もしもトム・○ンクスやス○ルバーグ、そしてビル・○イツがこの邦画を見たら大喜びするに違いない。なぜかって?わが日本がそんなんだから、いつの間にか小児性愛合法化のための事前準備にすぎないLGBTQ法案がすんなり議会を通過してしまうのである。トランプやイーロン・マスクがエプスタイン島の顧客リスト開示をFBIに強く迫っている真意を知らないと、本作のテーマもまた見えてこないはずなのである。アメリカではもは . . . 本文を読む
英国人英会話学校講師リンゼイさん殺しの真犯人市橋達也自身の手記をもとにディーン・フジオカが監督兼主役をつとめた『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』。市橋の潜伏先でもあった東京、千葉、沖縄に現れた素性不明の男たちを描いた李相日監督の『怒り』。両作品とも未見(👀⁉️)なのだが、逃亡先で整形手術を繰り返し、3年弱の長きにわたり警察捜査 . . . 本文を読む
歴史に詳しい方なら本作が史実にあまり則してないことは一目瞭然であろう。エクササイズルームに吊り輪をしつらえさせるほどのダイエットマニアで、身長172cm&ウエスト50cm以下をキープし続けたという美へのあくなき執念、趣味は乗馬と旅行で公務は大嫌いだったという逸話も本当らしいのだが、この映画彼女がなぜ自由奔放なふるまいを好むようになったのかという人格形成経緯にはまったく触れていない。弱冠16 . . . 本文を読む
何てキモイ恋愛群像劇なのだろう。ヒュー・グラント演じる若き英国首相をはじめとする英国セレブ男(一部例外あり)にこれまた白人美女たちが一目でメロメロになるご都合主義のオンパレード。LGBTQやフェミニストの皆さんが見ると、本当は下心で真っ黒なのに玉の輿に乗ろうとピュアな女性のふりをする女優陣や、その演技にいとも簡単に騙される男優陣の浅い演技にきっと吐き気をもよおすに違いな . . . 本文を読む
本作が劇中リファレンスしている『緋文字』(ナサニエル・ホーソーン作)は、不貞により産まれた子供の父親の正体を明かさなかったがために、胸に“A(Adultery=密通のイニシャル)”を縫い付けたドレスを着ることを一生強いられた女性へクターの悲劇(未読)。この小説には様々な解釈があるらしいのだが、子供の実の父親が神父で . . . 本文を読む
黒沢清はいつまで映画を撮り続けるのだろうか。かつての教え子であった濱口竜介たちのお情けでベルリン国際映画祭銀熊賞(2020)に輝いたものの、本作を含め近年撮った映画はほとんど誰がどうみても凡作の域を脱していない。その濱口とのトークイベントの中で、「撮影現場で撮れてしまったものは、一回限りの非常に貴重なものなので、可能な限り大切にしたい、という考え方がどうも染み付いているんです。一回限りのフィルムに . . . 本文を読む
生涯独身を通した文豪ヘンリー・ジェイムスがゲイであったかどうかは、明らかにされていない。この映画もはじめは『ドライブ-アウェイ・ダイクス(レズビアンの意)』というヘンリー・ジェイムスの(おそらく短編)小説と同名タイトルが予定されていたという。しかし、将来大統領になるかもしれない有力共和党代議士の勃起チ◯コを型どったディルドに欲情するレズビアン . . . 本文を読む
新しく建ったマンションの住人の訴えで、段ボールの集積場所が目茶苦茶遠くなったことがある私にとって、フランスからスペインの田舎町にわざわざ引っ越してきて、地元住民にとっては棚からぼた餅的な風力発電誘致に反対するアントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)にはむしろ反感を覚えるのである。余所者のクセにコミュニティーのしきたりにクビをつっ込むんじゃねえと、暴力にうったえる野獣兄弟の気持 . . . 本文を読む
フラン・クランツという新人監督さんが撮った本作の英語原題は“MASS”。英語で“ミサ”を意味するらしい。プロテスタントとカソリックのちょうど中間に位置する“聖公会”教会?の一室で、これからなにやら重た~い雰囲気のミーティングが行われるらしいのだが、表れた2組の夫婦がなんのために呼び出されたのか初めは観客にわからない演出がとられている。トランプ政権時代、アメリカ内に広まっ . . . 本文を読む
若いBFとのSEXでできちゃった赤ん坊を、「産みたくない」といって簡単に中絶薬でおろしてしまう主人公ジョーンズ。それ以降なぜか生理がとまらなくなってしまうジョーンズは、子守をしている少女フランシス(黒人)の家のキッチンチェアや、男との行為の途中にベッドを血だらけにしてしまう。このメンスが何かしらジョーンズの後ろめたさを表現しているのかと思いきや、どうもそれがハッキリしな . . . 本文を読む
他人が書いた小説を原案にした初めての試みも、ワーナーブラザースというハリウッドメジャーが配給元になったことも、西川美和にとっては全てが裏目に出てしまった失敗作であろう。作家佐木隆三の下に「自分をモデルに小説を書いてくれ」と延べ23年間を刑務所で暮らした男が売り込みにやって来た事が、小説を書く動機になったという。本来ならば、小説家→TVディレクターに置き換えられた津乃田(仲野太賀)が語り部をつとめる . . . 本文を読む
ヨボヨボである。白人は老け込むのが早いと言われているけれど、往年のダーティ・ハリーの白髪も半分抜け落ち、身体中シワとシミだらけ、腰はグニャリと曲がっていて、歩くのもやっとこといった有り様だ。元ロデオ・スターのマイクを取り巻くメヒコの皆さんも、イーストウッドの超スローな動きと台詞回しに合わせるように、普段よりワン・テンポいなツー・テンポ位おさえ気味の演技を強いられているのが、傍目から観ても明らかなの . . . 本文を読む
科学的考証を全く無視したイベントが次から次へと発生するため、観ている人の突っ込む意志が途中で萎えてしまう1本だ。入院中でヨボヨボの元大統領(ビル・プルマン)に、人種の壁を越えて世界がワンチームになれたことは人類の誇りだとアジられ、思わずその気になってしまってはいけない。それじゃあ、バイデ○に騙されて日本国民への大増税を繰り返すバラマキ眼鏡と一緒になってしまうぞ。本作は中国資本の支援を受けて作られた . . . 本文を読む
フランスではすでに“漫画”が9番目の芸術として認知されているらしく、本作の原作漫画もルーブル美術館から直々荒木飛呂彦に依頼があった読み切りモノらしい。漫画が芸術?なんて(わたしを含め)バカにしている方がほとんどの日本ではあるが、考えてみれば、今や総合芸術として認識されている映画だって出始めの頃は似非芸術扱いされていたわけで、日本でもやがて漫画が芸術と呼ばれ . . . 本文を読む
このタイ・ウェストという監督、多分伏線をうまく引けない人なのであろう。クリストファー・ノーランの初期作品も伏線下手がとても目についたのだか、ノーランとウェストではそもそも格が違うのである。前作の60年前を描いたということで、『X』への伏線をビシバシかましてるのかと思いきや、次に繋がるのは🐊とΨだけという捻りのなさ。せめて時系列をいじくるぐらいの工夫が必要だったと思うのだかそれも . . . 本文を読む