初釜

今日は、お茶の先生のお宅で初釜のお茶会

先生が「初心者が3人いるので顔合わせも兼ねてアットホームな会をしましょう」と開いてくださいました。

これまで行ったお茶会では周りのみなさんが先生級だったので「お隣のまねをすればいいや」とのんきに出ていたのですが、
今回の初心者チーム三人のうち、お二人はお稽古を始めて4ヶ月！
つまり私がなんとお姉さん格
お客さんの中でも、「お正客」といって、一番エラい席に私が座り、あとのお二人は私を見ながらさまざまなお作法を進めます。
ああ、責任重大

お正客は大変なんです。
やること全部、その日のお客さん代表。
皆さんのお手本として振舞うのはもちろん、
メインのお仕事は「問答」といってご亭主（お茶会の主催者）とのお話。
皆さんを代表して、
「お茶がおいしいですね、どちらの」
「お菓子も季節らしくていいですね」
「素晴らしいお道具、どちらの何?」
とそつなく伺い、持っている知識を総動員してその会の雰囲気を作ります、本当は。

知識もない私ができるのは、最低限聞かなくちゃいけない質問を何とかやり遂げ、
お隣の人が間違わないように「ちゃんとやる」ことです

でも。

そこまで肩に力を入れなくても・・・・。

やっぱりお茶会って楽しいモノでした。

お膳をいただきながら、お菓子をいただきながら、お茶をいただきながら
お互い自己紹介がてらいろんなお話をしていたら、お二人とともすごくなじんで、ちょっと問答が違っても、お作法を間違っても、楽しく過ごせました。

この日先生が掛けて下さったお軸は「一期一会」。

お茶会が初めてとおっしゃるお二人にとっても、初めてお正客をやった私にとっても、3人が初めて出会ったという意味でも、初心者向けにご亭主をやった先生にとっても、もう二度とない「一会」

楽しめてよかったな、というか、
これからも楽しむ気持ち忘れないで臨もうっと。

外はこれから雪が降るくらい寒かったのですが、すごく気持ちよく帰りました