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言語聴覚士の独り言

失語症者向け意思疎通支援者養成講座

今年度より失語症者向け意思疎通支援要請講座のスタッフとして関わらさせていただいています。

国は事故や疾病により意思疎通を図る事に支援が必要になった方へ対してサポートを行う事業を行っています。

聴覚障がい者:手話、要約筆記

視覚障がい者:点訳、代読・代筆

盲ろう者    :直接本人に接触する触覚手話、指点字、指文字

失語症者     :会話における理解や表現の補助(必要に応じて道具や絵の利用等)

県の言語聴覚士会が委託を受けて失語症者向け意思疎通支援要請講座を開催しています。

私はスタッフの一員です。

他の意思疎通支援は以前よりありましたが、失語症者に対する支援はここ数年前に始まり、私の住んでいる県は今年から始まりました。

失語症の方はある日突然、脳血管障がいや頭部外傷になりコミュニケーションがうまくとれなくなります。

例えるなら、ある日突然、外国語圏内に放り出されたような感じです。

罹患して退院後すぐに日常生活が始まります。

失語症は発話だけでなく、理解、読み書き計算に支障をきたします。

役場での手続き、銀行、選挙、お店での応対など日常生活はもちろん

町内会や趣味活動、友人との会話など生活の質に関わることに困難を感じておられます。

意思疎通支援者は失語症者に付き添い、コミュニケーションの橋渡しを担います。

失語症者向け意思疎通支援者になるために40時間以上の講習が必要となります。

昨日は4回目の講習会でした。

準備は大変ですが、言語聴覚士や家族だけでなく、失語症、失語症者の理解が進み、

サポート体制が充実するのは非常に嬉しいです。

失語症になっても不自由なく生活できる世の中に早くなって欲しいと思います。


動画の方が分かりやすいと思いますので
上記のURLから見てみてください😊






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