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言語聴覚士の独り言

職域を広げる

今日は失語症者向け意思疎通支援者養成講座にスタッフとして参加してきました。

失語症者向け意思疎通支援者要請講座の概要は過去に書いたブログを参照ください。


今年の5月からスタートして今日が最終の第8回目でした。

実習は全部で40時間が必須となります。

失語症者の方が地域で快適に外出ができるようにサポートする支援者を養成します。

リハビリは医療現場、介護現場どちらでも、

病院や施設、また私のように訪問して提供する訪問リハビリでも一緒に出掛けて支援する事はほぼありません。

病院、施設、デイサービスなどサービスを提供できる場は増えています。

また、ヘルパーや往診、訪問看護など自宅で暮らしサービスもあります。

しかし、高齢者や障がいがある方が外出するのをサポートするサービスはほとんどありません。

地域で暮らすという事=デイサービスや自宅のみで過ごす事ではありません。

自分の好きな場所に出向いて買い物や趣味活動を行うことも地域で暮らす事の中核を担うと思われます。

専門職が自分の職場という限定的な場所でリハビリを提供するだけではなく、

地域の方々が失語症など障がいがある方をサポートして暮らしやすい地域となるように、

職域を広げる必要があると考えられます。

失語症者向け意思疎通支援者養成講座は1つの形にしか過ぎません。

もっとセラピスト自身や行政が動いて地域の様々な場所で多様なサービスが受けられるような社会になって欲しいです。
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