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言語聴覚士の独り言

動機

昨日、『甘えん坊の一番下の子どもを公園まで歩いて行かせる』大作戦を決行しました。
普段はほぼ抱っこです。
作戦の概要です。

①スタート地点(家)
→水筒、リュック(inお菓子)作戦
⇨ただの散歩をお出掛けにする
②忍者道作戦
→歩道の端の少し高くなってる所を忍者道と名付け、その上を歩かせる
⇨歩く事を短く分ける。挑戦とする
③公園
→お菓子を食べながら、大いに褒める。公園で遊ぶ間は抱っこもする。
⇨飴と鞭の飴の部分
④犬に足噛んでもらうか?作戦
→帰り道にシェパード犬がいるお宅が
ある。その前を通る時、抱っこだったら不要な足を噛んでもらおうと脅す
⇨犬が嫌いになって欲しくないのであまり使いたくない。
⑤ラストスパート
→母(妻)に全部歩いたって言おう。着いたら母に抱っこしてもらおう!
⇨抱っこの要求は多いがグズってはいない。
⑥到着
→母からの溺れるほどの称賛。すぐ抱っこ。

無事にグズる事なくミッションクリアしました!

①は外発的動機付けです。
お菓子でつってます。
②は内発的動機付けを煽っています。
挑戦意欲をたきつけ、スモールステップで目標を定めています。
③外発的動機付けを内発的動機付けへ変換を狙っています。
お菓子をもらい喜び、そして頑張りを褒められて内発的動機が育っていきます。
④は外発的動機付けの良くない例です。
恐怖が動機になると行動自体が嫌になる可能性があります。
犬の所だけ抱っこの方が良かったと反省です。
⑤は内発的動機付けを外発的動機付けに使用しました。
褒められると嬉しいと想定してその気持ちでつりました。
⑥で内発的動機が育ちます。

外発的動機付けは徐々に報酬が大きくしていく必要があり長続きしません。
継続するには内発的動機付けが大切だと言われています。つまり、本人がやる気になる事が大切という事です。

子どもは成功体験が少ないので自発的に内発的動機で行動することが少なくなります。外発的動機付けだけでなく内発的動機付けに繋がる関わりが大切です。

リハビリでは精神的な落ち込みや混乱、目標設定の難しさなどハードルは上がりますが、やっぱり本人にやる気になってもらえるよう内発的動機を活性化するような関わりが大切だと感じました。

今日の散歩で甘えん坊ちゃんは歩いてくれるでしょうか(^。^)


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