社会学の悲惨な現状 pic.twitter.com/VSd0tQeFXG
— きや (@kiya__na) 2018年11月5日
「社会学の悲惨な現状」よばわりも止むを得ない勢い。
被害者の最後の一人まで寄り添うという素晴らしい気合ともいえるが、ワクチン接種率を上げておかないと社会全体として伝染病にむっちゃ弱くなり、”かわいそうな被害者”がたくさん出てくる。まあ耳が聞こえなくなったとかなんとか。
でまあ、医学の進展とともに、ワクチン等々の副作用は少数に押さえ込めるようになってゆくところ―10万分の1とか―、ワクチンをしないことの権利を守るためにパンデミックやらかして後遺症被害者はでるわ、観光立国もできないわ、となると、まあどうなのかなあという話。
俺がそうなんだが、体質的ワクチンが接種できない奴の事も考えろ・・・!!
— cldiner (@stildiner) 2018年11月5日
とまあ、疫学的に確率がでているはずだが、接種率XX%以上なら無接種のひともまあまずその病気になりはしないだろう、というところまで持っていけるわけで(つうか、つい最近まではそうだったんだ)、こうした社会的弱者を保護するためにもそれなりに接種を進めねばならんという。
この教授を擁護してる人が、これは子宮頸がんワクチンに限った話で風疹とかは含まない。読解力が無いから反ワクチンに仕立て上げようとしてると言ってましたが、どこをどう読めば子宮頸がん限定と読めるのやら?教授本人はツイ消ししたようですね。 pic.twitter.com/TxXRt0GVKP
— 稲葉 英🐙 (@keyengineer) 2018年11月5日
どんなメカニズムでも被害者はいるから私は反ワクチンです。と予防接種全般を批判するようなツイートをしておきながら、あとのツイートで風疹の予防接種は受けろとする辺り、論理的思考が出来ているとは思えませんね。 pic.twitter.com/5G5vYULDks
— 稲葉 英🐙 (@keyengineer) 2018年11月5日
これは厳しすぎる。気楽な殴り書きまで論理一貫性を常に維持しろというのは厳しい。
また、有用性が明らかなもの(風疹の予防接種)と有害性が明らかなもの(例えばプルトニウム注射。…あったんだよ、昔、人体実験で…)とを、『おなじ注射だよね☆』で同一視するのは愚かだ、ということは誰しも理解するだろう。ここの問題は子宮頸がん向けワクチンを(最近の調査等々の成果を見ずに・無視して)有害扱いしている点であり―
しかしまた、「今現在の御用学者などの御用結論などは歴史の審判に耐え得ないものだ。私はそのような御用学者の見解を退け、現在の被害者によりそい、未来の審判に我が身をゆだねる」という”賭け”にこそ次世代の標準的認識を構築する力があるのだということも歴史的にしばしば実証されてきたことであって、問題の千田氏はガリレオ・ガリレイやコペルニクスに自らを擬えることだろう。
ただまあ、どうも直近の前後数十年にわたってワクチン接種主義のほうが勝利しそうだし、反ワクチン主義者の行動は近年、行き過ぎのようであるし、子宮頸がん向けワクチンについてはさしあたり有用性は実証されつつあるようだ。なのでこの点では千田氏は恐らく敗北するだろうし―
―「今現在の被害者に寄り添う」というもう一つの軸についても、その千田氏の如き説によって傷つく人々が多数いるところから、そっちの人権はどうしてくれるんだ、ということになる。
となると、「私は自分が救いたいと思った人の人権こそが救われるべき人権だと認める」という宣言になりかねない。
他方で、ワクチン接種促進・維持派の台詞は疫学的な、統計の言葉になりがちで、だから反ワクチン派はここに噛み付くわけだ。その統計にこぼれた人の人権はどうなる、と。
…それに対する答えはある程度ざっくりはっきりしており、「解ったから。君らのワクチン非接種主義は理解した。だからどっか隅っこでほそぼそと生きていろ。できるだけ細々だぞ。ワクチン接種XX%以上なら、社会的に防除できるから、その数は絶対に割らせるなよ」ということになる(だろう)。
多少のフリーライダーの存在は予測したうえ、病気を社会的に排除・防除できていればまあいいや、という非常に実利的な、ざっくりとした判断があったものだろう。
…なので、「なんでいまさら、大問題になってんだ」という疑問には、「超えるべきでない閾値を反ワクチン派が大きく逸脱しようと試みているから」ということになろうか。
「一部のバカな社会学者の言動で社会学全体がバカにされるのは風評被害だ」というならまずそのバカを自分たちでなんとか黙らせるべきだと思うラジよ。
— PsycheRadio (@marxindo) 2018年10月7日
歴史学では近年、呉座先生らが陰謀論や似非歴史学を批判、断罪している。研究業績にはプラスにはならない仕事だけど、歴史学のために必要と。僕はこの姿勢こそがアカデミズムと思う。翻って社会学はどうなっているのか。跳ねっ返りくらい身内で処理してくれ。
— silver_romantic (@silver_romantic) 2018年10月7日
とまあ、ちょっと前のメモを抜書きしてみる:
まあわかんない人にはわかんないだろうけど、民主主義の最大の敵は「(選挙等で示される民衆自身の認識等を離れて)民衆自身よりも民衆の利益が何かを知っていると称するエリート」なんだよ。
— Kan Kimura (on DL) (@kankimura) 2017年7月16日
こんな言葉が沁みますね、という。
なお
自民党が #政治とはHIPHOPである とか言い始めてるので、文化に政治を持ち込むな系の人々が激怒しないか今から心配である(棒) pic.twitter.com/Wo9svuoQkX
— チキささ (@c_ssk) 2017年7月15日
あまりにもセンスがダメダメなところ、「ただいま勉強中」がいろいろと毒を消している感がある。自民党側がHIPHOPとか学ぶ必要もあるよね、というメタお笑いになっているあたり。
超頑張って若者にこびてみようとか、無頼派中年に声をかけてみようとか、そーゆーダメさが全面にでているあたり、全面的にイケてないのを承知のうえで、ダメなまま表にだしたあたり、かわいげがまだしもある。
…アベ辞めろ音楽フェスが結構嫌われたのは、音楽祭自体に入り込み、格好良さげにダサい姿をさらしたあたりではなかったか。
『やあ、若者たち。俺たちはお前たちの文化をわかっているぞ。権力にNO!と言いたいんだよな? さあ叫ぼう、安倍辞めろ! そんな声を、政権の座についていないから権力者ではありえない我々野党議員・野党支持者と一緒に叫ぼうじゃないか!』。
―に対して、その”傲慢な権力者”=与党が「…ということで、若者世代の票を頂きたいと思うんですが、がんばってこんな感じにイケてる風味を出してみました。すんません、おっさんのセンスで。勉強中なんすよ…」と死ぬほどダサいのはまだしもマイナスが少ないと私は見る。
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