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言語聴覚士の独り言

今日が一番若いが自己分析は難しい

今日は進行性の難病の方の食事について話し合いました。

その方は不安が強く、能力よりも食べ易い形態を選び食べておられました。

本当は食べたい物が沢山あるのに。

誤嚥性肺炎や窒息ねリスクはありますが、

今日、今が一番若く、病気は進行していきます。

今食べないともう食べることが難しくなっていく物もあります。

個人の選択は自由です。 
尊重します。

しかし、不安な気持ちによって冷静に能力を認識できず、できる事、やりたい事を諦めるのはもったいないと思いました。

不安の原因と対策を探ります。

・少しずつ動かなくなる身体。
→だからこそ食事の楽しみは大きい

・咽こむ事も増えてきている。
→何度食べても咽せる食品は除去する
⇨例えば一概にお粥しかだめではなく、米の炊き加減は調整可能、カレーなど何かをかければ食べられる場合もある。など食べられる工夫を考える。

・窒息や肺炎になると命の危険がある。
→リスクは進行して高くなる
⇨今がリスクが一番低い

話し合いが終わると、寿司や豚カツが食べたいと言われていました。

自分の能力は自己分析が難しいです。

今回は私が関わりお伝えする事ができました。

寿司はチャレンジして駄目ならネギトロに。豚カツはカツ丼を提案しました。

今の能力を活かして食事を楽しんでいただきたいです。

コメント一覧

ultraman800
とても参考になります!
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