泣けるなら泣くといいです。
私たちが泣いても何も変わりませんけど。
せめてできることは,私たちがその義務を果たすこと。
Shabelle Media Network 60 Al-shabab killed an air strike by fighter jet:Officials(http://www.shabelle.net/article.php?id=13289) 2011/12/9(Bhardere発)
…が上掲記事にある「70人のファイター」の元ネタかしらー。
…だいぶ古いけどなあ。
Gedo方面の暫定政府軍Adan Hirse Mohamed Rufle中佐の曰く,アルシャバブsenior officialsを含む60名ほどを殺害したと。珍しく,威勢のいい数字ですね。
情報源になった場所が違うってこともあるでしょうけど。
北アフリカ戦線と西部戦線と東部戦線の差というかー。
そんな具合に,自由意思でなんか違った状態に人生張った人たち(たとえば戦闘員)向きについては,一般とは価値観の転倒がありましょうから,ちょっと共感するのには変換回路が要るんじゃないかなー的な。
寧ろ一般人的な意味で共感の情,連帯を図るべきは,ふつーに生きててふつーに生活してる人たちなんじゃないかなーと思う。
まあ私もふつーに日常を生きたいしね。うん。突然誤認や巻き添えで無関係な人間殺しまくって,『ヤア君は革命の礎となったのだよッ』とか『ムムウ実は貴様は×帝の犬であったのだッ』とか言ってくるような勢力は嫌ですわ。戦争(ごっこ)はよそでやれ,よそで。
…我々だと,『ウムそれもよし』と答える人がありますね。だって事実上,給料が50万増えるんですから。
もちろん生活が維持できない数字を切ったら嫌ですが,それ以上の分だったら, 自 分 の 仕 事 用の本を買ったりしますから。
ある意味,(典型的には)戦闘員たちはその死で以て栄光の人生を遂げるので,別にこっちの一般人が『嗚呼数字で表わされるなんて!』と悲憤慷慨するほどのことでもないような。
幸せの基準が違いますから。
武運つたなく破れ去ることに無念はあっても,巨悪と戦う雄雄しき聖戦士たる栄誉とともに死に行く訳で。
自分の命をかけた事業に挺身するのは,それはそれで幸せの一種のよーな気がしますが。
つhttp://blog.goo.ne.jp/teiresias/e/fdd8a1d5a04286779b69ac121b76a247
…ヤな現地指導もあったもんだ。