デッサンが楽しい♪ ~紙と木炭と時々色で遊ぶ ~ 神戸

描く技術より、目を鍛え本質を見極めたい
デッサンの会で描いたデッサン、カリキュラムの他
展覧会やお店をボチボチ紹介

デッサンとは

2010-11-15 | 作品紹介・展覧会情報

先日ご案内した「井上直久 イバラード展」に行って来ました。

6日、7日とギャラリートークが2時からありましたので、

7日、その時間に合わせて話を聞いてきました。

前回(心斎橋大丸)の時は

ギャラリーセミナーと称して遠近法や影についての話でした。

今回はご自身の絵の描き進め方やその絵の元になる風景、

影響を受けた画家の画像などを大きな画面で見ながらの説明です。

デッサンについての話もありました。

(大学でも教鞭をとられていたので)「デッサンが苦手なんです」という学生がいますが

最初から上手な人はいません。と答えるそうです。

そして、デッサンについて

デッサンは物の観察。

見方の悪い所、足りない所を認識する為にするのです。

描き上がったものはその結果に過ぎません。

また、デッサンだけでなく、色彩や遠近法など色んな事を学んだ方がいい。

実際にある物、実際の風景が描けなければ空想だけで絵は描けません。

ともおっしゃってました。

デッサンやスケッチをする、作品を描く、いい絵をみる、自分の目が肥えてくると

足りないものが見えてくる。そして、またデッサンをし、スケッチをし、作品を描く、

そんな繰り返しをしながら、時々自分でも良く出来たなーと思う絵が描けたりする。

もっとこんな風に描いたらいいんじゃないかと常に思って描いていると

大体そんな話をされていました、いい話でしょ( ̄ー ̄)v

とても楽しく、心に残る話を聞いてきました。


11月のデッサン・コスチューム(普段着)

2010-11-15 | 今月のデッサン・課題

そろそろ寒くなりましたので、コスチュームでのデッサンです。

今回は前半クロッキー、後半はいつものように固定ポーズです。

普段着の細身のモデルさんです、ピッタリしたジーンズでとっても足が細く見えます。

最初の20分は5分間のポーズを4回、こんな感じ↓

Img_2423 Img_2419

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いつもは顔は「土」の字みたいな線だけ、全体も直線的にグリグリ描くのですが、

今回は出来るだけ柔らかい優しい線で、顔の表情も入れてみた。

無駄な線を少なく描こうと思っていました。

ほんとにクロッキーは難しい。こんなポーズをしてた程度で見て下さいね。

次の20分はムービングクロッキー

ムービングは5分づつコマ送りのようにモデルさんが動きます。

こんな感じ↓

Img_2422

前を向いて座っていた姿勢から徐々にうつむいていきます。

腰から上だけ動いています。

4ポーズ目になるとかなりしっかり描かないと下にある線に負けて

何を描いているのかわからなくなります。

先生によるとこの4ポーズ目あたりの描き方がいいそうです。

手や目が慣れてきて生きた線が描けるという事のようです。

後半、20分×2回は固定です。

この続きを次回と次々回に描きます。こんな感じ↓

Pa0_0169

正面から見るとスツールにかなり足を広げて座っています。

こちら側からはその様には見えませんね、バランスよく見える場所だと思います。

「いつもはみ出さんばかりに描いているのに珍しく小さいですね・・・」

と先生から言われました。確かにそうなんです、

いつもはみ出してしまうので、それを小さく修正している事が多いのです。

毎回同じように描いてもつまらないので、ちょっと変えてみようと思っていたら

小さくなってしまいました。

調整いているうちにちょっと大きくなった所です。

前かがみの姿勢を上手く表現できればいいですね。

3回もありますのでゆっくり試行錯誤しながら、

納得できるデッサンになればいいと思っています。