10年前の特定の1日に何をやっていたのか思い出せるでしょうか。
昨日は東日本大地震から10年の日でした。
私は高齢者のご利用者の家に訪問でリハビリを提供しています。
ほとんどの高齢者が10年前の今日の事を鮮明に話してくださいました。
依然、ブログにも書きましたが、記憶は感情と結びつき残ります。
そして、その記憶を使うことで定着します。
つまり、ご利用者の皆様は当日のショックや不安、悲しみなどの感情と一緒にその日の事を記憶して、
毎年、3月11日になると、思い出して、教訓にしたり、話をしたりして記憶を使い、定着していることが分かります。
私も鮮明に覚えています。
私にできる事は何があるでしょう。
私の所属する訪問看護ステーションでは
東日本大地震のような大災害が起こった時にご利用者の安否確認や救済を行う為のマニュアル作成とトリアージを行いました。
トリアージ(triage)とは、医療資源(医療スタッフや医薬品等)が制約される中で、一人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、傷病者の緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決めることをいいます。
日常でも懸命に生活されているご利用者達を少しでもサポートできるように、災害が起こる前にどれだけ準備ができるかが肝です。
スタッフ全員で売り上げにも給料にもならない話を懸命に考えています。
このようなスタッフの一員であることを誇りに思います。
また、ご利用者一人一人の事を改めて、普段と異なる視点で考える事で見え方が異なり、通常の業務にも活かされています。
非常時に平常心で対応できるように物心共に準備をしておきます。