光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

クインテット-五つ星の作家たち(損保ジャパン東郷青児美術館) その1 川田祐子

2014年01月17日 | アート 現代美術

1月10日(金)、ブロガー招待で損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている

「クインテット-五つ星の作家たち」に行ってきました。 

いろんな理由があってブログアップが遅れましたが、5人の作家のボリュームが相当に

あり、整理するのに時間がかかった・・・・が一番です。

早速、会場入り口のポスターと主催者の挨拶を

 

 

 

今回、素晴らしいと思ったのは川田祐子さん(祐は旧字体のお名前です)

 

 

最初に見たとき、太古の海に生まれた最初の藍藻のような生物、ストロマトライトの群集、

次には、砂漠に密集して育つ、青々とした木々の俯瞰写真・・・なんて、ありえないし、見たこともない光景を勝手に想像しました。

 

 

 

絵の拡大撮影です。 アクリルガッシュで塗り重ねた素地を、細かい筆でハッチング、またそれをカッターでスクラッチするという技法を使っています。

 

 

 

中央のシルエット、損保ジャパン東郷青児美術館の五十嵐学芸課長が説明。  内覧会参加のブロガーは女性の方が多い。

 

 

雪波のタイトルどおりにも見えますが、マグマが冷え固まるときのような、やはり、太古の地球の息吹きにも見えます。

  

 

 

赫映(KAGUYA)というタイトルから想像するものもありますし、毛細血管と絡み合う神経線維のミクロの世界のような恐怖も入り混じった

感情が湧き起ります。

 

 

 

次の絵は、川田がメッセージでも述べている、中国文人画の仙境の世界を表わしているのかも知れません。

私は、即物的な想像をめぐらしました。

 

 

 

蓬莱の拡大撮影です。

 

学芸課長の説明にもありましたが、川田祐子は芸術で生活するのは、経済的に厳しいところがあり、寄付を募っているとのことでした。

えっ?と思いました。 が、彼女のこの展覧会のブログ記事を読むと、その潔い志しがわかり、納得というより胸を打ちました。   

次の展覧会(2月11日~3月2日KANEKO ART TOKYO)が、会社の近くで開催されるので、行こうと思っています。

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