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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

アオサギ カルガモ アジサイ ヒョウタンボクの実 ササユリ アルストロメリア(ユリズイセン) 八重の花のドクダミ 

2023年06月12日 | 景色

 稲穂が伸び始めた田、2種類の鳥が餌を探しているか忙しく動いている。灰色っぽい鳥は近くの熊野神社で子育てを続けているアオサギだ。もう小鳥が生まれたようで神社を通るときはうるささを感じる。小鳥の餌も必要なのだろう、一生懸命さが伝わる。もう1種は顔にある黒い筋からみるとカルガモのようだ。こちらは仲良く梅雨の一日を楽しんでいるように見える。

  

 梅雨の花、と思っている紫陽花が咲き揃った。北の土手では稲が伸びる田を背景に先ず顎が開き、真ん中の花が咲き始めた。そして、今年もホタルが数匹しか飛ばない東側の土手では西洋紫陽花が大きな塊の花を見せる。

  

 4月27日のブログでモッコウバラなどとともに紹介したヒョウタンボクが名の語源となった実を付け始めた。2段重ねで瓢箪形の実、先にある実から朱く熟れる。ただ、この実は毒性。かじりたくなる形だが気を付けないといけない。花がスイカズラ(忍冬)と似ていると思ったら、ヒョウタンボク(瓢箪木)はスイカズラ科スイカズラ属だった。

  

 嬉しい花が咲いた。ササユリだ。一昨年まで咲いていた場所で昨年は芽を出さなかったため、また買ってきたようだ。笹に似た葉の先に弱々しい茎を伸ばし咲いた花。正に”・・・・歩く姿はユリの花”を表したようなのササユリだ。

  

 越冬組のサナギが産んだ卵が幼虫・サナギと進み、今季最初のジャコウアゲハが生まれた。羽が黒いので雄蝶のようだ。先日、玄関先で散歩用の靴に履き替えていて気が付いた。こんなところにもサナギが、である。幼虫の餌となっているウマノスズクサからは軽トラなどの横を通る10m近くの旅が必要だ。当然、地上を這う。”よくご無事で”と声を掛けたくなる。

  

 鮮やかな花が物置小屋の隣で咲いている、アルストロメリアの花だ。以前にも紹介したように思うのは我が郷から南に位置する神戸町(ごうどちょう)で数多く育てられて出荷されているようだ。そしてドクダミの花だ。

  

 子供の頃、住んでいた家はトイレ(当時はこんな洒落た名でなく便所)が家の外にあった。このトイレの周りがドクダミで覆われ、これを取らされた覚えがある。ドクダミは臭いの強い草で草引きの後、手の臭い落としに苦労した記憶も蘇る。が、写真は八重の花で観賞用に植えられているようだ。ドクダミは私がもっとも古くから知る薬草で、その頃はジュウヤク(十薬)と呼んでいた。この名は何にでも効くことからの名だと教えられた。ドクダミは生薬としての名が十薬で、内服薬として胃腸病、食あたり、下痢、便秘などに利用され、外用薬としても腫物、吹き出物、皮膚病などに用いられたようだ(ウィキペディアより)。私も、吹き出物が出来たときなどに葉を火であぶり貼っていた記憶がある。子供の頃の呼び名で思い出したがキャベツはカンランの名だった。漢名の甘藍(カンラン)を使っていたようだ。今、カンランなどと呼ぶと笑われそうだ・・・カンランカンランと・・・お粗末。


 散歩道の風景 鹿の暴れた草畑 栗の植樹 芍薬とマーガレット ハルジオン クサフジ

2023年05月15日 | 景色

 先週の朝晩は冷え込んだ。北の山には霧がかかっていた。池田山は、と言うと新緑が常緑種に溶け込み美しい姿になってきた。新緑の芽生えの頃は綺麗だが山の深い緑に浮いたように見える。今の色合いが良い。

  

 牧草を育てているところがある。草が乱れている。風のせいかと思ったが違っていた。部落の人に聞くとシカが暴れた跡らしい。背中の痒みを和らげるため、草に擦り付けるようにゴロゴロするようだ。ちょっと不気味な光景だ。

  

 郷にある茶畑、今年に入って他の果物への転嫁が目立つ。日本茶の需要の減退もあるがお茶を育てるのは手間暇が大変と言うことが大きいようだ。ブドウ畑への転換もあるが最も見かけるのは栗畑へのチェンジで私が知るだけで5ヵ所ある。写真は2枚とも春先に植えられた栗の苗の今の姿だ。苗木の囲いが違うがどちらもシカに新芽を食べられないようにとの対策のようだ。

  

 散歩道のお花畑だ。先ずは芍薬だ。知り合いの小父さんが育てている。先日、会った時に切り花にして頂いた。”何時でも持って帰って良いからな”と言ってくれたが・・・やっぱりね。そして白い花畑もある。マーガレットのように見えるがノースポールと言う花かも知れない。

  

 今の時期、美しい花が咲くハルジオンと言う野草がある。が、ヒメジオンと言う似た花もある。春先、ハルジオンが早く咲くらしいが今の時期は両方の花が咲くようで見分けるのが難しい。2枚の写真もどちらかは分かっていない。種としての大きな違いはハルジオンは多年草でヒメジオンは1年草のようだ。

  

 野草として時々、収穫して食べるものとしてノビルがある。写真がそれである。根に丸い球根が出来る。これを湯がいて酢味噌で、あるいは天ぷらも美味しい。今の時期になると上部にネギ坊主のようなものが出来始め、辛みが出てくる。春先の食べ物である。

  

先日、カラスノエンドウとスズメノエンドウを紹介したがその2つの花の後にこんな花が咲いていた。まだ、エンドウと言う種類の花があるのか、と調べてみた。クサフジ(草藤)の名のようだ。名の由来は葉も花もフジに似ていることからの名前のようだ。

  

 クサフジの新芽は食べることが出来るようだ。では、スズメノエンドウは?カラスノエンドウは?と調べてみたらみんな同じような料理法で食べられることを知った。これらの草、ある所にはたくさんある。凶作時に植え育てた、あるいは野草で食べられる救荒植物なる名前を与えられたものがある。イタドリ・アザミの他、今回紹介したノビルもその類に入るようだ。近頃、地震が多い。救荒植物を知ることは楽しいことではあるが役に立つ時が来ないことを願うこの頃である。


花・蕾の比較 ナニワイバラ 箱根バラ 老爺柿の雄花と雌花 ヤマボウシの白とピンク色 月見草 イブキジャコウソウ

2023年05月04日 | 景色

 昨年、大きな幹が枯れ心配したナニワイバラ(難波茨)、新たに伸びた枝に多くの花を付けてくれた。ナニワイバラ、純白の白い花も一級品だが棘の大きさ・鋭さも一級品で伸びた棘の剪定は手が傷だらけになる。

  

 もう1種、鋭い棘のバラがある。箱根バラだ。山椒バラの1種だと思うが箱根の知り合いから頂いてきたものだ。色合いが美しい花だ。

  

 柿の花は地味なものだが老爺柿も同じだ。が、普通の柿と違い雄木と雌木があり花も少しだが違う。先の写真が雌木の花だ。そして、次が雄木の花、比べて見ると花顎が雌木の花が長い。花数は雄木が圧倒的に多く見える。老爺柿の実は違う形だが雌木だけでなく雄木にもなる。

  

 ヤマボウシ(山法師)の花2種だ。これと似た花でハナミズキがある。花の開花はハナミズキが早い。ハナミズキは早く花弁が散るがヤマボウシは散るものと実が熟すまで残るものとあるようだ。真ん中に見える部分が実だが熟すと食べられる。ほのかな甘みがある。

  

 月見草が4月終わりから咲き始めた。薪にする木を置くような硬い土でも育っている。見かけよりは強い花なのかも知れない。一夜花で朝陽が上がる頃にはピンク色に変わり昼頃には萎んでしまう。花の下に2,3日前に咲いた花が見える。

  

 我が郷から西の方角で5kmぐらいのところに高さ1377mの伊吹山がある。草花の種類そして薬草が多い山として有名だ。スキー場があり、頂上まで上がれるドライブウエイも備わっている。姉川が伊吹山に沿うように流れ出している。浅井・朝倉群と織田・徳川連合が戦った姉川の戦いの場所としても知られている。伊吹山の草花の種類は1300種あるようだが驚くのは薬草が2割強の280種を占めていることだ。固有種も多いようだ。写真はその一つ、イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)だ。

  

 イブキジャコウソウは茎が短く、地表を這うように広がる。我が家ではカタクリ草も同じ土手に広がりを見せており、カタクリの芽生え時は這ったイブキジャコウソウに阻まれ、芽が出にくそうにしているのもあるため、芽吹き時には見回って手助けをすることもある。イブキジャコウソウの効能としては発汗,強壮,利尿作用などがあり,カゼや熱時に熱湯を注いで用いる。また,麝香が示す通り良い香りを持つことから浴剤に配合されることもあるようだ。小さい花が這うように咲く光景は美しいものだ。


里の風景 サギの巣 トンビ キジ 茶の新芽 マツバウンラン モズ 猫の後ろ姿 ジャコウアゲハの羽化

2023年04月16日 | 景色

 近くの熊野神社に春祭りの幟が並んでいた。ここ数年、子供神輿は中止だったが今年はあった。その幟の後ろの高木に鳥の巣が見える。

  

 サギの巣だ。近くにある別の神社で森を倒したとかで3,4年前から産卵期はここに集まって来る。裸木の2つの巣はそれぞれにサギが一羽見える。もう卵を抱いているようだ。もう一つの木では巣に一羽いて、上部でもう一羽見える。

  

 こちらは神社の入り口にそびえたつ欅の木だ。こちらはまだ、製作中のようだ。写真の3日ほど前に見上げたときはまだ巣の形になっていなかったが面白い光景を見た。枝を加えた鳥(多分、雄)が枝を加えて”どう置こう、こうすると落ちるし・・・やっぱりこうか”と迷っているしぐさが見えた。今回は上を見上げ、雄たけびを上げているように見える。”よーし、完璧、やったー!”と言うところだろうか。

  

 この日は黄砂が舞った2日目で、まだ山々は霞んでいた。電柱の頂上に大きな鳥がいる。反対側に回り見た写真が次だ。トンビのようだ。そう言えばピーヒョロヒョロ”と言う鳴き声も聞こえる。

  

 我が郷、雉(キジ)をよく見かける。写真のキジは段々畑が並ぶところでいつもいるキジだ。近くに巣があるのかも知れない。”雉も鳴かずば撃たれまい”と言う言葉があるがキジは鳴くとき喉から絞り出すような大きな声を出す。その時、同時に羽をバタバタと羽ばたかせる。鳴くと言うことにそれぐらい力がいるようだ。それは鳴いたら一瞬に見つかるわ、と思いながら田畑の間を上る。

  

 郷では多くの鳥を見かける。これもその1種でモズだ。庭先でもよく見かける。一羽は先ほど、トンビがいた電柱の近くにいた。そして玄関先の電柱にも。モズは止まっているときに尻尾を上下させる。この仕草が何とも可愛く、見入ることが多い。

  

 我が郷、梅とお茶の産地として知られている。岐阜県は2つのブランド茶がある、白川茶とここのお茶揖斐茶だ。八十八夜が近づく今、新芽が最も美しい時期だ。

  

 お茶を育てるのは消毒・除草など、とても手がかかると聞いている。お茶の需要が減っていることに高齢化が加わり残念ながら茶畑は減少している。ここもその一つだ。紫色の花が広がっている、マツバウンラン(松葉海蘭)だ。キレイな花だが外来種で強い草花らしく、こんな光景にあちこちで出会う。

  

 おまけの写真を2枚。1枚目はお隣の庭先で行儀よく日向ぼっこをする猫だ。名前は知らないがこの猫、ご主人が散歩するときにちょこちょこと後をついていく。顔が見えず残念だが、この姿も可愛い。そして我が家の物置の軒下、朝に羽化したジャコウアゲハだ。羽の色の黒さから雄のようだ。今の時期、昨年秋にサナギになり越冬したのがほぼ半年後の今、羽化を始める。

  

 ジャコウアゲハは羽化してからちじんでいた羽を伸ばし、半日かけてへなへなした羽を乾かす。その後飛び始めるが、雄は雌を探し、雌は卵を産むため幼虫が食べるウマノスズクサを探す。が、今の時期、ウマノスズクサは芽生えたばかりで大きくは育っていない。それでも、雌蝶は芽生えたばかりのウマノスズクサを探してまだ葉はないが伸びている茎に卵を産み付ける。卵が幼虫に孵化する頃にウマノスズクサが育ち、多くの葉を付けていれば良いのだが・・・幼虫がついた茎の葉が足らくなり幼虫を他のウマノスズクサへ移動してやることも必要な時がある。鳥も産卵期、カラスは金魚・メダカを狙い、キジバトは植えた豆類を掘り起こす・・・対処に苦労する。そう言えば競馬も。今日は三歳馬牡馬中心の三冠レースの一つ、皐月賞があった。これも悩ましかったが・・・悩んだ末に・・・外れた。悩ましく物憂い春はまだ続きそうだ。  


 木の花 木瓜(ボケ)3色 ゆすら梅2種 大茱萸(オオグミ) 春蘭(シュンラン) 枝垂れ八重桜

2023年04月06日 | 景色

 3本のボケの木、小さいながら今年はしっかり花を付けた。深紅の花が先ず咲き、濃い目のオレンジ花も。最も小さい木ながらもひっそりと咲いている。

  

 そして最も遅かったのがこの花、薄い橙色の花がキレイだ。ボケの木は一度に咲くのではなくポツポツと長く咲き続けるのも良いところだ。

  

 こちらはゆすら梅だ。門の傍で咲いていた木が2,3年前から元気がなく、だんだん枯れてきていたので一昨年に2本増やした。こちらは白い実の生る木だが花も純白だ。

  

 そして、こちらが従来のと同じ赤い実が生る木だ。ピンク色に見えるのは花の中心部の雄しべと雌しべの色のようだ。

  

 我が家で地味な花の代表格は柿とこの花、茱萸ではないかと思っている。あまりにも目立たなく傍を通っても咲いているのに気付かないことが多い。が、実は細長いがゆすら梅の倍近くになる。先のゆすら梅とこの茱萸、子供の頃の懐かしい味が捨てがたい。

  

 懐かしいと言えばこの花も、である、春蘭だ。春先、ワラビよりは少し早く、イタドリを追いかける頃に咲いていた気がする。追いかけていた頃の名は何故か”じいさんばあさん”、食べるわけではないが見つけると嬉しかったものだ。

  

 今年は桜の開花が始まってからも暖かい日が続き、開き始めてから満開、そして散るまではとても早かったように思う桜、今朝からの雨でソメイヨシノは散り果ててしまうだろう。桜で残るはこのような八重桜だけになりそうだ。玄関先の枝垂れ八重桜、最後の楽しみを与えてくれる。

  

 先週日曜日”大阪杯”から始まった春のGⅠシリーズ、今週は牝馬三冠の1つ目のレース桜花賞がある。牝馬三冠はこの桜花賞に続いて6月にはオークス(優駿牝馬)、そして秋の秋華賞と続く。三冠を狙うためには先ず、この桜花賞を勝たなければいけないので各陣営とも力が入るのではないかと思う。阪神競馬場開催だが例年なら今の時期はまだ競馬場周囲の桜が十分咲いている。今年は葉桜の中でのレースとなりそうだ。が、競馬ファンにとってはそんなことはお構いなし、ひたすら贔屓馬あるいは購入馬券の馬に声援を送る。贔屓と言えば先週の大阪杯、武豊氏が勝利した。54歳と何日か最高年齢でのGⅠ制覇記録の達成となったようだ。2着が大本命馬だったので馬連の馬券配当は少なかった。が、それでも応援していた馬あるいは騎手が勝つのは嬉しい。今週の桜花賞、武豊氏も有力馬に騎乗する。桜は散った後かも知れないが、馬券は散らすことなくいきたいものだ。