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言語聴覚士の独り言

綺麗な桜と枯れた百合

私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

今日、散歩(屋外歩行訓練)をしていると、綺麗に咲いている早咲きの桜がありました。

ご利用者は立ち止まり

「私は桜が嫌いです」

理由を伺うと、10年前の桜が咲く季節に亡くなった奥さんを思い出すとのこと。

散歩を続けていると今後は道端で立ち止まりました。

私には何もない道に見えました。

「妻が好きだった花です」

そこには随分前に枯れた百合の花がありました。

花は自然であり特別な存在で人と似ているように感じます。

一度枯れた花がもう二度と咲かないように、大切な人を失った心の傷は治らないのかもしれません。

明日で東日本大震災から12年

枯れるからこそ美しく咲く花のように、今を大切に生きるしかない。


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