頬を寄せ真四角顔をまろくして笑む石仏に心解けゆく 丹人
ほほをよせ ましかくがおを まろくして えむせきぶつに こころとけゆく
山門の南の日陰なる土の上に
ちひさき真四角が石の中に
頬を寄せては
山門が先の本堂龍門窟を眺めつつ
なにやら
おはなしでも
されているやふな・・・
次の画に
魔臼乗せれば句の出でて
栗駆すごとに変はりゆき
歌となりゆく・・・
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鳳林山山門に立ち本堂の龍門窟に入りてゆきたり 丹人
ほうりんざん さんもんにたち ほんだうの りうもんくつに いりてゆきたり
「御自由にどうぞ」と札を世に捧ぐ寺の心に掌を合はせたり 丹人
ごじゆうに どうぞとふだを よにささぐ てらのこころに てをあはせたり
*画像:2009. 3.29 9:30-10:00 鳳林山長興寺(かすみがうら市中志筑)にて