昨年、大きな幹が枯れ心配したナニワイバラ(難波茨)、新たに伸びた枝に多くの花を付けてくれた。ナニワイバラ、純白の白い花も一級品だが棘の大きさ・鋭さも一級品で伸びた棘の剪定は手が傷だらけになる。
もう1種、鋭い棘のバラがある。箱根バラだ。山椒バラの1種だと思うが箱根の知り合いから頂いてきたものだ。色合いが美しい花だ。
柿の花は地味なものだが老爺柿も同じだ。が、普通の柿と違い雄木と雌木があり花も少しだが違う。先の写真が雌木の花だ。そして、次が雄木の花、比べて見ると花顎が雌木の花が長い。花数は雄木が圧倒的に多く見える。老爺柿の実は違う形だが雌木だけでなく雄木にもなる。
ヤマボウシ(山法師)の花2種だ。これと似た花でハナミズキがある。花の開花はハナミズキが早い。ハナミズキは早く花弁が散るがヤマボウシは散るものと実が熟すまで残るものとあるようだ。真ん中に見える部分が実だが熟すと食べられる。ほのかな甘みがある。
月見草が4月終わりから咲き始めた。薪にする木を置くような硬い土でも育っている。見かけよりは強い花なのかも知れない。一夜花で朝陽が上がる頃にはピンク色に変わり昼頃には萎んでしまう。花の下に2,3日前に咲いた花が見える。
我が郷から西の方角で5kmぐらいのところに高さ1377mの伊吹山がある。草花の種類そして薬草が多い山として有名だ。スキー場があり、頂上まで上がれるドライブウエイも備わっている。姉川が伊吹山に沿うように流れ出している。浅井・朝倉群と織田・徳川連合が戦った姉川の戦いの場所としても知られている。伊吹山の草花の種類は1300種あるようだが驚くのは薬草が2割強の280種を占めていることだ。固有種も多いようだ。写真はその一つ、イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)だ。
イブキジャコウソウは茎が短く、地表を這うように広がる。我が家ではカタクリ草も同じ土手に広がりを見せており、カタクリの芽生え時は這ったイブキジャコウソウに阻まれ、芽が出にくそうにしているのもあるため、芽吹き時には見回って手助けをすることもある。イブキジャコウソウの効能としては発汗,強壮,利尿作用などがあり,カゼや熱時に熱湯を注いで用いる。また,麝香が示す通り良い香りを持つことから浴剤に配合されることもあるようだ。小さい花が這うように咲く光景は美しいものだ。
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