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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

七十二候 春分次候 桜始開(さくらはじめてひらく)団扇の木(ウチワノキ) 山茱萸(サンシュユ) 彼岸桜など

2022年03月25日 | 景色

 マンサク・ロウバイそして梅と続いた春の木々の花。春分の日を過ぎ”春爛漫”の季節が近づいた。青空に枝垂れ梅のピンクが、小梅は白い花が輝いている。

  

 ポツポツと咲いていたリュウキンカも広がりを見せ、近くでクロッカスがポツッと一つ咲いている。

  

 雪割草はこれ以上は無理、と言いたげに競り合いながら花を咲かせる。

  

 こちらはウチワノキだ。名前の由来は実の付き方が団扇に似ていると言うことらしいが・・・。ウチワノキの向こうにはクリスマスローズが広がっている。

  

 こちらはベランダからの景観だ。一番奥に山茱萸、手前に椿とユキヤナギが並ぶ。山茱萸の奥には他家の木だがプラムのようで間もなく白い花を付ける。椿以外はまだ咲き切っていないがプラムの加えての光景は美しい。そして、雨の日の山茱萸だ。

  

 山茱萸はこんな花。まだ蕾が多い。

  

 そして、桜だ。岐阜市のソメイヨシノの開花宣言があったのが21日。ここらはチラホラと言うところだろうか。今年は殆ど同じ時期の開花となった河津桜・彼岸桜・寒緋桜が先陣を切って咲き始めている。これは隣家にある桜、河津さくらと聞いている。

  

 そして近くの小学校にある寒緋桜。今はない表現だが”咲き初め”と言うところだろうか。

  

 そして熊野神社にある彼岸桜だ。こちらは5分咲きだ。

  

 明日3月26日(旧2月24日)は七十二候 春分次候 桜始開だ。今年はソメイヨシノ以外の寒緋桜・彼岸桜などの開花が遅く、ほぼほぼソメイヨシノと同時期となった。また梅の開花が例年に比べ2週間程度遅く、桜と梅の競演と言う珍しい年になった。我が里では7,8年ぶりの出来事だ。桜が咲く頃になると私はいつもこの歌が思い浮かぶ。♫”春がきたかよ 街にも山にもサ 桜咲いた咲いた ステテコシャンシャン どんぶりばちア 浮いた浮いた ステテコシャンシャン・・・”。調べて見ると昔からある唄のようだが、松の木小唄が大ヒットした二宮ゆき子さんが2007年にレコーディングしていた。 このご時世、ビール片手に口ずさみながら桜の下を歩きたいと思ってしまう・・・(でも、今は飲めへんなー)。


3月15日(旧2月13日)啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる) ヒヨドリの行水 雪割草

2022年03月14日 | 景色

 水温む春、と言うところだろうか。手水鉢の水が波立っている、ヒヨドリだ。鳥は冬であろうが羽に付く虫などを払うため行水をする。でも寒空の水しぶきは頂けないが春先、暖かくなったころの水浴びには見惚れる。

  

 春を告げると言われる福寿草、暖かくなった今が一番、花数が多いように感じる。

  

 椿も今が旬、葉陰に・青空の下で沢山の木が花を付けている。

  

 玄関先の花瓶にも椿が来ている。

  

 そして春告草の1つ、雪割草が咲き始めた。毎年、花数が増えている。他の場所にも移植したい気もするが根が深く、容易ではない。当面、ここで蔓延ってもらおうと思っている。

  

明日15日は啓蟄末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)だ。菜虫とはアオムシのことでモンシロチョウ・モンキチョウなどに生る。まだ、蝶は飛んでいないがこの暖かさが続けば間もなくだろう。蝶は面白い性質があり、幼虫の頃に食べるものが決まっている種がある。菜虫(青虫)は主としてキャベツ・菜花などアブラナ科の植物を好む。我が家で育つようになったジャコウアゲハは堅物でウマノスズクサと言うあまり知られていない植物しか食べない。蝶の幼虫が全て決まった植物しか食べないわけではない。アゲハ蝶でもキアゲハは柑橘類の葉などに卵を産み付ける。蝶の幼虫は種類により好むものが違うようだ。私も子供の頃は好き嫌いが多かった。春菊・パセリ・ミツバ・人参等々、匂いのきつい野菜は食べられなかった。最も困ったのは巻きずし。色合いが綺麗とかで赤い人参・緑の植物として春菊・ミツバなど苦手なものが多く使われていた。どうするか、先ずは巻きずしの端の方で出来るだけ苦手なものが入っていないものを探す。次の手段は箸を使って苦手な野菜を押し出す。困ったのは突き出して取った野菜を隠すとところだ。その場しのぎで障子の穴の向こう側に落とし、その場を凌いだ。当然、直ぐに犯行はバレる。”何ちゅう、奴や”と叱られ、そして笑われた。


3月5日(旧2月3日)二十四節気 啓蟄 七十二候 初候 蟄虫啓戸(すごもりむし とを ひらく) 福寿草 リュウキンカ

2022年03月04日 | 景色

 明日は3月5日 二十四節気の啓蟄である。土の中で冬ごもりしていた色々な虫や生き物たちが穴を啓(ひら)いて這い出して来る頃の意味だ。その明日、旧暦では2月3日、本格的な春の訪れと言えるかも知れない。冬場はかなり、南に寄っていた日の出がかなり北方に移ってきた。左側に見える山は稲葉山、チョコンと突き出して見えるのが岐阜城だ。

  

 サザンカが終わり、早いものでは昨秋10月頃から咲き始めた椿、これからが本番だ。木へんに春、正に春の花だ。四季それどれに木へんの漢字がある。榎(エノキ)、楸(ヒサギ)、柊(ヒイラギ)、それぞれ代表する木になっているか。

  

 雪の下でも蕾を膨らませていたか、福寿草が咲き始めた。春先の花のイメージのある福寿草だが元旦草・朔日草(ついたちそう)の別名があり、新春を祝うおめでたい花で、正月に飾る風習が江戸時代の初めからあったようだ。負けじとリュウキンカももう咲いていた。

  

 雪が多かったためか今年は梅の開花がとても遅い。我が家で最初に咲く小梅が、やっと蕾の中に花弁が見えだしたところだ。今年は久しぶりに梅と桜の競演が見えるかもしれない、ワクワク。

  

 寒い日が多かった今年、薪ストーブ用の薪の消化が早く、もう棚の奥まった所を使用している。その薪、気を付けないとジャコウアゲハのサナギが付いている。2個、ついている木は直ぐに発見できたが大きな薪に1個の物は薪ストーブに入れるところで気が付いた。潰されもせず、よく生きていてくれたものだ。後1ヶ月ぐらいだろう、大事に育てよう。

  

立春から始まった二十四節気も立春→雨水→啓蟄と早3つ目だ。そして七十二候は啓蟄 初侯 蟄虫啓戸(すごもりむし とを ひらく)だ。この初侯、二十四節気 啓蟄とほぼ同じ意味だ。こんなこともあるのだ、と初めて知った。39度越えの高熱から10日余り、やっと通常の身体に戻ってきた感じだ。この間、コーヒーを全く飲んでいないことに気付いた。啓蟄に因んでわたしもそろそろと用意にかかる。”今日も元気だ、タバコが美味い”、旧専売公社が作ったキャッチコピーだが、私もたばこの味で健康度を計っていた時代がある。それから、コーヒーに移った。”おっ、それなりに味わえる”、やっと私も10日間余りの巣ごもりから這い出せそうだ。


3月1日(旧1月29日)七十二候 雨水末候 草木萠動(そうもく めばえ いずる)

2022年02月28日 | 景色

 先週末から急に春めいた。気温13度、日陰にはまだ雪が残るが木々の芽吹きが何となく見えるような気がする気候だ。”かすみはじめてたなびく”頃、正にそれだ。”水カガミ 静かに映す 霞む春”(恥ずかしながら中学2年生ごろの初俳句、こうだったような?)。

  

 咲き掛けていたロウバイ(蠟梅)、1週間以上の雪でまた蕾を固く閉じたような感じだったが一気に開花を再開した。 

  

 ネコヤナギも更に芽吹いた。こちらはまだ半分ぐらいの開花と言うところだろうか。ネコヤナギのフワフワした芽はついつい触ってみたくなる。暫く楽しめそうだ。

  

”先んず咲く”と言われるマンサクも満開になった。何度見ても面白い花弁だ。

    

明日3月1日は雨水末候 草木萠動(そうもく めばえ いずる)だ。今回は読んで字の如しで意味がよくわかる。柔らかい日差しになり淡い緑に色づく新芽が見え始める。新しい命が芽生える時の意味だ。今日は本当に春を感じる。で、私事の話だが前回、PCR検査で陰性だった話を書いた。これで終わりではなかった。”急激に上がった39度を超える熱の原因は風邪だったの?”と思っていたら明くる日の再診察で”肺炎です。しかもかなり悪いレベルの”と言われ、ガ~ンと頭を打たれたような気分に。血液検査の項目にCRP値と言うのがあり正常値は0.3とか。4を超えると安静、10を超えると入院と言う目安があるようだがそれが12.4!肺炎慣れ(?)した私でも流石にビックリ。水・木曜日と祭日・定休日で病院が2日間お休み。先生は代わりの病院まで探そうとしてくれたようだがもう夕方、そのまま自宅で安静に、となった。1週間を経過し、かなり回復した。それにしても最初はPCR検査→2回目はCRP値で苦しんだ。次の変化RPC値ってないだろなー。・・・念のためと調べるとあるようです。”知りたくない”、で止めました。


2月24日(旧1月24日)雨水次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

2022年02月23日 | 景色

 昨日は雪で始まり今日も雪景色の朝である。それでも白い木々が日の出とともに映し出される光景は美しい。

  

 一昨日は雪も少なく、一瞬だが虹が見えた。冬の虹は珍しい。そして今朝、ヒヨドリが来て”エサはまだ~”と言う顔で私を睨んだ。

  

蜜柑を与えるとヒヨドリは直ぐに舞い戻り食べ始めた。が、1羽。ヒヨドリはつがい以外は行動をともにしないようだ。スズメは昨夜の強風でこぼれたエサを食べている。

  

今週は毎日のように雪が降り・積もり、庭に出られる日がなかった。明日は七十二候 雨水次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)だ。霞がたなびきはじめる???、と思い調べて見た。先ず霞は春の季語、これに対して秋は霧だ。雨水や雪解け水によって湿った大地に日が差すことによって水蒸気が起こり”霞が棚引く”ようだ。もう一つ、霞は気象用語にはなく靄(もや)となる。このところ、頭痛などがあり体調がイマイチだったが今週月曜日、起床時は36度2分だった体温が1時間後に38.7度に上がった。直ぐに手元にあった解熱剤カロナールを服用し寝ていたら午後には37度まで下がった。時期が時期だけに、”これは?”と心配し、かかった病院でPCR検査を受けた。翌朝、先生から“陰性”の連絡をいただいた。私には神の声に聞こえた。