田添菜穂子の一期一会

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秋来ぬと

2007-09-13 18:30:05 | お茶・着物
しばらく書かないうちに、母と名古屋にのだめコンサートに行ったり、
ソクオケで集まったフルートの皆さんとフルートアンサンブルで楽しい一日を
過ごしたり、そのフルートアンサンブルで素晴らしい指導をしてくださった
先生にフルートを習いに行ったり、
小説を何冊か読んだり、エコバッグを使い始めたり、ステキな花屋さんを見つけたり、いろいろありましたが、(いくつかは、ぜひ、おいおいお話したいデス・・・)

今日は、とりあえず、お茶のお話。

9月になって、着物も夏物から単衣に。

着物って 

10月~5月・・・袷(あわせ)という裏地のついたもの
6月と9月・・・単衣(ひとえ)という袷と生地は一緒だけど、裏地無しのもの
7月と8月・・・夏物という上記の生地よりずっと薄い織り方をしているもの

という風に、季節ごとに大まかに着る種類が決まってるんです。

9月になり、単衣の準備をすると「ああ、秋が来たなぁ」もっというと「もうすぐ冬だな」という気持ちになります。
街中のショーウィンドウにコートやファーが出現して、ちょっとウキウキするのと同じ感じ。

今日は、緑の単衣でお茶のお稽古。

稽古もだんだんと進み、「お炭点前」というのをやらせていただけるようになりました。

お茶を点てるためには、お湯が必要。お湯は台所でやかんで沸かすのではなく、
炭で火をおこして、お水を入れたお釜をのせ、沸かすんです。

その炭も「いやぁ、今日は、つかなかったね、火」じゃ困るので、
あらかじめ、火がおこりやすいように、かつスマートに見える炭の並べ方があるんです。その順序が「お炭点前」といわれるもの。

考えたら、今まで沸いたところから始めてたんですよ・・はは。

お炭点前は、人生で初めてやることがたくさん。

火箸(ひばし)って、初めて持ちました。
これを使って炭を一つ一つ炉の中に並べていきます。
つかみ慣れないと炭はポロンと、畳だとか灰の中だとかに落ちちゃいます。
灰の中に落ちると最悪。黒いから美しいのに、灰をかぶってアイボリーの炭に・・。

炭の中には、枝炭(えだずみ)といって、枝を炭にしてあって白いたきぎのようなものもあるんです。これがまた持ちにくい。

火もついてないのに、今日も汗をかきました。

あと、鐶(かん)も初めての道具。(この字も変換しても全然出てこないし)
お茶釜を持ち上げるときに、使う「わっか」なんですが直径5センチぐらいの
小さいわっかなのに、茶釜の穴にひっかけて5kgぐらいある茶釜を持ち上げちゃう。すごい!!きっとこれが発明されたときは画期的だったろうなぁ。

先生は、「昔はこうやって室内で火を起こしてたのよ」
といいますが、私は半世紀レベルでなく、10世紀ぐらい昔(つまり平安貴族が
炭をたいてたぐらい)の気分になってしまって、それはそれで楽しいタイムスリップでした。

上の写真は、炭を並べ終わった様子。
地味な絵ですが・・・・こんな風に地味なお稽古を楽しんでマス。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔します (シマリス)
2007-09-14 02:09:38
ステキ
洋服だけでなく、和服もお似合いで

今度、ぜひごちそうになりたいです
返信する
ありがとうございます! (たぞえ)
2007-09-14 09:42:05
ようこそ☆

まだ始めて1年ちょっとですが、おもてなしは大好きですよ☆

ソクオケでお茶まではお出しできませんが、機会があったらぜひ♪

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