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書道 直庵(筆耕所)

長興寺<二>


頬を寄せ真四角顔をまろくして笑む石仏に心解けゆく 丹人

 ほほをよせ ましかくがおを まろくして えむせきぶつに こころとけゆく




山門の南の日陰なる土の上に
ちひさき真四角が石の中に
頬を寄せては
山門が先の本堂龍門窟を眺めつつ
なにやら
おはなしでも
されているやふな・・・




次の画に
魔臼乗せれば句の出でて
栗駆すごとに変はりゆき
歌となりゆく・・・


<1  鳳林山




鳳林山山門に立ち本堂の龍門窟に入りてゆきたり 丹人

 ほうりんざん さんもんにたち ほんだうの りうもんくつに いりてゆきたり











「御自由にどうぞ」と札を世に捧ぐ寺の心に掌を合はせたり 丹人

 ごじゆうに どうぞとふだを よにささぐ てらのこころに てをあはせたり







*画像:2009. 3.29 9:30-10:00 鳳林山長興寺(かすみがうら市中志筑)にて



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コメント一覧

あかひと
幽黙氏
石仏を彫る住職の筆なれば祈りの心あふるるを見る 丹人

願解如来真実義・・・

頓首
幽黙
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/
独特の筆ですね…
いや
素人目ですが…
なんともいえず
心惹かれる字です
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