娘(小学4年生)の夏休みの宿題に
“しあわせ学習”というのがあります。
私が小学生の頃はなかったのでイメージがつきにくいですが、
娘いわく、“しあわせ”という授業?時間が不定期にあるようです。
道徳とは別とのこと。
4年生から始まったので、娘もどういう時間かはっきり分からない様子です。
1学期は“高齢者”がテーマだったみたいです。
そして、夏休みの宿題である、しあわせ学習のテーマは
『高齢者が困っていること』でした。
上記テーマに対して
①調べたこと
②私にできること
③考えたこと
この順番でA4用紙2枚のレポートを作成する課題です。
事前学習をどこまでしていたか分からないですが娘にとっては難しい様子です。
調べるヒントが書いてある紙に、詳しい人から聞き取ることもokと書いてあります。
私は訪問でリハビリを提供する仕事をしています。
高齢者とは毎日関わり、困り事を一緒に悩んでいます。
娘と一緒にまず何歳からが高齢者か調べました。
65歳からが高齢者みたいです。
65歳は娘の祖母(妻の母)が近いです。
おばあちゃんの困ることは何か一緒に考えました。
我が家のおばあちゃんは、凄く元気で困り事はなさそうです。
学び①
高齢者がみんな困っているわけではない
どうも75歳以上を後期高齢者というみたいです。
少し前に曾祖父(妻の祖父)が亡くなりました。
亡くなる時は施設に入り、日常生活全般に介護が必要な状態でした。
曾祖父ちゃんは何に困っていたのかな?
たくさん出てきました。
歩けない
食事の用意ができない
お風呂に入れない
うまく話ができない など
それに対して娘ができる事を書きました。
支えて歩いてあげる
食事を買いに行ってあげる
お風呂に一緒に入ってあげる
話をゆっくりしてあげる
私は素晴らしいと思いながら、
〜してあげるが気になり
高齢者の方はどんな気持ちか考えてみようか?と投げかけました。
すると
学び②
自分でできる事は自分でやりたい
みんなに迷惑をかけたくない
と娘は書きました。
なら、そのような気持ちの高齢者を手伝う時はどうしたらいいのか。
娘と一緒に考えました。
学び③
手伝っていいか聞いてみる
最後に娘や家族だけで困っている高齢者を手伝う事ができない時にはどうしたらよいか。
を調べました。
介護保険制度がありサポートしてくれるみたいです。
娘は消しゴムをいっぱい使いながら、一緒に調べたことを書き上げました。
“しあわせ学習”のゴールは分かりませんが、
他者目線で困り事を考え、支援方法を考える力は
人間関係やビジネスにも通ずる大切なことだと思いました。
そういう意味ではしあわせ学習とは
“しあわせ”になるために必要なことを学ぶ時間なのかもしれません😊