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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

2月19日(旧1月19日)二十四節気 雨水(うすい)七十二候 雨水初侯 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 胡蝶蘭

2022年02月18日 | 景色

 ホンマにホンマによく降る雪。先週末の大雪がやっと解け消えるかと思っていたら昨朝からまたまた・・・雪。明け方はまだ2,3㎝だったがお昼前には10cmを今朝は15cmを超えた。立春を過ぎ、もう明日は雨水だと言うに。青空の下、白銀の世界は美しい。

  

 我が家の欅も雪化粧だ。岐阜の町は霞の下だ。

  

 ベランダからヒヨドリの餌を片付けたところへの雪。ヒヨドリは雪の中からシークワーサーの皮が入った袋を漁っていた。ハイハイ、ベランダに用意しますからしばらくお待ちを。

  

 八重の山茶花の花、すっかり小さい花になった。春と共に役目を終え消えゆく花だ。その隣では椿が咲き始めている。

  

 過日、紹介した場所とは違う八屋柿の根元に出てきたフキノトウだ。こちらのフキノトウは直径が大きい。もう花の蕾が見える。1月20日大寒初侯 款冬華(ふきのはな、さく)から遅れることひと月、やっと咲き始めそうだ。

  

お風呂の入るときの楽しみの一つの胡蝶蘭が一輪咲いた。”胡蝶蘭の花は暖かい場所で育てれば咲く”と教えていただき、昨年から風呂場の窓際に5鉢並べている。その中の一つに一輪の花が見え始めた。蘭は総じて長い間、花を見せてくれるのが嬉しい。全部咲き揃うには更にひと月ほどかかりそうだ。

  

明日19日は”雨水(うすい)で七十二候は雨水初侯 土脉潤起(つちのしょう うるおいおこる)だ。読んでもほとんど意味がわからない。冷たい雨が温かい春の雨に変わり、大地が潤い始める頃の意味のようだ。確かに今まで土が凍てつく日が多かったが歩く足裏に柔らかさを感じられる日が増えた気がする。土から直接の芽吹きとしてはまだフキノトウぐらいしか見ないが木々はロウバイ・マンサクに花が咲き、梅も多くの木で蕾が膨らんできた。と喜びたいところだが今年は何様、雪が多くまだ四寒二温ぐらいにしか思えない。そのことも影響するか今年は何時までも体調が悪い。三寒四温を感じられるようになり体調も二悪四良ぐらいに早くなって欲しいと思うのだが。


 2月14日(旧1月14日)立春末候 魚上氷(うお こおりをいずる)梅の開花

2022年02月13日 | 景色

 土曜日に30cmの積雪そして追い打ちをかけるような日曜日の30cmの積雪から1週間。道路上の積雪はなくなったものの田畑の雪は流石にまだ融けない。稲刈りの後、放置された田んぼの雪の向こう、日の出だ。1週間ぶりの散歩時の熊野神社、参道だけは確保されていた。

  

 ベランダにはキジバトまでがお出ましだ。稗に混じるかぼちゃの種を食べているようだ。

  

 ヒヨドリは蜜柑を突き、スズメは好物の稗を食べる。キジバト・ヒヨドリは人が近づいても逃げないがスズメは警戒心が強いか直ぐに飛び立つ。では、と桂の木にエサ台を設けたら安心して食べていた。

  

 我が里で毎年、最も早く咲くのではないかと思っている梅の木に花が見え始めた。雪に気を取られていて気付かなかったがそんな季節なのだ。

  

 冬場は殆ど動かない池の金魚、大雪が融けてやっと動き始めたように思える。では、と餌を与えると食べている、春の温かさを感じているのかもしれない。隣のめだかはまだ氷の下ですくんで動かない。

  

明日14日はバレンタインデーだ。現役時代は心が少し、ざわついた日だ。その14日は七十二候 立春末候 魚上氷(うお こおりをいずる)だ。温かさを感じ始めた川の魚が、割れた氷を飛び出すような時期の意味のようだ。昔々の話だ。小学生の頃に友達と”冬に魚は釣れへんのやろか”と疑問を持ち、寒い中でミミズを探し谷川に釣りに行ったことを思い出す。魚の姿は見えたが餌のミミズには見向きもしなかった。ミミズを探すとき、掘っていた鍬がおでこに当たりこぶが出来ていたのだが・・・帰った時に親父にそれを見られ、事情を説明した。”川魚は冬は何も食べないもの”と教えられた。冬に釣りに行ったこと、そしておでこのたんこぶと二重に笑われた。痛さを慰めるとか、冒険心を褒めるとかないんかい!・・・今なら言えるのだが。


2月3日 節分 2月4日(旧1月4日)立春 初侯 東風解凍(はるかぜ こおりをとく)ロウバイ 椿

2022年02月03日 | 景色

 2月3日、今日は節分だ。小寒の日で寒入りし、そして明日立春で寒明けとなる。30日間の寒中・寒の内が今日で終わる。冷え込んだ昨朝、1週間ぶりに積雪した。と言っても2,3cm。今日もスズメが梅の木でたむろしている、寒そうだ。

  

 明け方になるに連れて冷え込んだかモミジの木に氷の花が出来ていた。雨だれが垂れる前に凍ったのだろう。美しい光景だった。

  

 日の出の後、太陽が厚い雲の中に入って行く。日の出前の光景だ。先日、東の空に月と金星が対で見えた。冬場、今の時期の楽しみの一つだ。

  

 スズメは団体で移動するが、ヒヨドリは2,3羽で飛んでいる。私にはカップルの相手を探しているように映る。多分、これは雄。ここで一服してから、またメスの争奪戦に参加する。ヒヨドリも鳴き方からすると焦っているように聞こえる。”春は近いのにまだ相手が決まらない・・・”

  

 春先の花、ロウバイ(蠟梅)がやっと咲き始めた、そして椿も新しい種が。3月初めぐらいまで色々な花がボチボチと咲き、梅が開花する頃に草花は第一期の爛漫期を迎える。

  

今日が節分で明日は立春。旧暦では一年は立春から始まる。”節分”とは季節を分ける日の意味で春は一年の始まり、冬と春を分ける日として特に大切にされ、”節分”と呼ぶようになったようだ。さて、明日は立春。暦の上では春の到来となる。また旧暦では1年の基準日となる。茶摘みの八十八夜、二百十日などは立春から数えられる。また、”春一番”も立春以降、最初に強い南風が吹く日を言う。七十二候は東風解氷(はるかぜ こおりをとく)。東からの温かい風が吹き始め、氷を溶かし始めるころの意味だ。この東風、ここでは”はるかぜ”と読むが、”こち”と読めば春の季語、”あいのかぜ”と読ませると夏の季語のようだ。書いていて気になることが一つ。私のPC、”かぜ”を変換すると”風邪”になる。如何に”風邪”と言う言葉を使っているかだが・・・少々賢過ぎるのが気になる・・・。


1月25日(旧12月23日) 大寒次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)

2022年01月25日 | 景色

 今冬はホントによく雪が降る。もう何度目の積雪かわからないぐらいだが・・・7度目だ。桂の木に作った餌台、今年非常に周りに多い雀のために作ったのだがヒヨドリが俺の物!”と言わんばかりに見張っている。そのヒヨドリが水を飲んでいる手水鉢も厚い氷に覆われている。

  

 寒い寒い冬、嬉しいのは毎日のようにシモバシラの茎に霜柱が出来ることだ。あまりに寒い日は氷になってしまう。牡丹雪が舞うぐらいの気温の日が一番キレイな綿菓子のような形が出来る。

  

 いつもはもう少し上った山の近くにいるトンビが今年は近くの電信柱まで来る。”ピーヒョロヒョロ”と聞こえるて来ると見上げて探す。雪のない今朝、朝の散歩時は山近くの定位置にいた。

  

 今にも咲きそうなロウバイ(蠟梅)、なかなか花弁が開かない。その横にある沈丁花、これはまだ蕾が硬い。

  

 雪がなくなり、気温も10度を超えてきた今日、シークワーサーを2籠、収穫した。シークワーサーはこの後、絞ってペットボトルで冷蔵庫に保管する。3mぐらいの木だがたくさん生り、保管に娘んちの冷蔵庫を借りている。

  

 今日は1月25日、大寒の次候 水沢腹堅(さわみず こおりつめる)だ。”水は冷たさを増し、池には厚い氷が張り詰める”頃の意味のようだ。大寒も次候に入り、1年で最も寒い時期も終わりに近くなった。今冬は寒に入る直前から寒中と冷え込んだ。毎日のように雪がチラつき、池そして前記した手水鉢にも毎日のようにびっしりと厚い氷が張る日々だった。10度を超える今日、今朝も氷は張っていたのだが日中の暖かさは春の気配を感じる。七十二候に限らず、里ではいろいろなことを教わる。”柑橘類は節分までに収穫を”もその一つだ。柑橘類は暖かくなってくると実の水分が抜けてパサパサの実になって来る。節分までにか・・・今年は無理そうだ。出来なかった理由か・・・”寒さと連日の雪のため”と日記には書いておこう。この手、小学生の頃から使っているなー。

 


1月20日 二十四節気 大寒(だいかん) 七十二候 初侯 款冬華(ふきのはな、さく) イタチ君 ビワの花 フキノトウ

2022年01月19日 | 景色

 ”寒中”、流石に寒い。それに加え今冬はよく雪が降る。5度めの積雪、今回は7~8cm積もった。大津谷の桜並木そして燐家の柿の木も雪の花を咲かせている。

  

 生ごみ再生用に作った箱が畑の端に2つ並んでいる。築10年近く、横板等が傷んできている。腐ってきた横板をイタチ君が破り、中のゴミ特に魚の骨などを漁る。寒い時期に入り、食べ物が少なくなったかイタチがしつこく狙う。横板を補強し、”これで大丈夫!”と思っていたらこの頃は地下深く穴を掘り下から入るようになった。対策として今回は地中深く、平たい板を杭代わりに打ち込んだ。”イタチ君、さあ、どうだ”。 

  

 冬季は殺風景な庭、椿が鮮やかな花を見せる。”えっ、これも”と思ったらクチナシの実が残っていた。クチナシの実は黄色の染料として使われる他、色合いを綺麗にするためにたくあん漬けの他、栗を煮る時とかに使用されるようだ。

  

 冬に咲く花、と言えばあまり知られていないだろうと思うがこれだろう、ビワの花だ。晩秋に咲き始め、冬から春先に花から実に変わって行く。地味な花だがその強さに感心する。

  

 先日、本柚子の収穫をした時にフキノトウを見つけた。もう芽を出しているのだ。子供の頃、フキは苦手でフキノトウも食べられなかった。今は春先、最初の山菜として、天ぷらで出てくるのを楽しみにしている。

  

明日1月20日は二十四節気 大寒(だいかん)。1年で最も寒い季節で、厳しい寒さが続く。が、太陽の日差しが日増しに強くなるように感じられる季節でもある。”小寒(しょうかん)”で”寒の入り”し、2月3日の節分で大寒が終わり”寒の明け”となる。”寒”、”寒中”と呼ばれる今の時期、”寒中見舞”を出すなら今である。

そして、七十二候。大寒の初侯は款冬華(ふきのはな さく)だ。芽を出したフキノトウの花が咲き始める頃の意味だ。我が家でフキノトウが出るところを回ってみた。柚子の木の下以外にも柿の木の周りにもあった。まだ花が咲くまではいかないが可愛い芽が見える。ところで、春に向かい寒さが和らいでいくこの頃の気候を”三寒四温”と言う。そうそう、私がよく引く風邪が治る過程もこれに似ていると思う。二悪一良ぐらいだろうか。2日悪い日が続くと1日良い日が来るを繰り返しながらだんだん良くなる。この回復過程、歳でなかなか治らないだけなんだろな・・・。