光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

トルコ旅行 その28 下町のモスク、リュステム・パシャ・ジャーミィ 

2012年02月08日 | 海外旅行

旅行最後の日の朝、リュステム・パシャ・ジャーミィを見学し、ボスポラス海峡クルーズです。
このモスク見学は当初の予定になかったのですが、クルーズまでの時間つぶしと、このモスクの前にあるスカーフ屋に連れて行くため、セッティングしたようです。   トルコ人ガイドの知り合いの店で、昨日の昼食後の陶器店、グランバザールのキャビア店、空港の洋服店もそうで、店とガイドさんで結託しているようですが、店自体はちゃんとしているので、まーいいかという感じです。

モスクは左手にあります。  一階は商店街の一部、モスクは狭い階段を上がって2階にあります。
 



モスクの建築設計は、ミマール・シナン (1588年没)。 トルコ最高の建築家でガイドさんいわくトルコのミケランジェロだと。 シナンは中部アナトリアのキリスト教徒として生まれ、奴隷として軍に徴用され、イスラム教に改宗し、工兵隊で橋梁などの建設に従事するなかで才能が見出され、帝室造営局長として数々の名建築を残した。
この、リュステム・パシャ・ジャーミィは、イズニックタイルをふんだんに使ったモスクとして名高いものだった。



 回廊は、朝の掃除中でした。  絨毯が敷かれているのは、中に入れない人のための礼拝場所だと思います。  というのは、近辺の市場の人達が礼拝するので、人が多いのと、簡単にしたいのではと推測しました。  壁の方向がメッカ方向にもなっています。



 外壁にもイズニックタイルが多くはめられています。



 イズニックの特徴的な柄と色。 素晴らしいできです。



 内部。  階段は僧侶が説法場所にあがるためのもの。



 青いイズニックタイルがふんだんに使われている。



 採光窓や小ドームのデザインがしっとりとした調和をもたらしています。



 壁のタイルと柱時計。 



 


 サイドにちょっとした広間がありました。 



 外の風景。  窓に鳩がいましたが、日本の寺院のように群れてはいないので、糞害は心配ないようです。



 



 2階から見た、商店街。  香辛料などのバザールで有名なエジプシャンバザールの出口近くです。 



緑ものの鉢が多く置かれていました。 


 


外壁鉄格子から見える光景。 



 こちらの方向からは、絵のような光景が見えました。



 別の方向では路地裏の光景。 生活が垣間見えます。 



モスク一階のファストフード店。 ドネルケバブ(削ぎ落とし焼肉)の調理器が見えます。 こういう店の賃料もモスクに入るので、1階を店舗にするのはなるほどです。  でもこの店の基礎などをみると簡易な継ぎ足し建築ですね。



 ストーブ屋さんでしょうか。



エジプシャンバザールの裏手の通り。  何でもそろう感じです。  お土産屋中心のグランバザールより、実用的で地元の買い物客も多いようです。 


コメント (2)
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