蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

孫娘と珍道中。8958歩

2022-11-27 22:42:00 | 日記














        冬椿陽の光集めたる白






































       足の向くまま行き着けば紅葉狩り

































       小春日やひょっこりパン屋が出来ていて


























       帰路に逢うむらさき小し忘れ花






今日は、誰にも会う予定もない孫。
特に出かける気も、買い物もない様子。

午後から、ちょっと歩こうか?と言うと、うん、いいよ。

本当は、銀杏落葉があるところへ行きたいけど、少し遠方。 
今年は、どうやら諦め、紅葉もいいなと、昨日は友だちと、公園へ紅葉観と、お喋り。暗くなり始め慌てて、焼鳥を一本づつ買って、食べながら帰宅したけど。(笑)

紅葉が綺麗なところ、あるなら行ってもいいな、と言う。

この辺りなら、薬師堂か、観音堂(通称かえる寺)
薬師堂は、とても近い場所。
先週か先々週、ウォーキングの時に紅葉の盛りだった。

孫娘、あまり遠くは行きたくないと言う。かえる寺は坂が多くて嫌だと言う。

じゃ薬師堂経由で、高校の桜紅葉と、ちょっと物足りない銀杏並木。
と、とりあえず決め、あとは足任せでぶらぶらしよう、と一時半出発。

今日も暖かい。
日差しは、そこまで強くはないがとにかく、季節はずれの暖かさ。

薬師堂の紅葉はやはり、もうほとんど散ってしまい孫娘はがっかり。

じゃあ次。高校を目指す…はずが、こっちの道懐かしいから、と踏切を渡り、元孫娘たちが住んでいたアパートあたりの道を、歩き出した。
いいね、なんかこの道。
まだ小さかった孫たちの、思い出話をしながら、歩く。
家々の花、道端の花など見ながら。
真っ白い花が目を引く。
写真をおもわず撮る。検索。
ヤブツバキ。
へぇ。八重が美しい。真っ白。
もう椿かぁ。
カーブの道を抜け…坂を登り、降りて。
結局、かえる寺に到着。(笑)
なんだか、孫嬉しそう。
数年前はよく友だちと来ていた。
そういえば、この夏も、風鈴祭りの時に、友だち数人と訪れ、写真を送ってくれた。

紅葉が美しい。
黄色になる楓もあるんだねぇ、など、なんだか楽しげ。

参拝客も多い。

隣接の雑貨屋さんで、ビーズの指輪を自分用に、妹に可愛い髪留めをお土産に買う。

パン屋さん、発見!いい匂い。
中を覗く。入り口に「六人づつ入店ください。」とある。
暫く待って、三人出たので、入る。
メロンパンと、チョコレートの何とかと、焼きカレーパン。を買って、ばあば、何にもない公園が、もうちょっと先にあるから行く?と言う。
行こう 行こうと、パン屋さんの裏手、なかなかの坂(土手?)を下る。

何だかこの辺りの道だの、場所だの公園、店、よく知ってるなぁ。
私は、この地に四十年以上居るが、こんな所知らない。(笑)

公園のベンチに腰掛け、メロンパンなど、頬張り…
喉乾いちゃったねぇ、と自販機探すがないので、コンビニを目指して歩き出す。
もう汗ばむほど。
やっとコンビニに着き、私はコーヒー、孫はお茶、かと思ったらアイスクリーム!(笑)
結局、このコンビニの裏手の公園へ行きベンチで、また休憩。
昨日来たのに、又来ちゃったよ。と孫。
空を見上げると、薄雲が広がっている。そろそろ四時になる。


帰路は、線路沿の道。
春先には、菫の花が咲く道。

菫が見たくて、寒くても、二月くらいには歩いてみる道なんだと話しながら。

と、あっすみれ!
孫も驚く。まさかね、ほんとに?!
一輪だけ。なんて可愛い小さな菫。
返り花、わすれ花。
狂い咲きなんてのも季語にはあるけど。狂い咲きはなんだかかわいそう。
やはりここは、忘れ花を選びたい。

帰り着けば、予定の四時を少し過ぎ、歩数は9000歩弱。
楽しかったね、と孫。

ささやかな…
小さな幸せを感じる日曜日だった。






コメント (2)
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