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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

村上隆のスーパーフラット・コレクション展から #7 スタディルーム&ファクトリー

2016年05月06日 | アート 現代美術

 現代アートには、いろんな視点を表現して、考えることを促される作品が結構あります。

多くは真面目に考えた作品であり、素直に考えます。 しかし、中には、高邁ぶったものや、過激な言葉や表現を弄ぶだけの作品もあります。

この展示は、さすがに素直になりますが、いまいち意図がわからないこともあります。 

 

 

人体デッサン教室です。 美術教育について考えることを促される・・・うーん 難しい。 

この写真は3月25日(金)に撮ったのですが、家族で取り組み、特に子供達が描いているのが印象的でした。

 

 

 

こちらの写真は、2月14日(日)に撮ったもの。 

 

 

画材が用意されていて、少し描きたい気持ちはあったのですが、なぜかパスしました。

 

 

描いているのは、パパと娘でしょうか、微笑ましい

 

 

人体モデル彫刻がくせもので、鼻炎が悪化したような顔貌、男性器と尿バケツ、頭、胸、胴、脚、腕のバランスの悪さ…等々、ギリシャ彫刻のような

美しさは微塵もありません。  母親は描くのは遠慮するでしょう、でも、子供達は意外に素直に描きます。

 

 

 「美醜を超えて表現せよ、その表現方法は無数にある」ということを言いたいのかな?

 

 

 

観客の作品から

 

 

 

私が描くと、この構図かなという作品。

 

 

 

ミカ・ロッテンバーグの作品、1回目に来たときは、これが作品とはわからず、?何か面白そう、で終わり、店の奥の映像コーナは知らないままでした。

 

 

 

 

山積みの低グレード真珠。

 

 

 

映像コーナ  真珠の選別作業 

 

 

 

熟練者でしょうか、低グレード品をパッパッと手前にはじき落としていきます。

 

 

 疲れて眠っている娘さん。 就業ルールのなかで認められているのでしょう。

 

 キャプションにある、「オフィスで一人意味のない作業をする白人女性」の映像は撮れていません。 キャプションは後で読んで知ったのです。

 

 

  

さて、この品、他とは違います。 

 

真珠の美的価値ではなく、希少価値を探るためのコレクションのように思えます。

真珠は、「真珠採りのタンゴ」のイージーリスニング曲が懐かしいのですが

原曲のビゼーのオペラ《真珠採り》の初演が1863年、御木本幸吉の真珠養殖成功が1893年です。

養殖真珠の本格生産以降、紀元前から続いた天然真珠の希少価値が大きく薄らいでしまった。

村上隆は、真珠が偶然、食事の際に発見されたという、天然真珠の持つ本来の偶然性に着目し

希少価値のコレクションとしたのではないでしょうか。

GIAの鑑定書がいかめしいこの天然真珠、村上はいくらで買ったのだろう?

 

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村上隆のスーパーフラット・コレクション展から #3 奈良美智など

2016年04月05日 | アート 現代美術

村上隆のスーパーフラット・コレクション展の2階展示室の手前

奈良美智の幌馬車ふうの作品

 

 

 

皆さん、覗き込みます

 

 

 

左の窓からはこんな感じ

 

 

 

 右横から  奈良美智の”例の少女”がでてきます。

 

 

正面

 

 

 

正面から内部を見ると

 

  原美術館に奈良のつくった小部屋がありますが、それのワゴン版。 しかし、ワゴンの設計製作など、手間暇はこちらの方が圧倒的だ。

 

 

アップで撮影。  全部、奈良の自作なんでしょうね。 窓際の黒い毛で覆われた少女の人形がいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同じ2階のフロアに展示されているMr(ミスター)の作品。

村上隆の弟子で、ご覧のようなオタク系の作家。 村上隆が、オタク芸術で世界に進出したが、そのDNAの後継者?

 

 

 

 

 ところで、展示室前には、逢坂横浜美術館長の挨拶

そして、展示室出口に村上隆のメッセージがあり、この二つを読むと

この企画の意味がわかりますので、文字ばかりで見ずらいとは思いますが掲載します。 

 

  

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村上隆のスーパーフラット・コレクション展から #2の修正

2016年04月04日 | アート 現代美術

前回記事の修正版です。

実は、3月25日(金)にもう一度、スーパーフラット・コレクション展に行きました。

(前回は2月14日)

・見てなかった展示があったこと

・前回はサブカメラで撮影  

と理由はありますが、やはりもう一度見たいというのが大きな理由です。

編集に手間取っている間に、展示も終了(4月3日)しましたが、鮮烈な印象を忘れないために、仕切り直しのスーパーフラット・コレクション展です。

まずは、「彫刻の庭」と題されたエントランスホールの作品から

 

 

 ガラスケースに入った3つはアンゼルム・キーファーの作品。



 

 

《メルカバ》 飛行機の残骸の迫力が凄い。乾いてひび割れた土の上に置かれて、戦の虚しさを象徴しているようです。

メルカバという言葉は、古代の騎馬戦車のことで、現代ではイスラエルが開発した戦車の名前に使われています。

 

 

 

 

 

 

 

《神殿破壊》です。  

 

 

海中の昆布のようなものは、写真です。

 

 

 

神殿破壊という強烈なタイトル、実際に中近東の内戦地域では神殿破壊が行われている。 

写真の内容などわからないところだらけですが、貴重な遺産を破壊する愚かな行為を糾す叫びか

 

 

 

《セフィロト(生命の樹)》 

燃やされた本…1933年にあったナチス・ドイツによる焚書がベースにあると思います。

中央に書かれたDAADはドイツ学術交流協会の略称。 日本からも奨学金を得て、

多くの人がドイツで交流しています。 欧米の歴史などを知らないと理解が難しいのですが

理解よりも、強い表現に感心します。

 

キーファーの作品は「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である」展(2014年7月に鑑賞)で、麦藁をキャンバスに貼りつけた作品 

を観て、いいとは思わなかったのですが、今回のインスタレーションはぐっときます

 

 

さて、白いパーテーションで仕切られた部屋の内部は、李・禹煥(リ・ウーファン)の作品《Dialogue Excavation》  下の写真がその部屋の内部

白い砂利の上を歩いていきますが、神聖な場所のような雰囲気があります。

 

 

 

盗難にあって壊された金庫です。 タイトルの数字はその金額(リラ?)だとか。 ただのガラクタではないか、といわれればその通りです。

しかし、隣のキーファーの大作も、ガラクタといえばガラクタ。

 

 マウリツィオ・カテランの作品は2階展示室前にもありました。

  

 何とミニサイズのエレベータです。  高さ30cmほどでしょうか。

ドアの開閉や、移動中の階の表示など本物と同じ動きをします。  巨大な作品の中で異彩を放っています。

エレベータの場所は下の写真の矢印箇所。  私も一回目に来たときは気付きませんでした。

 

 

エントランスホールに戻って、展示室にいくエスカレータ横の棚田のようなフロアにも、大きな作品が あります。

 

 

 

 

異様な迫力を感じたジャン・ホァンの《ヒーローNo.1》

 

 

 

  

マルティン・ホナートの《巨人》 確かに目立つのですが。

 

 

 

 

グレイソン・ペリー、今まで知らなかった作家ですが、女装したりすることは別にして、英国現代美術家の花形なんですね。

 

 

 

 

中央上部の頭像は《イフェの頭像》、昨年の大英博物館展で見て覚えていました。  そのほかにもいろんなレリーフなどが満載。

 

 

始皇帝の兵馬俑のレリーフもありますね。

 

 

過去からの、無名の職人のつくった作品への、オマージュとしてつくられたものかな。

 

 

同じく、グレイソン・ペリーの作品、《我らが父》《我らが母》

完成年は異なりますが、ペアですね。

 

 

 

自動小銃、狩猟した狸?、左手で提げているのは聖書?

 

 

 

何をもっているのか、一つ一つ気になります。  顔貌は日本の古い僧侶像に見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 《我らが母》

痩せた赤ちゃん、ラジカセ、ミシン、シューズ、

 

 

 

 手前の籠には死んだ子供?

 

 

 

 

 

 

背中の籠にも死んだ子供?  父は狩猟道具、母は生活道具を山ほど持って、共に生きるための強いバイタリティを感じます。

何かジーンと来るものがあります。

 

 

この作品、日本の妖怪と通じるところがあり、親近感を感じる。 調べると、2011年のヨコハマトリエンナーレで

美術館前に1月~12月までの像が展示されていて、そのうちの9月の作品。

 

 

 

 

いろんな解釈を試みたのですが、ピッタリするものはなく、なぜか親しみが湧く作品としてみるのみ。

 

 

 

 

 

ホールの壁面にプロジェクション投影。 

 

 

 

 

常設展の彫像、ダリ《バラの頭の女性》の背後からホールを撮ってみました。
 

以上、エントランスホールに展示されていた主要な作品を紹介しました。

作品も凄いのですが、これらをコレクションした村上隆の審美眼、財力も凄い。

収蔵倉庫も巨大なものが必要だし、入口でまず驚かされました。 

次は展示室の作品です。 まだまだ凄い作品が山のようにあります。

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村上隆のスーパーフラット・コレクション展から #1

2016年03月21日 | アート 現代美術

村上隆のスーパーフラット・コレクション展がすごい。

2月14日(日)に行きましたが、唸りぱなしの2時間半。  

できるだけ多く紹介します。  写真撮影もOKでした。

 

チラシの写真はコレクションを収蔵している倉庫でしょうか?  この写真をみてもコレクション凄さがわかります。

狛犬と対でお座りのワンコが可愛い。

横浜美術館の前口上

 

で、今日は幕開けで、一点のみ紹介。

下の写真は展示品の一部をクローズアップしたものです。

今日、写真を編集していて、クローズアップをしてみたら、こんなに芸術的だった。

 

 

全体の画像はこちら。

 

 

 

彫刻作品などで、作品全体を捉えなくても、部分の写真で質・塊り感などの迫力は伝えられます。

この木造女神像は、会場で見たとき、よく見る古い女神像だな程度の印象だったのですが、胸の

部分のクローズアップが、こんなに迫力があるとは!

いつか私も作品をつくってみたいと思っていて、あるコンセプトを考えていますが、背中を押して

くれる出来事でした。 

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「FACE展2016-損保ジャパン美術賞展」 内覧会&表彰式

2016年02月22日 | アート 現代美術

2016年2月19日(金) 「FACE展2016-損保ジャパン美術賞展」 内覧会&表彰式に

ブロガー招待で参加させていただきました。

作家支援活動の一環として始められたFACE展、もう4回目とか。 アートの振興に大いに役立っていると思います。

 

最初の展示コーナーに受賞作品が並んでいました。

 

 

 

下の写真の右端がグランプリの遠藤美香さん《水仙》、その左、3点が優秀賞になります。 すべて女性の作品!

 

 

 

グランプリ作品 (中央上部の白点は、照明の反射です)

木版で、この大きさを彫るのも、刷るのも大変でしょうね。

また、女性の手足が細かな網目で表現されており、散りばめられた黒水仙とともに異様な雰囲気

を醸し出している。


遠藤美香 Mika Endo
水仙  
2015  木版画  182x91cm

 

 

 

ウーン  いろんなものが目に入る 
西洋古典絵画の肖像画と牧神(牧女神?)
奥の部屋の抱きかかえられた人魚…その足元の小さな剣を持った人形と、後に続く踏絵のようなもの
右下のキャンディーをくわえたカラス
左のテーブルに置かれた不二家のミルキー

面白い!  オーディエンス賞(観覧車投票)はこの作品に1票。


唐仁原 希 Nozomi Tojinbara
それでも僕は。
2014  油彩・キャンバス  194x162cm

 

 

雰囲気があります。  自画像ではないとの作者の弁ですが、似ています。


三鑰彩音 Ayane Mikagi
曖昧
2015  岩絵具・箔・麻紙  162x162cm

 

 

 

ストライプに細かな模様が練りこまれていて、面白い効果を感じます。 


松田麗香 Reika Matsuda
そこにある それもまた84
2015  顔料・雲肌麻紙・パネル  162x194cm

 

 

作品のクローズアップです。

 

この作品を見たとき、リヒターのストライプ作品が浮かびました。  で、受賞式後のパーティで作者の松田さんに、リヒターのストライプ作品をご存知か

伺ったのですが、リヒターは最近、六本木で個展をしていたことはご存知でしたが、ストライプ作品はご存知ないとのこと。 松田さんは、ストライプ作品を

2007年から制作されており、2012年作のリヒター作品よりも前から、ストライプの面白さを見つけていたのですね。 

 
参考 ゲルハルト・リヒター (Gerhard Richter, 1932~ )
925-4 ストライプ
2012  デジタルプリント   300 x 300cm

 

 

 

 

次は読売新聞社賞の中原未央さんの作品。

都市の霞む光景と、熟したトマトの対比が面白い。

  
中原未央 Mio Nakahara
Life-2015
2015  ミクストメディア・キャンバス  162x162cm

 

 

 

 

審査員特別賞の4人の作品  

 井澤由花子さんの作品には、正直、ピーンとこなかったのですが、面白い表現ではあります。 昨年も似たような印象の作品が特別賞でしたが
審査員の坂元氏(上野の森美術館学芸員)の好みかな

 
井澤由花子 Yukako Izawa
スプーンの中の夢
2015  水彩・紙  130x162cm

 

 

次は小川さんの作品。

一見、写真作品のよう


小川直樹 Naoki Ogawa
彷徨
2015  油彩・キャンバス  194x162cm

 

 

小穴さんの作品。  


小穴琴恵 Kotoe Oana
無題(風景) 
2015  油彩・キャンバス  162x194cm

 

 

秋山さんの作品。  ピンボケしたので小さく掲載。 


秋山 淳 Jun Akiyama
降り積もるもの
2015  日本画・麻紙  162x130.3cm 

 

 

 

 

 

 

 以下は、入選作から印象に残った作品を。

 

 

 

 山根さんの作品。  油彩ですが水彩のような雰囲気がいい。


山根千明 chiaki yamane
beyond cosmos
2015  油彩・キャンバス  97x130cm

 

 

工藤さんの作品。


工藤千紘 Chihiro Kudo
一喜一憂
2015  水彩・油彩・白亜地・キャンバス  194x130.3cm

 

 

平丸さんの作品。


平丸陽子 Yoko Hiramaru
宝石の種まき
2015  油彩・オイルパステル・キャンバス  194x130.3cm

 

 

甲賀さんの作品。  

リアリズム作品ですが、影が不自然かな。


甲賀 保 Tamotsu Kouga
マスクⅣ
2015  アクリル・キャンバス  162x162cm

 

 

以下、会場光景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表彰式後のパーティ会場で。 ワインや唐揚げを堪能させていただきました。

 

 

 

展示会場に戻ると、グランプリ受賞者に、早速、依頼話が来ているようでした。 右側3人の左端がグランプリの遠藤さん。

 

いろんな作品が見れて、面白い展示会です。 オーディエンス賞なども企画されていて、お楽しみもあります。

入場料は600円とリーズナブルで、写真撮影可です。 おすすめです。 

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ゲルハルト・リヒター個展 “Painting” を観て

2016年02月18日 | アート 現代美術

2015年12月19日(土)、DOMANI展の後は、ゲルハルト・リヒター個展 “Painting”の鑑賞です。

実は、この日のメインはリヒター展で、DOMANI展は、同行のアーティストの方や時間的な都合で

たまたま鑑賞した展覧会だったのです。 でも、DOMANI展も良かったので、気分良く、リヒター展

に向かいました。 国立新美術館から、歩いて7~8分のところです。

Gerhard Richter “Painting”
会期: 2015年11月10日 (火) – 12月19日 (土)
時間: 11:00 – 19:00 (日月祝休廊)
場所: WAKO WORKS OF ART (東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F)

 

リヒターの作品を初めて見たのは、一昨年の《現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展》。 写真と油彩をつなぐような表現が凄いと思いました。

同じ日に国立近代美術館の常設展の油彩もみて、3度目が韓国三星美術館でのデジタルプリンティング作品。  さすが、現代美術のトップ集団のアーティスト。

 

まず、Paintingの作品を。 特にタイトルはありません。

抽象画で、ごちゃごちゃと塗りたくった絵は多く見ますが、リヒターの絵はきちっとした意図と、テクニックで仕上げられており、たたずまいが違います。 

会場で短時間、見たときは色彩とリズムに見とれましたが、こうして写真で見ると、水平に多くの層に分かれた各平面に、多数の人間や樹々、広場や

室内や緑野、川辺などが見えます。 リヒターはそんなつもりで描いたのではないかもしれませんが。

 

 

展示光景

 

 

 

 

こちらは、寒々とした海と空に、右上は緑の陸地に見えます。 うねるような縦の刷毛目のラインが、ダイナミックな躍動感を感じさせます。  

 

 

 

次の作品を観て、こんなことを考えました。 

観る → 網膜上の情報を脳内で処理 → 認識 ← 過去の記憶層と照らし合わせる・・・ことを瞬時に行いながら、心の奥底の本性、本能が

その認識の価値評価(高尚なものではなく、好きか嫌いか、いいか悪いか)を行う → それは、細部のディテールから全体感まで行きわたり、私の個性と

作品との対話結果になります。

この作品の場合、左上の部分と、右下の部分が、面白い、いいなと感じる部分です。 それから、全体にある刷毛目のようなスリットやライン

が、心にいい響き、律動となって入ってきます。  日本の現代美術家の川田祐子(祐の字は示編が正しい字)さんの作品にも、細部のディテールがこのスリットやライン

で構成されていて、いい響き、律動になっています。

 

 

 

この作品は、湖水に映る上下対象の光景がモチーフかな。

 

 

展示光景

 

 

 

 

 

 

 ガラスにラッカーで描いた作品。  光の干渉効果のような味が面白い。

 

 

 

 

 展示光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若い鑑賞者が多い。

 

 

 

 

オーバー・ペインテッド・フォトの作品。  ハガキ大の大きさです。  話によると、この作品で一つ200万円の価格らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品の作りは、わかりませんでした。

 

 

 

 

 

 会場展示ではありませんが、こんなパンフレットが置かれていました。

ゲルハルト・リヒター豊島プロジェクト     2016年春オープンで瀬戸内の豊島に、リヒター自身が展示空間もデザインしたガラス作品。

 豊島など、瀬戸内には現代美術の展示が多くあります。

近いうちに行きたいと思っています。

 

 

会場のビル光景。 ピラミッドをイメージしたデザインでした。

 

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18th DOMANI・明日展を観て

2016年02月15日 | アート 現代美術

2015年12月19日(土)に鑑賞した、国立新美術館での「18th DOMANI・明日展」の紹介です。

約3か月前になりますが、面白い展示でした。

DOMANI・明日展は文化庁の「新進芸術家海外研修制度」の成果発表の場です。

では、見た順番で紹介。

 

富岡直子さんは、昨年のクインテットⅡ展で、初めて知りました。

一作品だけ撮ったのですが、それがピンボケの失敗写真。 それでも載せるのは、ボケてもいい感じだったので。 富岡さんすみません。

 富岡 直子(2005 年・アメリカ)  …( )は派遣年度、派遣国
1966 年生/絵画
多摩美術大学絵画科油画専攻卒業
1996 年VOCA 展1996 奨励賞
現在、神奈川を拠点に活動

 

 

 

キャプションの右横が本作品の一部で、ボケてないものになります。

 

 

続いては、この巨大な作品。

 

 

 

作家のメッセージです。

 

 

近づいてみても、マチエールもしっかりして面白い。

我が家に飾るのは想像もできませんが、国立新美術館の天井高の高いロビー正面に飾りたい作品です。

 

 

こちらが、ドローイングの原画。

 

 

 

次は、線幸子さん。 真綿をアクリル板に貼った作品。 面白い形ができますね。  

  

線 幸子(2007 年・ベルギー)
1949 年生/現代美術
太平洋美術学校にて学ぶ
1990 年第18 回日本国際美術展 佳作賞
現在、東京と神奈川を拠点に活動

 

 

次はアニメーション作品。  興味をひきませんでした。

ALIMO(2012 年・エストニア)
1977 年生/アニメーション
東京藝術大学大学院映像研究科修了
2012 年第16 回文化庁メディア芸術祭アート部門 審査
委員会推薦作品、現在、広島市立大学芸術学部講師

 

  

 

 

次は西ノ宮佳代さん 

西ノ宮 佳代
(2013 年・イタリア)
1981 年生/モザイク
東京藝術大学大学院美術研究
科博士後期課程油画修了
2009 年上野芸友賞
現在、東京を拠点に活動

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを商店の前に置けば、お客が入る・・・・・魔除けで、神社の狛犬代わりに置けば、参拝客が増える・・・・と勝手な想像をして楽しみました。

 

 

 

野田睦美さん  《南無不可思議光如来 再生の輝き》  造形は面白い、でも、タイトルに不自然さを感じます

 

 

 

 

野田 睦美(2012 年・フランス)
1971 年生/染織造形
京都市立芸術大学大学院美術研究科博士
課程修了
2009 年第64 回新匠工芸会展 会友賞
現在、広島市立大学芸術学部講師

 

 

 

 

 

 

 

 

メインビジュアルとなった松岡圭介の《a tree man》

 

 

 

 

 

鉄粉!

 

 

 

 

 

 

 

木造の《a tree man》 お尻から撮るのが好きな性分です。

 

 

 

 

 

 

 

次は田村 友一郎の《六本木心中》  よくわかりません。 ここの学芸員の方が「かかっているジャンパー着てもいいですよ」とのことで水色のジャンパーをはおりましたが、私には小さ過ぎ!

田村 友一郎(2012 年・ドイツ)
1977 年生/メディアアート
東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程在籍
2010 年第14 回文化庁メディア芸術祭アート部門
優秀賞
現在、東京とベルリンを拠点に活動

 

 

 

次は、ゲスト作家の風間サチコさん。 2012年の無人島展で初めてみて、驚いた作家です。 凄いエネルギーを持った方ですね。

  

 

 

風間さんらしい、批判、最後の諧謔が心に引っかかります。

 

 

 

帰り船の黒と白の2作品、これも前述の風間さんのメッセージにつながっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風間さんの主張や作品は、一貫しています。 強さの由縁か

 

 

展覧会は終わったのですが、18th DOMANI・明日展 PLUSが、2016年2月18日(木)~2016年3月6日(日)に開催されます。

こちらにも行こうと思っています。

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「 FLOWERS BY NAKED 」展 ブロガー内覧会

2016年01月17日 | アート 現代美術

2016年1月7日(木)、「flowers by naked展」 ブロガー内覧会に行ってきました。

 

 

五感で楽しむ、日本橋発の体験型庭園・・・村松 亮太郎率いるクリエイティブカンパニー ネイキッドの総合演出

のもと、草月流家元もコラボしています。

会場構成も凝っています。

 

入口で BIG BOOK、BIG FLOWERSが迎えます。

BIG BOOKは、プロジェクターによってページがめくられます。

 

 

 

 

DANDELINON CLOCKS。  床の花に息を吹きかけると、綿毛が舞い上がっていきます。

 

 

FROZEN ROSES

 

 

 

 

 

海底に咲く花のように見えます。

 

 

クラゲと幻想的なサンゴだろうか

 

 

 

 

 

草月流家元とのコラボ作品。 うねる藤ツルが、不気味でもあります。

 

 

 

繭を光ファイバーをつかって表現。

 

 

 

 

 

 

壁向こうの、綿毛の舞い上がりが美しい。

 

 

ここでは、日本酒などを飲めるそうです。 プレス内覧会の続きで見ているので、人が多くて、飲める雰囲気ではありません。

 

 

どうも綿毛の舞い上がりが、目立ちます。

 

 

THE SECRET OF SECRET GARDEN。 花のアロマなども精製されているそうですが、香りはよくわかりませんでした。

 

 

二階観覧席からの光景。

 

 

そして出口(入口)に戻ってきました。

プレスとブロガーの内覧会がわずかの時間差で行われていて、人が多く写真を撮るのには向きませんでしたが、出来上がりの写真をみると

まずまずでした。  実際の会場は、もう少し明るく、歩くのは安全でしたが、もっと暗くした方が綺麗には見えるでしょうね。

カップルで行くと良さそうです。

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杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作展 #4 ラスト

2016年01月11日 | アート 現代美術

最初に触れなくてはならなかったのですが、展示作品の撮影は杉本博司氏の配慮でOKでした。

鈴木理策氏の写真展もOKでしたし、写真作家の方は、カメラを持つ人の気持ちを理解していただけるのが嬉しい。 

 

 さて、しつらえですが、これも芸術ですね。  組合せのインスタレーション芸術作品。

 

 

 土瓶棒?と思いますが、ド貧乏の意趣で、味占郷のゲストの方が、過去に貧困を経験した方(俳優の竹ノ内豊)だったのです。

 

 

このしつらえで、迎えられたのはこちらです。

  

 

 

 杉本博司氏がマルセル・デュシャンに共鳴していることがよくわかる作品です。

 

 

 

 月面写真の掛軸も迫力があります。

このしつらえは、庄司紗矢香さんがゲストのとき。

 

 

 

 骨董コレクションもユニークです。  

 

 

 

 このゆで卵器も、庄司紗矢香さんがゲストのときに使われました。

 

 

 

 

 

 

 

展示室中央の床に置かれた作品。

 

 

 

撮影中を撮影

 

 

 こちらは器

 

 

 新石器時代の皿とは。  文人墨客の森佳子、大林剛郎氏がゲストのときに使われていました。

 

 

 

再掲します・

 

 

根来酒杯とぐい飲みもそのときのものです。

 

 

 

エルメスの第6代御曹司がゲストの際、持ってきたもの。  和の感覚にはないデザイン。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 海景五輪塔は、杉本博司氏の写真作品《海景》を光学ガラス製の五輪塔に封じ込めている。  でもよくわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小島切の軸は、小野道風伝となっており、道風に引掛けて「豆腐」の形に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

利休(宗易)の消息も、力強い字体と余白が調和していいですね。

 

 

展示室光景(再掲)

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

この時のしつらえです。

  

 

 

   

 

 

しつらえがこちらです。  歴史の中の、重たいものを感じるとともに、こんなものをよく蒐集したものだと驚きました。

  

 

 

 

 

 

 

   

 

 

このときのしつらえです。 

マンハッタン計画は、アメリカの原爆製造計画の名前だとは知っていましたが、ガラス玉と何の関係?

bitechoというアートニュースサイトに回答がありました。 

  

 

 

   

 

 

しつらえがこちら。

  

  

 

 

 ガラスの器が展示されていました。

 

 

 

 

杉元博司氏のガラス作品。  ムラーノというイタリアのガラス製品の有名産地で。

 

 

 

実物はもっと白く見えるのですが、生地のマチエールを見るため露出を絞っています。

 

 

 

 

楽焼茶碗のフォルム。

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 出口にはこんな看板。 これも骨董価値がありそうな。

 

 ところで、今回の展示で、月下紅梅梅図とか西洋解剖図などの展示コーナ5を私は見逃しました。 大失敗でした。

従って、味占郷のパネルとしつらえが完全一致せず、ほぞを噛んでいます。

 

とはいえ、杉本博司氏の力量には恐れ入りました。

今昔三部作の写真コーナーで、昨年見た蝋人形の写真を思い出し、少し胡散臭いとミソをつけたのですが

とんでもない誤解でした。  というよりも、そんな見方をされることも計算して作品をつくっている気がします。

若い頃、ニューヨーク近代美術館に写真を持ち込み、評価してもらい奨学金を得、奨学金が終わると、ニューヨーク

で日本の古美術品や民芸品を売る古美術商を10年ほどやっている。 アートの勉強と生活のため、実に賢い生き方を

しています。  ビジネスの才覚も豊かだとは思いますが、芸術家なのでお金を稼ぐという目的はなく、小田原文化

財団にコレクションを寄贈し、新たな芸術・文化の発展に邁進している姿は、カッコイイ!です。

こんな美術展、杉本博司氏だからできたのでしょう。 美術展自体が芸術作品でした。 

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杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作展 #3

2016年01月03日 | アート 現代美術

中谷美紀さんは、アート関係にも造詣が深いのかな、最近は映画「foujita」で藤田嗣治の妻役を演じたり

美術番組などに出演しているのを見かけます。

さて、割烹亭主のコメントが面白い。 お客、兼骨董仲間として杉本様を文中に登場させ、言いたいことを

言ってます。  また、料理の器、こんな器でいただいたら、更に味わいが増すでしょう。

  

 

 

この文章も面白い。 根来塗りの飯器も ピッタリ。

 

  

 

 

村地佳織さん姉弟編は料理だけピックアップ。

 

 

 

味占郷はまだ続きます。

 

 

 

 

これが、陳列光景です。 一遍が短冊状になって、並んでいます。  奥で見ているのは

 

十一面観音立像ですが、キャプションには来歴は書かれていません。 それが鑑賞にはいい。

 

 

 

顔貌に独特の味があります。  

 

 

文章には、骨董との繋がりがうまく配され、お客様、コメント、骨董、料理が一体となったアートに感じられます。

  

 

 

文章にあるしつらえが、展示されていました。

 

 

 

兜内の夏草は、須田悦弘さんの木彫り作品です。  

 

 

しつらえの展示室光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庄司紗矢香さん編

 

 

 

 

割烹亭主の交友範囲は広い!

 

まだまだありますが、ここで休憩。

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杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作展 #2

2016年01月01日 | アート 現代美術

あけましておめでとうございます。

今年も、拙いつづれ織りを編んでいきます。  どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年を越してしまった杉本博司展の後半、面白かった「趣味と芸術-味占郷 」 を紹介します。

イントロダクションの床の間。  キャプションは無かったように思います。

華厳の瀧図  結界の古木 古木の台座のガラス  

 

 

 

華厳の瀧だね・・・と、2013年10月13日に日光で撮った写真を添付。(展示とは無関係)

 

 

 

床の間の横には、この女神像が鎮座。 荘厳な自然と尊厳な祈りの対象は、古代では同じルーツだったと主張しています。

 

キャプションにある小田原文化財団について調べてみました。 財団のfacebookから引用。
”伝統芸能の再考を試み、古典芸能から現代演劇までの企画、制作、公演を行い、また既成の価値観にとらわれずに収集かつ拾集された「杉本コレクション」
の保存および公開展示を通して、日本文化を広い視野で次世代へ継承する活動を行います。”

 

割烹「杉本」の亭主挨拶です。

  

 

 

最初のお客様はこの方

 

軽妙な文章ですね。

 

 

料理も作って、器もコレクションのなかから見立てと…確かに多面的に才があります。

 

 

 

2番目のお客様

 
 

本当に凝ってますね。  まだ続きます。

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川田祐子展 油彩画 遥光 最終日& 東京芸大 美術館

2015年12月23日 | アート 現代美術

川田祐子展 油彩画 遥光 も 今日23日が最終日。

川田さんと画廊アシスタントの武田さんのツーショットを撮らせていただきました。

ちなみに武田さんは、画廊でのお仕事は今日が最後とのこと。 長い間、お世話になりました。

画廊オーナーの金子さんが病で入院と、大変なことになりましたが、なんとか復活できるよう

微力ながら応援させていただきます。

 

 

武田さんのいつもいる場所で。

 

 

 

スナップ的に撮影。

 

 

 

このあと、東京芸大美術館へ。

24日までです。 島田文雄さんの作品で、鳥をモチーフにした陶磁器作品が印象に残りました。

 

 

また、美術館本館では、博士審査展が開催されていました。

古美術の復元研究が良かった。

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川田祐子展 油彩画 遥光 追加作品

2015年12月19日 | アート 現代美術

杉本博司展の途中ですが、川田祐子展 油彩画 遥光に 作品追加がありましたので
紹介します。

12月18日(金) 12時45分頃のKANEKO ART TOKYOです。

大作『揺光の花』の右隣に2作品、写真には写っていませんが左側面に2作品、計4作品が追加されました。

 

 

 

『揺光の花』と並んで、違和感がないですね。

 

 

 

色彩の使い方が、すごくいいと思います。 

 

 展示のキャプションが逆のようです。

 

左側の作品『ダリアへの問い』です。 川田さんの作品タイトルも、ユニークなものが多い。
 

 

 

部分拡大です。  川田さんの作品は部分を切り出しても美しい。

 

 

 右側の『足を止めた時』

 

 

 

部分拡大です。  この部分だけでも、ぐっときます。

 

 

上記に比べると、少し小ぶりになりますが、アルシュ紙の幅を一杯に使っています。

 

 

色調がよく、ほれぼれします。

  

 

 

部分拡大です。

 

 

『雪が来る前に』 物語を感じるタイトルと、柔らかい色調がグッド

 

 

 

部分拡大です。

 

以上、4作品、すべて油彩でアルシュ紙へのドローイングです。  

色彩と形が、揺光の主題に沿って、より洗練されてきました。

コメント (2)
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杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作展 #1

2015年12月14日 | アート 現代美術

12月12日(土)、杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作 展に行ってきました。

そのあと、千葉に来たついでに、写実絵画専門の美術館 ホキ美術館に行ったのですが

杉本博司展の写真とスーパーリアリズムの絵画に、面白い対比があり、楽しめた1日でした。

まず、予想外に良かった杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作から

 

 

杉本博司展、当初は行く気がしなかったのです。

昨年、初めて杉本博司の作品を、「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」でみました。 下の「海景」と、「最後の晩餐」の巨大な作品が展示されていました。

「海景」は退屈だし、

「最後の晩餐」も、最初は生身の人間の実写だと思ったのですが、近づいてみると蝋人形だとわかり、胡散臭いと感じたのです。

行く気になったのは、アートブログ『あべまつ行脚』さんの感想が面白かったためです。

 

下の左奥の写真から《劇場》シリーズの展示です。

 

 

説明がないとわからないと思いますが、映画を流した間、カメラのシャッターは開いたままなので、真っ白な銀幕になっています。

でも、それが何なのだ・・・という懐疑の思いと、一方では、暗い劇場内でキチンと質感を出した表現に唸る。

 

 

 

 

 

 劇場を借り切って撮影していますね。 お金がかかっています。

 

 

次は、『ジオラマ』シリーズ。  この位置に立って作品を見たとき、よくこんなシーンが撮れたものだと驚愕しました。

 

 

で、近づいてよく見ると、やはり、動物達ははく製です。

 

 

『オリンピックの樹林』と名付けられた作品も、

 

鹿のはく製と借景。 実際の自然の光景とは違うことがわかります。

 

 

こちらも同様です。

 

中央下部の拡大写真。

 

 

味占郷の展示会場に掲げられていた、杉本博司のメッセージ。 

 

写真の、今昔三部作でのメッセージはこうです。

20代半ばに道楽として始めた写真の道楽の果てとして、ジオラマ、劇場、海景三部作の最古作と最新作を展示する。

静聴と衰退、希望と諦念、未熟と完熟、青さと傲岸、昔の名前でやってます。--------------------杉本博司

 

私の感想は、全部の紹介を終わって述べたいと思います。

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川田祐子展 油彩画 遥光

2015年11月28日 | アート 現代美術

昨年のクインテット展以来、すっかりファンになった

川田祐子さんの個展が12月1日(火)から始まります。

ギャラリーが会社の近くなので、展示準備中のところをお邪魔し

作品を撮らせていただきました。

100号作品のキャプションを貼っている現代美術アーティストの川田さんです。

 

 

展示室左側

 

 

同じく左側の端まで

 

 

展示室後面

 

 

展示室の右側

 

 

右側から正面

 

 

 

ギャラリー入口の正面

 

 

その左端まで

 

 

 

100号作品です。 制作途中の写真も見せていただいたのですが、驚くほど変化しています・・・作品の奥から重層的に

描かれているので、立体感、深味があります。

(12月1日、作品画像差替え) 

 

 

 

作品の中央左部分のクローズアップです。 (12月1日追加)

 

 

 

 

「揺光の花」から派生した油彩ドローイング作品。  キャンバスと違いアルシュ紙に描かれた油彩は滑らかなマチエールがあります。

  (12月1日、作品画像差替え、キャプチャ追加 SOLD)

 

 

揺光の花のラフスケッチです。 この骨格のデザインも好きですね。

 揺光の花(ラフスケッチ)2015 ドローイング パステル鉛筆・紙 25.2×31.5cm(paper:26×32.3) ¥50,000- 

(12月1日、作品画像、キャプチャ追加) 

 

 

60号作品「揺光」がメインタイトル

 

 揺光 2015 油彩・キャンバス 130.3x97cm ¥1,200,000

 

 

 

この作品、私は予約しました。

鳥の来るところ 2015 ドローイング 油彩・紙 36.4X25.7cm (paper:41x31cm) ¥85,000- SOLD  

 

この作品も、好きな色合いです。

 跳躍 2015 ドローイング 油彩・紙 36.4X25.7cm (paper:41x31cm) ¥85,000-

 

今回のテーマ「揺光」、素直に木洩れ陽のきらめく美しさを捉えていると思います。  その光が花々の色を浮かび上がらせて美しい。

 

 

 

今回のダイレクトメールの表紙となっている「緑の残像」

川田さんのアトリエに掛けられている写真を見たときから、ぐっと感じるものがありました。

全体の色合いが絶妙で、素晴らしい。

 

 

12月1日 作品下端とキャプチャ画像を追加。  SOLDとなっていました。

 

 

 

こちらは、アルシュ紙に描かれた油彩ドローイング作品。  これも欲しいと思ったら、既に予約が入っていました。

 

 

 

同じく油彩ドローイング作品

 

 

 

 

 

この作品も、撮影後に予約済みとなっていました。

 

 

 

 

 

この作品の色合いが、100号作品にもつながっているようで、気になる作品。(12月1日作品画像差替え)

「ビードロ」 2015
油彩・コットン紙  36.4×25.7cm  ¥80,000

 

この作品は、以前から画廊で展示されていた「連鎖の景色」。  この作品から今回の「揺光」シリーズの作品が始まった

ように思います。 具象と抽象が入り混じり、色合いの美しさ、強さがため息ものです。

 

 

 

 

リーフレットで見たときは、そんなに印象に残らなかったのですが、実物を見ると、迫力が凄い。

「ソノタノ景色」 2015
油彩・キャンバス  33.3×24.2cm   ¥180,000

 

 

同じ印象です。

「ひとすじ」 2015
油彩・キャンバス  33.3×24.2cm   ¥160,000

 

 

「yellow melody」 2015
油彩・キャンバス  45.5×53cm   ¥280,000

 

この作品も、以前から展示されていましたが、やはり「揺光」シリーズにつながる源流のようなものを感じます。

 

 

 

同じ印象ですね。

 

 

 

 

以上、開幕前の内覧での撮影です。  川田さん快く、OKいただき有難うございました。

川田さんの作品は、一度見ただけではわからないとご本人も自負されていますが、

私は、一度見ても素晴らしいのですが、2度、3度、見れば見るほど、魅力が増していく

感じになります。

 

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