また、会えた加彩女子俑。 2011年11月、当時、表慶館のアジアギャラリーで見たこの俑に、再び会うことができました。
そのときも深い精神性を湛えた表情に、ぶるっとしましたが、それは、今回も変わりません。
トーハク 東洋館3階では、「中国 墳墓の世界」と題して、明器と俑が展示されています。(展示:5月8日~9月1日)
秦の始皇帝の兵馬俑も、代表的な俑だが、それはさすがにありません。
多くの俑のなかで、この展示ケースの俑は、群を抜いて素晴らしい。
この2体は灰陶俑。 右側の俑は宦官の可能性が高い。
この俑の表情も、凄い迫力です。
この3体の俑、共通する深い精神性に、ひょっとしたら同じ作者ではないかと思うぐらいです。
素晴らしい芸術作品です。 是非、ご覧になってください。
4階では、墳墓の世界の一部、石刻画芸術も展示されています。 墳墓の世界が、現代に文化的遺産を残してくれたことに感謝せずにはいられません。
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