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言語聴覚士の独り言

経験がないからできないは違う

私が委員長を務める失語症者向け意思疎通支援者養成講座の今年度の日程が昨年末に終わりました。

決算書や報告書を作成しながら来年度に向けての準備をしています。

この事業は県から言語聴覚士会に委託をされた事業です。

月曜日〜金曜日まで仕事をしながら日曜日に講座を開いています。仕事ではなく、少し手当は出ますがボランティアに近い形態での参加です。

従って、意義ややりがいを考えないと割に合いません。

もう少し砕いて言うと誰も好んでやりたがらない事業です。

そういう事に加えて継続性が大切な事業なため、スタッフをローテーションで回したいと考えています。

来年度の各役割のリーダーを決めるべく、各病院や施設の言語聴覚士の長の方にお願いをしました。

リーダーはベテランではなく、そこで働く若手スタッフにお願いしました。

するとある方から断りの連絡が入りました。

要約するとスタッフ不足、経験のある若手がいないのでうちの病院からリーダーは出せないとの内容でした。

スタッフ不足に関しては仕方ありません。

しかし、経験がない為任せる人がいないという一文が気になりました。

経験がない若手を成長させるには全力でサポートをしながら経験した事のない事を経験させてあげる事ではないでしょうか。

経験がないから任せる事ができないと言っていてはいつまでも成長しません。

ただの断り文句で実際は異なるのかもしれませんが、機会損失と思えました。

また、私の勧誘も全力でサポートする意思や内容の説明が弱かったと反省です。

経験がないからできないは論理として成立していません。

経験を積んでできるようになるのです。

失敗をサポートしてもらいながら。
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