私は訪問でリハビリを提供しています。
嚥下障害でむせ込んで困る方が、数回の訪問である程度、問題が解消されるケースがあります。
それは、食事形態、食事中の姿勢、食べ方の工夫など環境を変化させて、上手く行った場合です。
筋力低下や麻痺、疾患の改善など、問題の根源にアプローチをしなくても
環境変化を促すと問題が軽減されています。
嚥下障害の場合は上手く食事ができても問題の一部分なので、全ての問題が解決した訳ではないので、ほとんどの人がリハビリは継続とならります。
この環境を変えるというアプローチは全てに当てはまると思います。
大きな例であれば、仕事が上手くいかないとします。
原因を自分の能力が低いと考えて努力する方法もあります。
環境的アプローチでは、自分の能力が発揮できる職場に変えると解決します。
小さい例を上げると、寒くて寝れないとします。自分に問題があると考え、基礎代謝向上を図り、寒くても風邪をひきにくい身体作りを行うのではなく、毛布をもう1枚被る方法があります。
小さい例では問題点の原因を自分に向けて、直接的にアプローチする人はいないと思います。
しかし、大きな問題の際は問題の根源を自分に向けてしまっている人が多いような気がします。
問題解決には環境的なアプローチが上手く行く場合が多々あるという選択肢を持つ事が大切ですね😊