「全員でできる / スクールバンドのためのウォームアップ&デイリートレーニング」①~⑥巻それぞれについての詳しい解説です。ミュージック・ベルズ様の出版ページと併せてご覧ください。
こちらは第⑤巻の「スケールとアルペジオ」についてです。
木管、金管、コントラバスは初級~中級の楽譜でよく使われる7つの長調(④「半音階」と同じ音域)による1オクターブ(楽器と調により2オクターブ)のスケールと分散和音の練習です。
打楽器(スネアドラム:練習台)は「5つ打ち」と「9つ打ち」の練習です。
◆フルスコア(2ページ目 Es-Dur)
アルペジオの部分は最初は省略してかまいません。
上下2オクターブになっているところはまず低い方から練習するとよいでしょう。
◆打楽器(スネアドラム:練習台) パート譜
管楽器の5つ打ちと9つ打ちの練習です。まず上の段の手順で練習し、次に下段のように16分音符の部分を2つ打ちにします。
管楽器のアーティキュレーションとも合わせられるようになっています。(詳しくはパート譜の説明を参照)
◆ティンパニ パート譜
管楽器のアーティキュレーションに合わせて、よく使われるリズムの練習です。
④「半音階」と同じように
・毎日ひとつを取り上げてテンポやアーティキュレーションを変えて練習する。
・毎日全部(できる数)を同じアーティキュレーションで練習する。
・練習中の曲と同じアーキュレーションやリズムで練習する。
・④「半音階」の同じ音域の調と組み合わせて練習する。
など使い方はいろいろあります。
上達してきたらこれ以外の5つの長調、短調も練習するとよいでしょう。