光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

町田市立国際版画美術館  田中陽子、川瀬巴水

2012年02月18日 | アート 浮世絵・版画

2月11日(土) 町田市立国際版画美術館へ行ってきました。
特に企画展を目当てにしたものではなく、フラリと行った感じです。
初めていく美術館ですが、版画の谷中安規の作品が見れたらいい・・・というぐらいの軽い動機でした。


展示されていたのは
常設展示室 シリーズ<現代の作家>田中 陽子作品展
2011年新収蔵作品展
撮影は禁止でしたので、Webサイトから引用しています。


まず田中陽子の作品から
「人もよう とぶ人 はねる人」1987年   木版  田中陽子(1947-2008) 
ボリューム感と躍動感がいいですね。  ただ、ウィンドに並べたような構図が私的には惜しい。



 


田中陽子の作風も変化しているなかで、人間と動きの描写が素晴らしいダンスシリーズは見応えがありました。

「黒いタイツ」 ・・・  この作品が一番のお気に入り。


                   「バレリーナ」


 


常設展示室の出口に黒布で覆われた箱があり、あけると豊原国周の浮世絵がありました。
明治時代の浮世絵。 展示していたのは下の作品とは違っていたと思います。



2011年新収蔵作品展では、川瀬巴水(1883-1957)の作品が印象に残りました。
「深川上の橋」 1920  木版   仙台堀川と大川(隅田川)の合流点にかかっていた橋ですが、今は埋め立てられて碑だけが残っています。



 


三菱深川別邸の図 月夜(大泉水)  1920 木版  三菱深川別邸は、現在の清澄庭園



 


三十間堀の暮雪   1920  木版  降雪の表現が凄いと思いました。



 


展示はなかったのですが、いい雰囲気の新版画をWebからアップしました。
川瀬 巴水の新版画は叙情味があって、海外でも人気が高いとか。
「雪の向島」


 


品川
 

コメント
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