間引く

「間引く」というのがどうにも好きになれなかった。

仕事に就いてたしか５年目の頃。
当時は今のように絶対評価じゃなく相対評価だった。「（よく）できる」「できる（ふつう）」「がんばろう」のだいたいの人数が割合によって決められていた。

数年先輩の女史が「学期末（成績）の仕事、楽やわ～。Ａ、Ｂ，Ｃの３人は「がんばろう」に決まって（位置付いて）いるから」と言った。
何という言い草やと思った。
その３人（と周辺の子）をどうするかが、仕事やろ。自分の力がないことをそんなふうに言うか、と思った。

研究所時代の頃の話。
やがては研究所所長になった人の授業を見た。（その頃は、同じ研究所員）
４，５人の発言の得意な子だけで45分つかった。
記録は立派なもの。発言の上手な子しか語っていないから。

そんなのを見てきてはらたって…。

やがて法則化＋『学び合い』の手法を取り入れ（まだ他にもあるけど）平均90以上を達成したのだった。←退職10年前くらいの話。それまでのじじいは「意」はあっても、そうする「技術」がなかった。技術は大事やよ。

というような背景があるので「間引く」のは好きにはなれなかったのだ。
（「間引く」の意味とエピソードは合致していないけど）


で、今年、もう辞めてから四捨五入すると10年やから、間引いてみようかと。（なんら脈絡がないな）
今までやったことのないこともやってみようと思ったのだ。農業は次回挑戦が１年後やもんね。

2，3センチほどの間隔に間引くのだそう。

て、全然間引けてなくて密集しているけど、まぁいいか。


録りだめビデオ『クリムゾン・リバー２』