蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

中秋の名月

2023-09-30 00:59:00 | 日記















       一村に 響く唄声 月今宵 

























       小さき両手に 菓子溢れさす 良夜



















       名月や 幼き子らの 影曳いて







旧暦八月十五日の中秋の名月、こちらでは、この夜、子どもたちが、各家を訪ねお菓子を貰う、という風習がある。
通称、「名月さん」

玄関先で、「名月さん、名月さん、名月さんが上がったよ ♪
あがったなら 引かせんの!」と声を揃えて唄う。
すると、家人が、用意していたお菓子や果物などを、子どもたちに与える。

こうして、子どもたちは、この村をほぼ歩き回り、たくさんのお菓子などをゲットする。

昔、我が娘たちが子どもだった頃(およそ30数年前)は、ほんとに子ども達だけで、各家を訪ね、夜遅くまで、楽しんだ。
親は、よほど遅くならない限り、心配することもなく…呑気なものだった。

さすがに今現在は、必ず親が付き添い、一緒に玄関に立つ、あるいは少し離れた場所で、見守る。
八時頃には、皆一斉に帰宅していく。
おそらく学校でも、ルールや門限など話しているのだろう。

コロナ禍を経て、それはますます徹底されたようだ。

訪れる子の数も、随分少なくなった。
もっぱら小さい子、小学生も低学年が主。
高学年は、今年は多分、最後に来た男の子だけ。と思う。

去年よりは、確実に大勢の子がやってくる、との私の予報は外れた。
お菓子なんて、今時の子は、欲しくないだろう。日頃から美味しいもの、高級なものを食べ口が肥えてるもの。

だんだん、この風習も廃れていくのかな、と今年は感じたものだった。

用意したお菓子、途中から大盤振る舞い(笑)
せっかく用意したんだもの。
夫に、「買い過ぎだよ!」と言われるのは、シャクだし。

二つと言わず三つ、いや欲しいだけ持っていってね!とそれぞれ手持ちの袋や、両手に持たす。
小さな手から、こぼれ落ちそう(笑)
付き添いのお母さんが、いいんですか?と言う。

八時少し前に来た男の子。
「あのー、やってますか?」
面白い子!男の子はこんな突拍子のないことを言うから楽しい😃

思わず、「やってますよ。」と答える。
あれ?一人?と聞くと、
「あっちで待機してます。」

じゃ、友達の分も持って行ってね。とほぼ全部渡す。

その子で、本当に終わりだった。
隣やお向かい、裏のお宅からも子どもたちの、元気な声はもう聞こえてこない。

夫が二階から降りてきて、もう来ないだろう?
8時までだと思うよ。と言う。

美しいまん丸お月さまを、もう一度仰ぎ写真を撮る。(スマホじゃこれが限界、残念!)
玄関を閉め、鍵をかける。

今年は、芒と、竜胆、ピンポンマムを花瓶に刺してみた。
初めてのこころみ。

普通、芒や月見団子をお月さまにお供えする、のが全国的だが、こちらは全くそれは無し。
ただ子どもたちに、配るお菓子を用意する、だけだった。

なんか、欠けてると思った去年。

今年は、花屋さんで店員さんと選んだこの三輪。


慌ただしい、でもあっという間。
拍子抜けの、今年の「名月さん」。


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秋光

2023-09-29 09:41:00 | 日記












       洗顔の 頬に額に 秋の水














       紅葉して 遊歩道へと 誘えり























       歩を止めて 秋の光の中 しばし































       声の無き公園 木槿 散りにけり



























       人生は 一度でいいなぁ 猫じゃらし






       



















       秋うらら お化けの顔の ドーナッツ











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残暑ゆえ腓返り…かな

2023-09-26 21:24:00 | 日記










       秋暁の こむらがえりに 夢やぶれ















       腓に湿布 秋なのに縷紅草




















       九月の庭 聖母マリアの 黄金の花


















       いつの間に 降って止む雨 夕花野























       存分に揺れ キバナコスモス 陽気

















       気に入りの 花のあるらし 秋の蝶































       秋の蝶 この一輪を 愛しむ







又暑さがぶり返し、夜も蒸し暑い。
室温28度越え💦
エアコンは、ほぼ夜通しつけて…。
けれど、早朝、激しいふくらはぎの痛さに飛び起きた。
しばらくふくらはぎをそっと揉むような、抱え込むような。
医師から教わった、立ち上がり壁に手をつきかかとをあげて、おろす。
なんてすぐには出来ない。
痛さで立てないもの💦

しばらく縁が無かった(笑)腓返り。
熱中夜と、昨夜少し頑張り過ぎた膝の曲げ伸ばし、はたまたもしかしたら、水分補給も足りなかった?

ようやく落ちつき、まだちゃんと床につけない右足、ふくらはぎに大きな湿布を貼る。

雨戸を開ける。
もう娘は、とうに出勤していて、定位置に車。
ちょっと庭に出てみる。

縷紅草が一輪咲いてる。小さな紅。蕾もいくつかある。
今年はこの暑さで咲かないのかと思っていたが。

花壇のマリーゴールドは、また咲きだした。黄色とオレンジ。 
何も手入れをしない花壇。
でも健気に咲いてくれる。

聖母マリアの祝日に咲く黄金の花。マリア様の黄金の花🟰マリーゴールド
が名前の由来。

庭をながめているうち、ふくらはぎの痛みも消えていった。

本日も32度の日中。
お昼過ぎ、少し早めに、郵便局の用事や買い物を済ます。

途中で、またまた雨が降ってきた。
洗濯物、車庫の中に干しておいてよかった。

スーパーを出ると、小雨になっていた。
このスーパー裏に、ちょっとした「植物園」があり、時々鑑賞する。もうすこし先に行くと、キバナコスモスが咲いていた。
ここは初めて!
雨も上がり、スマホ撮影開始(笑)
蝶々が、黄花コスモスの中をひらひら。
その中の一輪が気に入ったのか、そこにずっと居る。
こんなに、蝶を難なく撮ることができるなんて。

雨の後は、やはり暑い。
今週金曜日は、中秋の名月。
ここしばらく、月は雲間を出たり入ったりだけど。
金曜日の予報は、晴れ。
きっと綺麗な満月が観れるだろう。
去年に続き、暑い夜のお月見になりそう。

(夕花野は、昼間だっただけに、ちょっと苦しい(笑)五音にするためだけど、「夕」は好きな響きの言葉。ご容赦を。🙇‍♀️)



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ようやく秋

2023-09-24 21:43:00 | 日記















       雁の棹 全き雲の 無き空に























       爽籟や 振り向く子らの 靡く髪



















       火ともし頃 色なき風の 中に居り






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朝寒

2023-09-23 11:15:00 | 日記











       朝寒や 安堵と少しの 不安あり














       漢方薬 舌に残りて やや寒














       秋彼岸 アロマスティック 差し替えて




昨夜は、エアコン入れず、でも相変わらずタオルケットだけで就寝。
寒っと、目覚めた。5時半。

とりあえず、ベッドに置いてある孫娘の夏布団をひっかけ二度寝。

やっと、季節なりの涼しさ。
安堵しつつも、なんか喉が痛い。
風邪の季節がやってくるのだなぁ。
朝刊には、季節外れのインフルエンザ急増の文字。
やれやれ。
昨日、久しぶりに内科医院へ診察へ行ってきた。
いつもの頭痛薬と、漢方薬。コレステロールの薬。
診察前の、体重、血圧測定の際の問診で、看護師さんにちょっと叱られる。
「二か月来院してませんね。薬が特にコレステロールの薬、服用してないですよね?
体、具合悪くないですか?!」

この看護師さん、若干苦手な方、言い方がきついと言うか…

で、つい、「コレステロールの薬は私は、別に飲んでも飲まなくても変わりないです。
自覚症状はありませんから。」

毎月来院する気なんかありません。頭痛薬が切れたから来たんです。と内心。

その後、先生と最近の体調など話し(割と長々(笑))
いつもの薬と、頭痛薬少し変えましょう。
同じ薬長く飲むのは、色々なリスクがあります。
と穏やか。
ただしコレステロール薬は、ちゃんと飲んで。とおっしゃって。

夕方帰宅した娘に、話すと、
「あまり変なこと言わないで!
私の主治医でもあるんだからね。
今度謝らなきゃ。」

(先生にはヘンな事言ってない…はず。)
まぁ、でもそうね。うん謝っておいて、看護師さんにも。
「うちの母、困ったちゃんですみません。ってね。」

そんなこと思い出しながら、葛根湯を飲む。
どうしても舌に残ってしまうのが嫌なんだけど、喉痛にも頭痛にも良い葛根湯。ちょっと我慢しながら服用。

すぐ飲めるよう、一番手に届く場所に入れ直す。

今日は、お彼岸中日。
昼過ぎに、孫娘を迎えに行き、夕方、納骨堂へ、彼岸参りに行こうかな。

(一階のトイレの、芳香剤スティック替えてみた。だーれも気づかないんだけど。(笑))





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