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肉・乳製品のとりすぎに注意 ~思春期早発症~

2011年04月08日 | 院長こぼれ話
昔の子どもたちに比べ、現在の子どもたちは、早熟傾向にあるという指摘は、以前からされています。

特に女子における初潮や乳房発達のの低年齢化が懸念されています。

東洋医学では、女子は7才ことに体が変わると言われています。

7才で腎気が活発になり、永久歯が生える。
14才で腎気が成熟し、月経がはじまる。
21才で腎気が体の隅々までいきわたり、子を産むのに適したからだとなる。
28才で髪の毛が豊かになり、体が最も強壮で、子を産む能力がピークになる。
35才で顔がやつれはじめ、子を産む能力も衰え始める。
42才で顔にしわがより、白髪が目立ち始める。
49才で血脈に血が少なくなり、月経が止まり、子供を産むことが出来なくなる。

昔は、数え年で年齢を数えていたこともあるので、満年齢で言えば-1~2才となり、
それでも初潮年齢は12~13才が妥当だと言うところ。
ところが、10才くらいで初潮を迎える子は大変多く、
中には、6~7才で初潮や乳房の変化が現れる子どももいると言う。
西洋医学では、「思春期早発症」という病名もあり、
女児では8才以前、男児では9才以前に性的成熟が始まることと定義されている。
医学的な原因はホルモンの異常ということですが、なぜそのような異常が起こるかについてはよくわかっていない部分が多いです。

特に、米国ではこの現象が著しく、白人女児の10%、黒人女児の30%にこの症状があらわれると言います。

この現象の根本的な原因に、肉・乳製品の取り過ぎが関与していると指摘する人がいます。
私も、この意見に賛同です。
特に、先進国の肉・乳製品には、家畜を育てる中で、多くの成長ホルモンが使われています。
製品となった肉や乳製品にもそれらは残り、それが人間のホルモンを狂わせているというのです。
現代の日本で、肉や乳製品を全くとらない生活が出来れば、それに越したことはありませんが、
それらを多く好んで飲食するということは、避けたいものです。

東洋医学では、ホルモンをつかさどる肝経の変動と言うところですが、
そのバランスを整えたとしても、始まってしまった性的成熟は、なかったことにはできません。
が、今後、結婚して子供を産むということを考えると、長い目でバランスを整える治療を行っていく必要があると思います。
それと同時に、肉・乳製品を極力控え、穀菜類中心の食事を心がけることです。

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