空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ロシア・タリウム中毒母娘,アメリカへ着

2007-03-11 17:49:09 | Newsメモ
 ロシアでタリウム中毒症状に陥った,アメリカ国籍の母娘はアメリカへむかい:

BBC News, Europe Russia poison scare women go home 8 Mar 2007

 ロサンゼルスに着,入院:

CNN Tests confirm thallium poisoning of two U.S. women March 9, 2007

 その弁護士lawyerによれば,スパイ活動も陰謀論もまったくでてきていない(No cloak-and-dagger, no conspiracy theories came to light)という。本人も陰謀の存在を信じていないという由。

 時事ドットコム,2007/03/10-12:09 母子、タリウム中毒と確認=米の記事の一部を以下に引用しましょう:

 連邦捜査局(FBI)などが調査に着手したが、感染源は依然不明。母親は医師で政治的な活動はしておらず、「感染は偶発的なもの」と語ったという。2人の容体は安定しており、1カ月程度で回復できる見通し。

 引用以上。…この場合,感染と言う表現は如何なものか。さておき時事ドットコムは,母親が医者であるという情報を伝える。政治的活動云々に言及するのは,陰謀論を抑えようというものか。

 いずれにせよ,中毒に至った状況について,未だ明確な説明はなされていない模様。事故と言うには些か躊躇があり,あえて事件と言うには証拠も主張も欠けている。
 現在明らかなのは,もとソビエトの市民で現アメリカ国籍の母娘がモスクワでタリウム中毒を起こしたこと。この件を当局も確認したこと。二人はロサンゼルスに移送され,改めてタリウム中毒を確認され,入院中。状態はまずまず,しかしメディアにはインタビュー等を許していないこと。代理人のいう所では,本人は陰謀論を支持しないこと。さらにつけ加えれば,母親は医者であること。

 情報不足。報道も少ないですしねぇ。判断保留。

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