蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

立冬

2022-11-07 22:14:00 | 日記














       冬に入る庭輝うていて自由  

















      今朝の冬石も穂草も白々と














       つわぶきやこれより行事多き村














       立冬の夕月電線混み合い


   明日は月食と子の言う短き日






朝晩は随分冷え込むようにはなったけど、立冬とは思えない程、日中は暖かくなった。

庭の、松葉牡丹は、花は少なくなったがまだまだ健在。
南天の葉は、一部分だが赤が美しい。日が当たりきらきらしてる。
コキアの濃いピンクも頑張っている。

孫達へ夕飯を届ける夕方、五時半。
月が意外にも、高い場所に上がっている。
残念ながら電線が邪魔!

夕飯を渡しながら、孫達と短く今日の出来事などを聞く。
下の孫、「ばあば、明日はね、442年ぶりの、皆既月食なんだよ。天王星食と同時の月食。」
へぇっ、良く知ってるね!学校で習った?
とか、ペチャクチャ。
すでに外は真っ暗、だんだん冷え込んできた。
エレベーターまで、送ってくれる上の孫。まだ半袖!
さすがに、「寒い!もう行くね!ばあばありがとう〜。」と手を振る。

夜空の月は、煌々と輝き、明日の月食を期待させてくれてるよう。

ところで今週の日曜は、地区の美化作業。
終われば、続いて「堂籠り」の話し合いがある。

今月の三十日は、神迎えの神事、堂籠りがある。
その当番班に、今年は我が班がなっている。
コロナ禍で、昨年まではかなり縮小簡素化されていたが、今年から元通りの、形式になりそう。

六年に一度回ってくるこの当番。

11月30日夜は、神社で火を焚き、神さまをお迎えする。
お参りに来る人々に、御神酒やおにぎりを振る舞う役。
伝統を守り、次の代に伝える…のは意義があり大事なこと。
そして客観的には、風情もある。

だが、その当番となると違う側面が見えてくる。

準備は、煩雑で、時間もかかる。
大しめ縄を作ったり、堂籠りの後日、12月の初めに、神社の役員さんたちのご馳走作りの予定を立てたり…
と今週から日曜はずっと、その話し合いと準備で半日は費やさなくてはならない。(当日は丸一日)

はぁっとため息。
苦手〜。嫁して45年。
この手の儀式が、やはり苦手、慣れない。とても疲れる。

神事だから、あまり愚痴ってはバチがあたるかも。
でもねぇ、時代遅れではありませんか?

若い人たちは、もうこんな村の行事には無関心、誰も参加しない。
我が家庭の事が最優先は当たり前だしね。

おそらく、私たち世代までのことになるのだろう。
だけど、また六年後…
まだ、あるのだろうか、やらねばならないのだろうか。
その時、私は更に体力も頭脳、記憶力さえ衰えている。
これだけは、確か。

コメント (2)
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