今日は24節気の1つ”穀雨”。田畑の準備が整い、それに合わせて雨が降る頃の意である。節気と申し合わせたように今朝から雨、農作物そして草木が育つを祈りたい。雨の前日、昨日に庭・畑を見まわった。楽しい状況が発見できる。
写真左は玄関先の観賞用の梅の木の下に花穂を出したヒトリシズカ(一人静)である。昨年は10本ぐらいだったと思うが今年はどっと増えた。ヒトリシズカは花穂が見え始める今の時期が一番、楽しく思える。ではフタリシズカ(二人静)は?と見たのが写真右である。フタリシズカは茎・葉が十分伸びてから花穂が出る。これからである。
写真2枚はハナズオウ(花蘇芳)2色である。ピンク色の花の木は大きく育ったのがあったがこの冬に枯れてしまった。春先、草花は待てど暮らせど芽が出ず、木々は芽が見えず、調べると枯れていると言うことが時々ある。今冬はアンズとスオウが枯れた。スオウはまだ1茎だけ残ったのが幸いである。
清楚で可憐な花ヤマシャクヤク(山芍薬)である。遠目の花も良いが覗きこんだ中も美しい。花の命が短く、気をつけていないと見落とす。今年はこれ一輪で終わりのようだ。
オキナグサ(翁草)である。ヒトリシズカは花穂の出始めが楽しいが翁草は花が散った後、花名の語源である”翁のひげ(?)”が出来るのを見るのも楽しみである。また、ヒゲ状になった頃に紹介したい。
最後はお馴染み”白雪草”である。庭のアチコチで咲き始めた。長い茎の先でユラユラ揺れるさまは何とも優雅である。”白雪草”をネットで調べると”初雪草”と言う別の花が出てくることが多くある。白い葉が遠目に雪を被ったように見えるのが初雪草で、足の長い白雪姫を想像できるのが白雪草と覚えている。
24節気を見ていると馴染みがないのが2、3ある。前節気4月5日の”清明”はその1つである。”万物がすがすがしく明るく美しいころ”の意である。確かに今の時期が一番、自然の生命力そして清々しさを感じる頃かも知れない。清明・穀雨と続く節気、次はもう立夏(5月5日)である。また暑い夏がくる。
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