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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館 谷文晁、亜欧堂田善

2011年06月05日 | アート 日本画

平成22年11月20日に撮影した作品。
江戸末期の高名な絵師、谷文晁の「彦山真景図」。
彦山の麓、添田町で生まれ育った私から見ると、山が柱状節理のように見えるのはデフォルメのしすぎですが、迫力はあります。  なお、地元では神社の正式名称として英彦山を使います。



この絵を見たとき、現代作家が描いた洋画だと思いました。 それほど、表現が簡潔化されていて、江戸時代の画家が描いたものとは信じられません。 



屏風の左側のアップです。  大地や山肌はサラリと描いていますが、細かな陰影がつけられています。 それと、煙の描きかたが尋常ではありません。 山霧や噴煙もそうですが、やけにリアルに感じます。  重要文化財には納得です。
なお、
前出の谷文晁は、松平定信の御用絵師であり、田善に洋風画を教えたとされている。

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