みなさんこんにちは
本日も田川市石炭・歴史博物館のブログをご覧いただきありがとうございます
前回に引き続き、今回は1/23(土)と1/30(土)に開催された
第5・6回 子ども学芸員育成講座の様子をお伝えします
第5回のテーマは「史跡をはかろう(測量チャレンジ)」ということで
外部の方を講師にお招きし、詳しくわかりやすく教えていただきました。
天気はあいにくの雨でしたが、傘をさしながらみんなで協力して、
公園内にある二本煙突の間の距離などを計測していきます。
雨の中頑張りました
ついでに煙突がまっすぐ垂直に建っているのか、水平器を使って確認してみると…
なんと… バッチリ垂直でした!
よかったと安心しつつ、明治時代の丁寧で精巧な技術に一同感心
その後屋根のある場所で、測量の歴史を学び、最後に自分たちが測量した地点を
図面に記録していきました。
初めてみる道具にみんな興味深々!
定規と鉛筆の使い方にもコツがあるそうです
普段何気なく目にしている地図が、こんなにも地道な作業の繰り返しによって
作られたものだと知った子どもたち。今後地図を見る目が少し変わりますね。
続いて、第6回の様子です。
今回も外部の方を講師にお招きし、レクチャーしていただきました。
テーマは「石炭記念公園マップをつくろう」ということで、3人の目の前に置かれたのは、
1枚の大きな石炭記念公園の白地図。
この白地図に、昭和39年までこの場所にあった三井田川鉱業所伊田坑の施設を重ねていきます。
そして炭坑が描かれた絵を「仕事」「生活」に分け、白地図の上に貼っていきます。
人にわかりやすく伝えるためのポイントを確認中
この時注意しなければいけないのが、"炭坑があった時代、この絵のテーマと同じ場所"を
探して貼っていきます!
当然今の白地図には昔あった建物の跡などは記されていません。
みんなその場で質問したり、以前聞いた学芸員の説明を思い出しながら作業を進めていきます。
「この絵はこうかな?」とお互いに相談しながら作業をすすめます
もくもくと作業中…
貼り付ける絵には、見る人が分かりやすいよう「絵のタイトル」と「絵の説明」、
そして絵の人物になりきって「この絵の人の気持ち」を1枚1枚書き込んでいきます。
さぁ、最後の仕上げ作業!
こうして「石炭記念公園マップ」改め「炭坑の人マップ」が無事完成しました!
誰が見ても見やすいように、こちらの伝えたいことが伝わるように、
それぞれが思いつく限りこだわり抜いた力作です!
じゃじゃーん!完成ですっ!
作業時間の2時間があっという間に過ぎるくらい、みんな集中して取り組んでいました
帰り際、まだまだ飾り付けし足りない様子で後ろ髪を引かれながら、会場を後にした3人でした
※写真の無断転載はご遠慮ください。